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インターネット寺院彼岸寺開設者・松本圭介さん『東大卒僧侶のお坊さん革命』





 東大卒僧侶の「お坊さん革命」―お寺は最高のエンタメ発信地 (講談社プラスアルファ新書)

 松本圭介 著

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「お坊さんは、世の中の常識に疑問を投げかけることによって、
人に「気づき」を与えるのが仕事だと思う」

本書の冒頭に書かれており、私がこの本のなかでもっとも共感した言葉です。

仏教思想やお寺での慣習は少なからず、
現代のスタンダードな規範や潮流と相反することがあります。

その一般的な「常識」とは異なるロジックに触れられる場所。
それが私がお寺に求めたいことの大きな部分でもあるため、
この言葉が響いたのかもしれません。

また、著者のやりたいこととして、このようなことも書かれています。

「人生に悩んでいる人が元気になり、
安心や生き甲斐を取り戻すような場としてのお寺を作っていきたい」

最初に本書を読んだときには、
こんなお坊さんがどんどんと増えていったらとワクワクしたものでした。

(まあ、ある意味でスーパーお坊さんすぎるので、
どんどん出てくるのは難しいかもしれませんが)

その著者の松本圭介さんですが、お寺カフェの草分けとも言える
神谷町オープンテラスやお寺の音楽会「誰そ彼」の仕掛け人
です。

インターネット寺院彼岸寺の開設者であり、
近年ではインドに留学してMBAを取得。

その知識とこれまでのお寺を開く様々な活動経験を生かして
『未来の住職塾』というお坊さんの使命と役割をマーケティング用語を用いて学ぶ、
お坊さんの塾を開いた方としても有名です。

ということで、先日松本さんと一緒に講演させて頂く機会があり、
改めて本書を読み直してみました。

本書は未来の住職塾につながる
「住職の学校」という理念についても述べられています。

本書を書かれた時点ではインターネットを利用した
オンライン教室を想定されていたようですが、
まさに『未来の住職塾』が立ち上がった時には、
松本さんの悲願が一つ形になったのだなと思いました。

また、本書を書かれた時はインド留学中の時期ですが、
未来の住職塾という一つの目標に向けて
様々なお寺での活動⇒インドへの留学⇒そして、塾の開設という、
先々を見据えながらの大胆な実行力は、
本書を何度読み返してもしびれる部分です。

「仏教は21世紀の成長産業」
本書にはそのように書かれています。

もともとこの本はお坊さんに向けて書かれたもの(と思うの)ですが、
私のようなお坊さんではない人間が読んでも示唆に富んだ内容でした。

今後のお寺のあり方に興味を持たれている方は、
一度読んでみてはいかがでしょうか?





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東大卒僧侶のお坊さん革命

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