名古屋で西国三十三所巡礼のお砂踏みイベントが行われてます
2018年は西国三十三所観音霊場の草創1300年を迎えた年です。もともと地獄に来る人が多くなりすぎて困ったえんま様が、罪の軽い人は地獄に来ないようにと、奈良・長谷寺を開基した徳道上人(とくどうしょうにん)に、観音様とご縁を結ぶための三十三個の宝印を授けられました。
そして得道上人が定めて(伝説ではいろいろ紆余曲折は経たものの)始まったのが、日本最古の巡礼所として知られる西国三十三所です。この徳道上人がえんま様に出会ったのが、養老二年(718)のこと。このため西暦2018年は、西国三十三所1300年の記念の年となります。
そこで2018年を中心に前後2年づつを加えた5年間は、一大キャンペーンが展開中。ほーりーもメディア発表会に取材に出かけたり、このブログでも何度か紹介させて頂きました。
話題性の高かったものだと、スイーツ巡礼ですかね。
それで以前にTwitterでは紹介していましたが、今回改めて関係者の方から紹介してほしいと依頼が来ました。
2.25(日)〜3.2(金)に名古屋駅で西国のお砂踏みが行われますよ。https://t.co/itzOicY10U
— ほーりー(寺社旅研究家) (@holy_traveler) 2018年1月17日
現在、すでに始まっているのですが、面白そうですしお知らせいたしまーす。
西国三十三所巡礼 in 名駅
名古屋駅のランドマーク、JPタワーにて行われるお砂踏み巡礼。このお砂踏みとは「各札所の境内のお砂を集め、その「お砂」を札所と考えて、お参りすること」です。
西国三十三所って人気は高いのですが、範囲が広くてアクセスが良いとは言えないお寺も多数含まれているので、全部回るのは大変なんですよ。ちなみに地図で表すと、こんな感じです。
関西に住んでいる方でもすぐには行けないのに、名古屋近辺の方となるとこれはもうたまらん感じです。いや、それを乗り越えた時の達成感ももちろんあるのですが。
なので、誰もが気軽に回れるわけではありません。ということで今回は名古屋にお砂が集合し、一気にお参りしてしまおうという企画が誕生しました。
関係者の方からコメントも頂いたので紹介しま~す。
「名古屋でお砂踏み!西国三十三所巡礼in名駅」は、名古屋駅JP タワーに西国札所三十三所ご本尊掛け軸と境内のお砂を一堂に集め、一日で巡礼路1,000キロを体験できる期間限定の「お砂踏み」特別企画。
草創1300年を迎え、石山寺所蔵の如意輪観音坐像の初出開帳や、華道家元池坊の御供華など西国の魅力をぎゅっと凝縮した盛り沢山の内容です。
そして、この会場には御詠歌が流れます。「御詠歌」とは、西国札所を巡礼された花山法皇が一札所ごとに和歌を詠み、その和歌に巡礼者が節をつけてお唱えしながらお参りしたのが始まりです。
西国で生まれ、詠い継がれてきた御詠歌を聴きながら、日本最古の巡礼である西国三十三所巡礼を体感できますので、この機会にぜひご参拝ください。
他にも月参り特別印を押印した満願証が頂けたり、スイーツ巡礼も登場するなど、西国の魅力をぎゅぎゅうっと堪能できる一日になりそうですよ。
ということで、、、
もしもご興味ある方いれば、ぜひお早めに足を運んでみてくださいね。以下は企画情報です。
日付 :2018.2.25(日)~3.2(金)
当日券 :¥1,800
会場 :JPタワー名古屋3階ホール(JR名古屋駅 徒歩1分)
時間 :9:00 ~ 20:00 3.2(金)のみ18:00終了