宿坊研究会と2005年
2005年も残すところ、あと1日。
あなたにとってこの1年はどんな年でしたでしょうか?
充実していたと胸を張って言えたならば、それは素晴らしいことですね。
宿坊研究会にとってこの1年は、新しい一歩を歩み始めた変革の年でした。
大きな出来事としては次の3つがあります。
まず1月17日から始まった宿坊散策会メーリングリスト。
開始から多くの方にご参加いただき、
1年足らずで200人を越える参加者が集まってしまいました。
これだけでも驚きでしたが、もっと驚きなのは散策会(オフ会)のペースです。
こちらは現在までで30回を数え、平均すると月2~3回は行われていたことになります。
この間、オンオフ問わず、とても多くの方とお話をする機会がありました。
人と会うことは強烈な刺激になりますね。
散策会は仲間との交流の場として純粋に楽しいものでしたが、
それだけでなく人と接することで興味の幅も知識の質も、格段に高まったように思います。
次に5月から6月にかけては、
宿坊研究会始まって以来の大規模なレイアウト変更を実施しました。
レイアウト変更フェーズ2と名付けていたこのプロジェクト。
(ちなみにフェーズ1は一昨年のドメイン取得&お引っ越し)
今まで地域ごとに1つのページにまとめていた情報を、
一つのお寺ごとに1ページへと変更したことで、
情報の検索性とメンテナンスの効率性が大きく向上しています。
500ページを越えるHTMLを書き上げるという気の遠くなるような
(ゴールデンウィークがまるまるつぶれた)作業でしたが、
訪問された方の評判も上々で私にとっても作りやすさが増し、
それ以上の効果があった変更でした。
そして3つ目は日々の更新を積み重ね、
去年の今時点よりもさらに情報量&質が強化されたことです。
今年泊まった宿坊は8軒と例年より少なめでしたが、
他にも精進料理を食べに行ったり坐禅会に参加したりと、
多くの体験情報を掲載することが出来ました。
またこのような活動が公共性の高い場所で評価を頂けたことも大きかったかなと思います。
テレビ出演やYahooのサングラスマーク取得、
All About Japanのスーパーおすすめサイト2年連続受賞など、
注目度のアップは「宿坊」というある意味かなりマニアックな趣味が、
興味のすそ野を広げていることを示しています。
(純粋なアクセス数も上がってきていますし)
そして何よりこの1年は、多くの方と出会った年でもありました。
最初に述べた宿坊散策会を初めとして、宿坊や旅行会社の方、
テレビ局、ラジオ局、新聞、雑誌等の出版社の方、
お互いの本の紹介キャンペーンを行ったタビエルさん、
精進料理のプレゼントキャンペーンに本を提供いただいた伊豫田さん、村上さん、
掲示板やメールなどでお話しした方々。
他にも数え上げれば切りがないほど、多くの方とお会いすることが出来ました。
宿坊研究会はまだまだ発達途上です。
究極の目標は日本文化の良さを多くの方に発見していただくことであり、
さらに言えば私自身がそれを知ることでもあります。
そのためにはまだまだやりたい夢やアイディアが尽きることはありません。
2005年という1年を充実感で締めくくり、
2006年も最高のスタートを切っていきたいと思います。
今年1年。宿坊研究会に訪れていただき、ありがとうございました。
あなたにとって来年がより良い1年でありますよう、お祈りいたします。