お坊さん達の声と祈りがビンビン迫る。高野山に伝わるお経の音楽・声明公演が東京で開催されます。
声明(しょうみょう)をご存知でしょうか。「聲明」とも書きますが、これは節をつけて音楽のようにお経を歌い上げる無伴奏の仏教声楽です。
各宗派や地域ごとに様々な流派がありますが、その中でも高野山に伝わる南山進流声明を伝え、活発に活動されているSAMGHA(サンガ)さんから、東京公演のご案内がありましたので、お知らせします。
今回ご連絡頂いたのは、高野山・一乗院住職の佐伯公応さん。一乗院は宿坊ということもあり私も様々なところでお世話になっている方ですが、佐伯住職はSAMGHAの中でも中心メンバーの一人です。
そしてSAMGHAさんの公演は私も何度かお聞きしたことがありますが、いつも驚かされるのはお坊さん達の声の力です。毎日お経を唱えられることで自然と鍛えられたエネルギー。しかも普段のお寺ではお坊さんは仏様に向いているため、私たちは背中側から聞くことが多いですが、公演ではそれが真正面からぶつかってきます。
いや、本当に。すごいんですよ。文字で表せないのが残念ですが。
圧倒される声のシャワーが身体中にびりびりと響く。そしてそれは単なる音楽ではなく、祈りの言葉です。そんな公演が来年2月に東京サントリーホールにやってきます。これは見逃せない(聞き逃せない)チャンスですので、ご興味ある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
ということで、佐伯住職からメッセージも頂きましたので、紹介いたします。
平成27年2月28日、東京サントリーホールにて声明公演常楽会を開催致します。
一般の方には「涅槃会」と言った方が、わかりやすいかもしれません。常楽会はお釈迦様の入滅を偲ぶ法会で、高野山では2月14日午後11時~翌日の午前11時頃まで行われる長大な法会です。
高野山で行われる法会をコンパクトにして公演形式で行います。2月の高野山は極寒期で中々お越し頂きにくいのですが、ホールにてゆっくりとご拝聴下さいませ。
私も最後の舎利講式を独唱させて頂きます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
高野山 一乗院 住職 佐伯公応
【聲明公演 常楽会 ‐釈尊の入滅を偲ぶ‐】
日程 : 2015年2月28日(土)
時間 : 16時開場 ・ 17時開演(終演予定19時)
場所 : 東京・サントリーホール(六本木一丁目駅、溜池山王駅から徒歩)
チケット : S席6000円、A席5000円、B席4000円
全席指定、解説書付き
詳細やチケットのご購入等は、SAMGHAのサイトよりご確認ください。