clubhouseが魅力的なお坊さんと出会えるゴールデンタイム中
音声SNSのclubhouse(クラブハウス)が急激に広がっています。
こちらは文字や写真が中心のTwitterやFacebookと異なり、会話や音楽などで人とつながるソーシャル・ネットワーキング・サービスです。
使ったことがない方のために大ざっぱに説明すると、誰でも自由に出入りできるグループ電話があちこち乱立している感じです。なのでセミナー用途で用いたり、雑談を他人に公開したり、音楽配信に利用したりと、いろんなことに使われています(なお、参加者に制限をかけることもできます)。
そしてひとつ大きな特徴があるとすれば、音声が後に残らないことでしょうか。録音機能が用意されておらず、スマホなどで保存した音声も基本的に公開は禁止されています。
なのでTwitterのように「あなた、こんなこと書いたでしょ!」みたいに後で追及される心配が(あまり)ないので、肩の力を抜いて参加できます。また文字ではなく会話でのコミュニケーションなので、感情的なののしり合いにも発展しにくいでしょう。
お坊さんからよく聞く、文字として残ると一般の人より他のお坊さん(先輩とか)の目が気になるので、自分の言葉が伝えられないという問題にも対処できそうですね。
clubhouseがゴールデンタイム中
このclubhouseが日本で一気に話題になったのは、2021年1月です。そこでほーりーも早速参加してみたのですが、これが楽し過ぎてひどい時間泥棒です。
夜な夜な、お坊さんが集まるルームに入っては会話をザッピングしたり、時には声かけられて話に加わったりしています。
そして今のところ一番面白いと感じているのは、魅力的なお坊さんと会える機会がものすごく多いことです。もうちょっと言えば、現時点でclubhouseを使っているお坊さんは(ほーりー基準で)面白い方である確率が高いです。
なぜなら活動的でエネルギッシュなお坊さんは、ある意味でこうした新サービスに飛びつくミーハーが多いんですよね。
(念のため書いておくと、使ってなければ魅力のないお坊さんという話ではありません。ただclubhouseなんてけしからんという方が現れたら、その人は多分つまらない人だと思いますが)
これはfacebookが、日本に広まりだした頃に似ています。そしてフリースタイルな僧侶たちとか向源などのお坊さん団体が立ち上がったばかりの混沌とした時期にも感じたことでした。
評価の固まったものではなく、なんかよく分からないものに飛び込んでいける人は、間違いなく面白い。ほーりーはそんな風に考えています。
そしてこのclubhouseが定着するか、一時のブームで終了するかは予測の難しいところです。ただ言えることはもしも本格的に普及したら、この熱量高いお坊さんと出会えるゴールデンタイムは終わってしまうだろうなということです。
先日、とある方と「clubhouseに参加しているお坊さんって、やっぱりという人が多いよね」という話をしていました。
他のSNSやいろんなお寺イベントなど、どこに行っても会う方はいます。それはきっとよく分からないものに飛び込める人は、ある程度決まっているためなのでしょう。
ただ一方で、こんな素敵な方もいたんだという出会いも、ほーりーはclubhouseでちょいちょい経験しています。そうした活発な人だけどこれまで機会がなくて出会えなかった人とのご縁が生まれるのも、今だからこそという感じですね。
facebookだと今更友達リクエスト送りづらいなという方も、clubhouseだと気軽につながれたりしますし。
ということで、、、
緊急事態宣言が出たので、また引きこもり気味になりました。
ほーりーはたくさんの人と会うと疲れてしまうタイプなので、他人よりは引きこもりに適した性格です。それでも自粛が続くと息が詰まりますし、人と話せる時間は心がほっと和みます。
そんなわけでこのclubhouseは、今だからこそありがたいツールです。せっかくなのでこの新しい遊びを、しばらく堪能したいと思います。