木喰仏の聖地・新潟県にスポットを当てた『木喰仏を巡る旅』
木喰仏を巡る旅 大久保憲次 監修 /高橋実 著 Amazon で購入 |
微笑仏とも呼ばれる親しみやすい笑顔の仏様。
江戸時代後期の遊行僧・木喰上人が彫った仏像は、
「木喰仏」と呼ばれて今も多くの人を魅了しています。
そんな木喰仏の聖地とも言える新潟県の木喰仏にスポットを当て、
紹介しているのが本書です。
全国に今も残る木喰仏は、六百二十体。
そのうち二百六十体が越後・佐渡にあります。
それらを美麗な写真と共に解説し、拝観情報なども掲載されています。
途中には木喰さんが詠んだ歌や、線香の明かりで仏像を彫ったという伝説など、
木喰さんの人物像に迫るエピソードも紹介。
私も新潟で木食仏を巡る旅に出かけたことがありますが、
一体一体が本当に穏やかで、見ているだけで優しい気持ちになれました。
微笑仏と表現されることが良くありますが、
私には満面の笑顔に見えた仏様もたくさん出会っています。
高い人気の割に木喰さんをここまで詳しく紹介した本は珍しいので、
木喰仏ファンには貴重な一冊。
ぜひ本書を読んでみて、木喰ワールドにふれてみませんか?
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