ほーりーのブログが、いつの間にか中外日報さんに火をつけていた件
宗教系新聞の老舗・中外日報さんには、様々な場面でお世話になっています。ほーりーの活動を取材して頂いたり、コラムを連載させて頂いたり。そしていろんなお寺やイベントなどで、かなり多くの社員の方ともお会いしました。あと、コロナになってからご無沙汰ですが、飲み友達もいたりとか。
そんな中で、以前こんな記事を書きました。
この内容は宗教系の情報やネットワークは、他の業界からアクセスできるものが少ないので、中外日報のようなメディアは新しいビジネスチャンスにあふれているのではというものです。
そして「寺社の行事、イベント情報(超詳細版)」「寺社とビジネスのマッチング情報」「専門的な寺社ニュースの多言語化」を行ったら面白いのではと、内部事情も知らんと好き勝手に書かせて頂きました(というか、もともとある社員の方から相談を受けた時に語ったことをまとめました)。
そうしたらこのブログ記事を読んで力になったという記者の石邊次郎さんから、僧侶と企業のマッチングを行い、その様子を収録する新しい取り組みを始めたとご連絡いただきました。
ちなみにこの方です。この事業は本気でやるから写真も名前も出して構わないと言われているので、応援も込めて紹介します。
中外日報による企業×お坊さんのマッチング記事その1
そんなわけで、まず最初に感想を教えてほしいと言われて、今年の7月にお坊さんとスキンケア用品メーカーのタイアップ記事を掲載した紙面が送られてきました。
こちらはメディアにも多数出演されている功徳院の松島龍戒住職が、フェザー安全剃刀株式会社の「サムライエッジ」と、株式会社イーコアの「LUMEN(ルーメン)」という商品を使用した時の様子を記事化したものです。
サムライエッジは3枚刃のカミソリで、替え刃は低価格ながらも肌辺りが良いことがアピールされていました。またLUMENは保湿とテカりを防止した頭皮用クリームで、潤いを保ちつつサラサラになるとのことです。
日常的に様々なカミソリを試したり、その使用感に悩んでいるお坊さんはいるでしょうし、僧侶以外でも頭をそっている方は多くいます。ほーりーもスキンヘッドまではしていませんが、日常的にバリカンで頭を自分で刈っていますし。そんな方にはとても参考になる記事でした。
また理容品メーカーもお坊さんの紹介を受けたことで、スキンヘッド用のカミソリを開発する動きが進んだようです。こうした企業とのマッチングは、お坊さんにとっての不便も解消されていくかもしれません。
中外日報による企業×お坊さんのマッチング記事その2
そして記事を読みつつ、そんなことを話していたら、また一つ今度はお誘いがありました。横浜市仏教会と大手商社による防災グッズ体験講習会を企画したので、ぜひ来ないかというお話でした。
当日はブルンブルンとお坊さんたちが発電機を実際に起動させ、使い勝手を試していました。大小さまざまな機種があり、動かすのも楽しそうです。
さらにその特徴についても細かく説明がありましたが、一昔前の機種は長い間使わずに置いておくとガソリンが詰まってしまうことがあるが、最新機種はメンテナンスが楽な構造になっており、故障の心配が少ないとのことでした。
そして「かるりねっと」というサービスでは、防災機器に限りませんがオフィス用品から照明、園芸用機械など様々なものがレンタルできます。こうした仕組みをうまく活用することでお寺の経費も削減しつつ、機材を利用することが可能です。
ほーりーも宿坊が生まれるメリットに「地域の防災拠点ができること」という話をすることがありますが、この講習会では勉強になりそうな話をたくさん聞くことができました。
そんなわけで先日、この記事も掲載紙が送られてきてブログに載せてもよいよとGOが出たので、ここまでの流れをまとめてみました。
ということで、、、
昨今は様々な新聞や紙媒体の部数削減が報じられています。中外日報さんがどうかは知りませんが、これからのお寺や神社などを考えた時、けっして楽観できる事業形態とは言えないかもしれません。
なので今回のような新しいビジネスを生み出す模索は、とても頼もしく思います。それはお坊さんにとっても企業にとっても、もちろん中外日報にもメリットがあるでしょうし、お寺にお参りする側の立場にも還元されていくでしょう。
こうした取り組みを始めたことで、中外日報さんには様々な企業からの連絡も来ているとのこと。石邊さんにはぜひ、第三弾、四弾と進めていってほしいなと思います。