お寺での能楽講座(お子さんや初心者向け)希望-能楽師 宮内美樹さん
お寺や神社とコラボしたい方を紹介するこのコーナー。
今回は脩瀞会(しゅうせいかい)主宰 能楽師 宮内美樹さんを紹介します。
【希望内容】
能楽講座(お子さんや初心者向け)
【希望地域】
東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
【寺社への謝礼】
お心付け程度
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宮内さんは2002年に能楽に出会い能楽師になる意志を決め、官庁を退職、住み込みの玄人修業に入られた方で、2012年に玄人として独立、以降、数々の舞台を踏まれています。
能楽の曲目は仏教に深く根ざした真理を物語るものが多く、謡や仕舞の実演を交えながら能楽初心者やお子様にも解りやすく語っていきたいとのことです。
なお「玄人」とは、師匠宅にて住み込みの修行をした後に家元よりプロとして認定され、能楽協会という団体に加入した能楽師のことです。玄人になると舞台公演や素人弟子をとって、月謝収入を得ることができます。宮内さんは2003年に修行を開始し、2012年に修行を終え玄人認定を受け、独立されました。
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お寺に用意をお願いしたいものは以下の通りです。
(1)能楽講座を行うスペース
20人程度のお客様が入ることのできるスペース。講座は基本的には能の話を聴いて頂きながら質疑応答形式で進められ、参加者が激しく動くことはありません。ただしちょっと体験してみましょうという趣旨で軽く謡ったり、仕舞(簡単で静かな動き)をすることはあります。
また講座は可能であれば、月一回程度の定期講座として開催を想定しています。
能楽講座の流れ(過去のモデルケース)は以下の通りです。
寺社との打ち合わせ・・有(使用可能会場の下見、収容可能人数の確認等)
イベントの告知方法・・自治体広報誌、ホームページ、ツイッター等(開催寺社の許可を頂ければ社務所等にチラシを掲示して頂きます)
開催1時間前:会場到着、座布団等セッティング
会場30分前:開場
講座(約2時間)
終了後:会場片付け、撤収
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以下、宮内さんからのメッセージを紹介いたします。
「謡曲」といわれる能の脚本のほとんどは仏教の影響を強く受けており、根底には仏教思想が流れています。仏教的な無常感を帯びたり憂き世観を持った曲が多く、僧や寺院が主な登場人物・場所として設定されています。
無常の娑婆世界における人間の苦しみ・おろかさ・悲しみのために成仏できない亡霊が、念仏や仏教の功徳により成仏するといった内容が多数を占めます。
講座では毎回1曲を採り上げ、仏教との関わりに言及しながら能楽全般について、お子様にも解りやすいように説明していきたいと思っております。また、お借りする寺社の縁起に縁の人物や出来事も絡めて、寺社の歴史に興味を持っていただく講座を行いたいと思います。
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宮内美樹さんのサイトはこちらです。
ご興味ある寺社の方。問い合わせなどされたい方は、 宮内美樹さん までご連絡をお願いします。
shuuseikai2003(a)yahoo.co.jp
(a)を@ に変えてメールをお送りください。
なお、内容の確認や条件などの調整は、各自のご責任にて宮内美樹さんと直接行って頂けるようにお願いいたします。
参考までに宮内さんから頂いた写真を、以下に紹介いたします。