レディス4仏像特集に出演しました。
このところ、とんでもなく寺社巡りに忙しい日々が続いて、
気がついたら活動記の更新が途絶えていました。
自分の振り返りも兼ねながら、また少しずつ更新していきたいと思います。
ということで、レディス4の仏像特集。
かなーり前に宿坊特集でも出演させて頂いたことがあるレディス4ですが、
今回は東京の仏像を巡る旅の講師として出演させて頂きました。
訪れたのは徳川5代将軍徳川綱吉が建立した護国寺、
ずらりと羅漢さまが並んだ五百羅漢寺、
そして三メートル近い阿弥陀如来が9体も安置された九品仏。
まさに東京の仏像巡りでは欠かせないお寺を結ぶコースです。
文京区の護国寺には三十三応現身という、
観音菩薩がこの世の人たちを救うために様々な姿に変化した仏さまが本堂に並んでいます。
しかもこの一体一体には、綱吉公の母・桂昌院の髪の毛が納められているのです。
ついでに本堂は空襲や関東大震災の被害を潜り抜け、今に残る江戸期の名建築(重要文化財)。
その柱は毎日欠かさず唱えられたお経が染み渡っていることから、
抱きつくと運が開ける開運柱としても知られています。
そんなわけで、抱きついてきてしまいました。
続いて訪れたのは、目黒の五百羅漢寺です。
こちらは松雲元慶というお坊さんが五百の羅漢様を彫ろうと
托鉢しながら浄財を集め、十数年の歳月をかけて作りあげた五百羅漢が並ぶお寺です。
ずらっと並んだ表情豊かな羅漢様たちは見ているだけでも親しみが湧きますが、
これをたった一人で彫ったというのが、胸にずどんとくるものがありますね。
とんでもない想いの強さというか、もはや執念というべき心の結晶。
手を合わさずにはいられません。
さらにこの羅漢様たちには、一人一人キャッチフレーズがそえられています。
にっこり笑った頂生尊尊者は「自分が笑えば相手も笑う」
慧作尊者は「穏やかな顔とやさしい言葉」
面白い言葉あり、はっとする戒めあり。
奥の深いお寺でした。
そして最後のお参りは、世田谷区の浄真寺。
九品仏の名前で有名なお寺です。
阿弥陀如来は人の生前の行いによって救い方が九つのランクに分けられるのですが、
こちらにはそのすべての阿弥陀如来がコンプリートされているのです。
まさに自分がどのランクに入っても、オールOK!
そんな豪華なお寺がこちらの九品仏なのでした。
境内には本堂の向かい側に、三つのお堂が並んでいますが、
その中に3体ずつの阿弥陀如来が並んで坐られています。
えーと。私はきっと、上品上生だ~!(一番、良いところ)
でもお寺のお坊さんが仰るには、人間はほとんど下品下生ではないでしょうかとのこと。
うむうむ。厳しいですね~。
とりあえず九体すべてに手を合わせてまいりました。
旅の途中には和菓子屋さんに立ち寄ったり、
お寺のお坊さん達に面白いお話をたくさん聞かせて頂けたり。
一緒にお寺巡りをしたリポーターの松波順子さんもとても気さくな方で、
道中の車の中でもこれまでの収録のこぼれ話なども楽しくお話頂いたり。
とても充実した収録でした。
ちなみに放送されたテレビ番組はこんな感じですよー。