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本光寺で『有給休暇取得祈願法要』を開催します!

本光寺

ほーりーが結婚式を挙げさせて頂き、寺社コンでもいろいろお世話になっている千葉県市川市の本光寺。

こちらは町の小さなお寺ですが衝撃の動画CMが大ヒットして、日本各地からお参りに来られる方が訪れています。

ちなみにこちらが、その動画です。

そしてこの本光寺では現在、『縁切り寺プロジェクト』が進められています。

もともとほーりーは、今の日本では「逃げる」「別れる」「終わらせる」「諦める」ということがネガティブに扱われすぎると考えていました。

この弊害と、やめることのメリットは以下のものです。

○やめ時を逃すと、ダメージが深くなる
○やめることを怖れるがゆえに、新しいことにも踏み出せなくなる
○やめる勇気を持つことが、新たな道を切り開く

しかし理屈で分かっていても、これはなかなか変わるものではありません。現代社会はまるで「囚人のジレンマ」のように、部分最適が全体最適を凌駕しています。

そこで空気を読み過ぎて抜けられないものや、惰性でだらだら続くものから縁を切ろうと、本光寺の尾藤宏明住職と相談して縁切り寺プロジェクトを行うことになりました。

これまでも縁を切りたい対象をランダムに決める『縁切りダーツ』や、参加者はタバコを吸わない人のみの『非喫煙者限定寺社コン』なんかも行ってきましたが。

明るい縁切りを目指す、本光寺の縁切りダーツをプロデュースしたよ

寺社コンでタバコを吸わない人限定の婚活企画を開催したよ!

今回は『有給休暇取得祈願法要』を開催します。

有給休暇取得祈願法要とは

縁切り寺プロジェクトの趣旨は上に書いた通りですが、それがどうして有休取得につながるのか。

それは現在の日本では、長時間労働や意味のない(少ない)残業、上司や同僚の顔色を伺って帰りづらい&休みづらいという感情が、なかなか捨てられないためです。

エクスペディア・ジャパンの調査によれば、日本の有休取得率、有休取得日数はともに世界最下位です。

日本の有休取得率

また、有休取得に「罪悪感がある」と答える人の割合も、ワースト一位になっています。

しかし一方で、来年(2019年)の4月から年間で5日以上の有給休暇取得を義務付けることが「働き方改革関連法案」で決定しています。

そしてこれ自体は良いことだと思うのですが、お偉い方々がトップダウンで「皆の衆、休暇をしっかり取るように」とだけ言っても、「取りたいのはやまやまだけど、現実に仕事が片付かないんじゃ!」と、反発が出そうな気もします。

(プレミアムフライデーとか、そんな論調多かったですし)

でも、根本にある「休みたいよ」「趣味をもっと楽しみたい」「家族と過ごす時間がほしい」という気持ちにふたをする必要はないはずです。

だったら利害関係のないお寺で、まずは素直に感情を表してみよう。仕事の量や仕組みの改革も重要ですが、「休みたいという気持ちは健全だ」とみんなが自己表現することも社会を変えていくには同じくらい大切です。

なので休むことへの罪悪感と縁切りすべく、縁切り寺プロジェクトは立ち上がりました。

目論見としては、職場で直接「有休を取りたい」と言うことには抵抗ある方も、「変わったお寺があるよ」と世間話に出すくらいなら、できるんじゃないかなという話題作りです。

そして周りと「それいいね」と盛り上がれば、職場の中での有休取得に対する考えも、少しは風通しがよくなるでしょうし。

さらにあわよくばメディアなどにも取材されれば、まだまだ認知度が低い有休取得の義務化についても広まっていくかもと考えています。

ついでですが世間話ですら「有休」という単語を出すことがためらわれるなら、そもそもその会社自体と縁切りした方が良いかもしれません。

有給休暇取得祈願法要の中身

本光寺の尾藤宏明住職

本光寺の尾藤住職は世界三大荒行の一つ、日蓮宗の百日大荒行を4回も成満されたお坊さんです。

この修行は真冬に100日間ぶっ続けで一日7回水行を行い、睡眠時間は毎日2~3時間しかないという過酷な行です。

修行が終わった時には体重が12キロも減ったとのことで、肉体的な負荷だけで言えばブラック企業も真っ青です。ですがそれだけに集中して働く大切さや休むことの意義も、誰より身体で感じ取っています。

そんなお坊さんがご本尊の前でお経を唱えて、人々の「有給休暇」を取りたい気持ちを仏様にお伝えくださり、社会的に休む意義をも説いていきます。

さらにこの日は有休取得に動き出せない自分と縁切りすべく、かわらけを割ってしっかりと休むことを誓います。

それと忙しすぎて休みが取れない方は、週末もぐったりしていて祈願法要なんて行く元気がない方も多そうなので、お参りに来た方で世の中全体が有休を取りやすくなるようにと祈りましょう。

ということで、以下は法要の案内です。

有給休暇取得祈願法要

開催日は「良い休暇」にちなんで1月19日。そして働きすぎで119番にならないようにという願いも込めています。

ちなみに開始時間も1時19分です。予約不要でこの時間(より、ちょっと前)までに本光寺に来て頂ければ、どなたでも参列できます。

あと、休みの日にスーツとか大変なので、来られる方はカジュアルな服で大丈夫です。

日時  :2019年1月19日(土) 午後1時19分から法要開始(12時30分開場)
会場  :本光寺(JR武蔵野線「市川大野駅」下車、徒歩3分)
参加費 :無料(かわらけ割りをされる方は500円)
対象  :有給休暇を取りたい方、有給休暇が取れない問題に関心のある方
予約  :不要

本光寺の地図はこちらです。

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本光寺の尾藤宏明住職

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