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500円で語り合えるオンライン飲み会『忘月会』で考えた7つの感想

これまでほーりーが遠出した時、誰か一緒に会いませんか? と、声かけて集まった飲み会を何度か開催してきました。

京都、熊本、盛岡、長野で、ほーりーナイトを開催しました!

去年行ったのは盛岡、長野、名古屋、和歌山、京都、熊本です。こうしたいろんな地域の方とお話しするのは楽しいし勉強になるのですが、もうちょっと気軽に会えないかなとも思っていました。

そんなわけで先日、Web会議サービスを利用して、インターネットを通した飲み会を開催! 参加者は愛知県のお坊さん、別の愛知県のお寺の奥さん、京都の法衣店の方、そして千葉県にいるほーりーです。

忘月会で乾杯!

まずはみんなで好きなお酒やおつまみを持ちよって(ノンアルコールの人もいます)、パソコンの画面を通して乾杯です。3人ともほーりーの知り合いですが、お三方はそれぞれ面識なし。ですがお寺界隈の人ということで、あっという間に打ち解けました。

そしてみんなで語り合い、これがなかなか面白かったので考えたことをまとめてみます。お寺や神社界隈でオンライン飲み会が広がれば、もっといろんな人と会いやすくなるので、興味あれば真似しちゃってくださいませ。

オンライン飲み会で使ったウェブサービス

今回利用したサービスは、whereby(旧Appear.in)です。特徴は

○料金無料
○ホスト(ほーりー)以外はアカウント不要
○4人まで同時接続可能
○時間制限なし

というものです。

同じ時間に同じURLにアクセスすると、それだけで会話ができちゃう優れものです。スカイプとかだと相手にアカウント取得を促すところから始めるため、使ったことがない人にはハードルが高いんですよね。

wherebyもパソコン環境によってはカメラやマイクの連動が上手くいかずに使えないこともありますが、あまり古い機種でなければワンクリックで通話が始められるのはお手軽便利です。

オンライン飲み会『忘月会』を行って考えた7つの感想

そして今回行ってみた感想ですが、以下の7つです。

思いっきり語り合える

こうした画面越しのコミュニケーションに違和感を覚える方もいるでしょうが、やってみた感想としては深い会話が十分にできるということでした。

今回はお坊さん、お寺の奥さん、お寺関連のお仕事、寺社旅研究家という四者四様なメンバーです。そこでそれぞれの活動や悩み、問題、さらにはお寺の経済的な話まで、かなり突っ込んだ話題が出ていました。

あえて言えば(ほーりーも含めて)不慣れな形式のためか、対面の飲み会よりも気軽な冗談や砕けた話が生まれにくく、ちょっと固い(真面目な)会話に終始しましたが、それはそれで実のある場にはなったと感じます。

女性が参加しやすそう

今回はお寺の奥さんが一人参加されましたが、この形式は女性も参加しやすいように感じます。

外に出る飲み会って、どうしても男性が多くなりがちです。特に小さなお子さんがいる女性は、なかなか出づらい人が多くなります。

それがこの形式だと、家(寺)を出る必要がないですし、何かあれば途中で抜けることも可能です。本当は女性ばかり家に押し込める時代ではなくなってきているのでしょうが、なかなか現実は追いついていませんし、まずはその一歩手前として参加のハードルが低くなるスタイルを作るのは有効です。

ほーりーとしても、女性の意見を聞ける場面は貴重ですしね。

もっと気軽に飲めるスタイルにできないか?

今回は事前に「6/29にネット上で一緒に飲める人募集」と声をかけ、手を挙げた方で開催しました。しかし当日の思い付きで、もっとぶらっと飲めたら楽だなとも考えています。究極的には「今から飲める方、一緒に飲みましょう」みたいな感じで。

ただまあ、こうしたオンライン飲み会は一般的ではないですし、もうちょっと認知度上がらないと難しい気もします。

そんなわけでこれも継続は力なり。ちょこちょこと続けていく予定です。

5人目が現れた時に、断るのが申し訳ない

wherebyは(有料会員にならなければ)4人まで同時接続可能です。今回は4人集まってしまったのでそれ以上はすみませんになってしまいましたが、この人数制限はネックです。

まあ、画面を通した会話の特性上、たくさん増えてもわけが分からなくなってしまいます。なので4人くらいがちょうど良いのですが、参加したい人がそれ以上いた時にお断りしなきゃならないのが忍びないんですよね。その辺がお店での飲み会とは違うところです。

また似たようなサービスとしてはZOOMもあります。こちらは同時接続人数が多い(50人まで)ものの時間制限(40分)があるのが難点です。

どっちかで有料会員になれば接続人数と時間制限の両方をクリアできますが、そこまでがっつり使うわけでもないですし。ひとまずwhereby中心に使っていこうと思いますが、どなたかもっといいサービスを知っていたら、ぜひ教えて下さいませ。

お酒やおつまみの交換ができないのが、ちょいとさびしい

お花見とかバーベキューの時など、持ち寄り型飲み会での楽しみの一つは、お酒やおつまみを交換しながら飲むことです。

しかしオンライン飲み会はこだわりのお酒を持ってきても相手に勧められませんし、画面の向こうに珍しいお菓子とかあってもわけてもらうことができません。

どうでもいいことかもしれませんが、これがちょっともどかしいところです。

お金と時間のコストパフォーマンスが高い!

オンライン飲み会坊月会のお酒

個人的には悪法だと思っている消費税の軽減税率(税率が10%に上がっても、一部の生活必需品は8%に据え置き)ですが、私の力で何とかできる問題ではないのでおいといて。

家飲みはおつまみ分は軽減税率の対象になるので、お店で呑むよりお得かもしれません。お酒は軽減税率の適用外なので微々たるものではありますが。

でも、今回のオンライン飲み会。ほーりーは家にあった焼酎・梅酒&夕食の残りの胡麻和えゴボウだけなので、実質的には500円もかかっていません。交通費も不要ですし、お財布への優しさは圧倒的です。

あと、飲み会始める5秒前まで、お仕事ができるタイムパフォーマンスも侮れません。

ほーりー妻からのプレッシャー緩和になる

普段、一人でお酒を飲まないほーりーは、もらいもののお酒が台所や冷蔵庫の一画を占めています。そしてうちの妻から、このお酒を何とかしろというプレッシャーが時々かかります。お寺と違ってほーりーの家は、そんなに広くはないですし。

なのでせっかく頂いたお酒をありがたく活用しつつ、家のスペースを広げるためにもオンライン飲み会は有効です。

ということで、、、

対面で話す良さはたくさんあるので、オンライン飲み会が万能なわけではないですが、コミュニケーション手段のオプションとして、こうした飲み会を作っていくのも面白いと考えています。

タイトルとして名付けた『忘月会』も、できるだけライトに集まって飲みたいという想いを込めたものですし。なのでしばらく毎月末に、繰り返し行っていく予定です。先日、新たに作った名刺の裏にも書いちゃいました。

ほーりーの名刺裏

ちなみにこのオンライン飲み会を作ったきっかけのひとつに、とある宗派のお坊さん会議に参加させて頂いたことがあります。地方のお坊さんが飛行機で東京に集まって定期的に会議をされていたのですが、「これは毎回じゃなくてもオンライン会議でいいんじゃないの」と話題にしたので、ネットでどの程度話せるか感覚値を養っておこうと思ったことも理由にあります。

生活にいろんな実験を取り入れることは人生を豊かにするとも考えていますし、旅人のくせに引きこもりでさびしがり屋なほーりーの相手をしても良いよという方いましたら、ぜひよろしくお願いいたします。

ご連絡頂ければ、Web会議サービスの使い方などもお伝えいたしま~す。

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