鳥取・光澤寺で「宿坊で語り合うガン患者の集い」が行われます。
鳥取の宿坊・光澤寺さんにて、
一泊二日で「宿坊で語らうがん患者の集い」が行われます。
これはがんサバイバー及び治療中の方が集まり、
身近な人などに打ち明けられない悩みなどを話し合う会で、
浄土真宗本願寺派僧侶であり、ガン患者グループゆずりは代表。
薬剤師としての資格を持ち、自身も平成19年に胃ガン手術を受けた
宮本直治さんがコーディネーターを務められます。
ご興味のある方はぜひ参加を検討されてみてはいかがでしょうか?
語らいの時間は二時間くらいの時間を二回、
そして最後に一時間程度設けられるとのこと。
また、夜は夕食兼懇親会。
その合間で希望される方は仏教のいろんな体験行うことも可能です。
今回の会場となった光澤寺住職の宗元英敏さんからメッセージを
お聞きしてきましたので、紹介させて頂きます。
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宿坊に来られた方との出会いがあって、今回の企画がスタートしました。
その方は宮本直治さんといい、
大阪にある北野病院で薬剤師をしておられます。
自らががん患者であり、
がんの告知を受けたとき僧侶になろうと思われたそうです。
そして人生の残りの時間を考えるようになったと仰られていました。
宿坊でご自分の思いを語られ、
「がん患者の方がご自分の思いをゆっくりと語れる場所を探している」と、
「それにはこの宿坊がいい」とも。
誰にも遠慮せずに自分の思いを語れる場所、
それも時間を気にせず泊れる場所があれば
もっとゆっくり語り合うことができるのではないか。
お寺という安らぎの空間で自然に囲まれた環境というのもいい。
そんな話から「宿坊で語らうがん患者の集い」を
開催することとなったのです。
お寺そして宿坊の新しいカタチの一つだと私は感じました、
いのちに寄り添いともに生きる、お寺ってそんな場所ではなかったのか。
もちろん宗派や宗教は問いませんし勧誘もしない、
ただゆっくりと同じ悩みを持たれた方々が集う空間をご用意する、
コーディネーターもサポーターも同じがん患者の方々です。
医療の支援も鳥取の「野の花診療所」の
徳永先生が快く引き受けてくださいました。
宿坊でありお寺ですから、仏様の元でお勤めや写経・瞑想・絵手紙など
参加者のご希望に応じた体験をしていただくこともできます。
これからも宿坊光澤寺がみんなの心の依り所となることを願っています、
そしてこの会がこれからもずっと続いて行きますように。
光澤寺住職 宗元英敏 拝
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宿坊で語り合うガン患者の集い in 光澤寺
日時:平成25年 10月13日(日)14時集合、14日(月・祝)正午解散
場所:宿坊光澤寺(鳥取県八頭郡八頭町南398)・・JR郡家駅より送迎
参加費 :9800円(一泊二食付)
募集人数:12名
参加資格:がんサバイバー及び治療中の方で、御一人での参加が可能な方。
鳥取・野の花診療所と連携を取り、緊急時の体制をとっております。
各自保険証と、現在治療中の方は病状把握のために
受診医療機関の紹介状をお持ち下さい。
お問い合わせは光澤寺(0858-84-1650)まで。
光澤寺Webサイトもご参照ください。