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お坊さん向け電子書籍は27+1名からお申し込み。今後に期待が持ててきました。

お寺を盛り上げる7つのアクション

電子書籍『お寺を盛り上げる7つのアクション』。6月中は27名(+以前に講演を受講し、特別価格でご購入頂いた方が1名)の方からご注文がありました。大ブレイクとはいきませんが、まずまずのスタートです。

いや、ホント。3名くらいしか注文が来ず、大失敗に終わることも覚悟していましたし、最初のメールが入るまではドキドキでした。

そしてキャンペーン期間が終了したため、しばらく無風状態が続くかと思ったら、7月に入ってもご注文が続いています。音声付きとは言え、一般書籍の2倍以上はする3000円という価格。こちらに移行してからも注文が入ったことで、今後に期待が持ててきました。これからも少しずつでも注文が入るようであれば、電子書籍もメリットがありそうです。月に5冊も売れれば、月収15000円のアップになりますし。

本を出版すれば何回も増刷される人気作家さんであればまた結果もまったく違うでしょうが、基本的にはこうしたニッチな分野の小ロット販売で通用するか、この電子書籍については実験を続けていきます。ということでもしも同じようなことを検討されている方がいれば、参考になるように一か月販売してみて感じた電子書籍のメリット・デメリットをまとめてみました。

【メリット】

(1)個人で企画・製作できる機動力

電子書籍は全て自分で作ります。このため自分の制作以外に時間を取られることはありません。これは現在のスピード社会において、とてつもないメリットです。

もう5年くらい前の話になりますが、私はある出版社から本の執筆を依頼され、すべて書き上げて出したところ、担当編集者さんは「これなら大丈夫、出版できる」と評価して下さったのですが、その上の会議で没になり、結局本がお蔵入りとなったことがありました。

私に出版社を納得させるだけの実力がなかったと言えばそれまでですが、企画を作り、様々な関係者の了解を取り、そして世の中に出していくという手順は、多くの時間を取られます。上記の本の執筆をやめたのも、「書き直せば出すことができるかも」という担当編集者さんのあいまいな最後の言葉に、時間を取って書き直すくらいならもっと別にやりたいことがあるという、時間とのトレードオフに負けたことが原因でした。

(2)音声を付けたりなど、自由な形式で作れる

『出版社からの書籍化依頼を断り、電子書籍を発売することにした6つの理由』でも述べましたが、今回の電子書籍化という選択は、音声を付けたいと思ったことも理由の一つです。

もちろん書籍でもCDが付いたり、音声ブックとして販売されることはあります。ですが、コストもかかりますし、今回のような講演形式をそのまま書籍にすることは難しいでしょう。

電子書籍であれば、音声を付ける以外にもアイディア次第でいくらでも好きな形を実現できます(すでに電子「書籍」とは呼ばなくなるかもしれませんが)。それがこの形の良いところです。

(3)価格を自分で設定できる

今回の書籍はお坊さんのみに通用する、非常に狭い領域の本です。このため大量販売は見込めないため、自分で価格が付けられることは大きなメリットです。

もちろん高くすれば高くするだけ購入者は減るでしょうし、価格をどう設定するかはとても頭を悩ませる問題です。ですがこうした値付けの経験値を上げられることも、電子書籍の魅力でした。

逆に今後は数十円とか200~300円くらいの、紙の書籍よりも安い価格の電子書籍も作成したいと考えています。この時は宿坊など、もっと間口の広いテーマの本になるでしょう。またその場合は一冊一冊自分でお届けする手間がかけられなくなるため、自分での直販ではなく委託しての販売になります。

(4)100%収入になる

今回の電子書籍は全部自分で管理・販売しています。このためお支払い頂いた料金は100%私の収入になります。

これは先に紹介した「価格を自分で設定できる」という点と一緒に考えるとメリットがはっきりします。今回の電子書籍は1か月で27名+特別価格1名の方からご注文いただきました。

2000円 × 27名 + 500円 × 1名 = 54500円 です。

これは例えば紙の書籍の場合は印税10%だとすると、1000円の本の場合は1冊につき100円が収入ですので、545人の方にご購入頂いたのと同じ計算になります。

まあ、54500円(7月以降の注文の方もいますので、6万円は超えていますが)で終わってはまだ私も目標(当面は最低ラインの10万円)に達していませんので、ここからまた販促もしていきたいと思います。

(5)本を購入された方とダイレクトにつながれる

今回の電子書籍で最も強く感じているメリットです。本を購入された方は最低でも連絡先(メールアドレス)とお名前が分かります。そして購入された方も私のメールアドレスが分かっています。

どんな方が興味を持たれて本を購入頂いたかが分かるというのは、今後の私の活動プランに大きく影響します。早速電子書籍のご感想やこれからお寺でやっていく方向性をお聞かせ下さった方もいますし、コラボレーションを持ちかけるときも電子書籍を購入いただいた方と知っていればつながりやすくなります。

今回、電子書籍をご購入下さった28名の方とは、単に本を販売しただけではなく、ぜひ今後とも積極的にご一緒させて頂けたらというのが私の願いです。

ついでに言えば、全部自分で手作成した電子書籍を購入頂いた時の感謝や感動は、本屋に並んだ本をご購入いただいた時の何十倍もの大きさです。ご購入下さった方がどんな気持ちで注文ボタンを押されたかは分かりませんが、私はそのくらいの気持ちでメールを受け取っています。

【デメリット】

(1)セルフブランディングとしては効果が薄い

書籍を出して得られる一番大きな効果は、セルフブランディングできることだと考えています。つまり自分のプロフィールに「著書に○○など」と、書けることです。こうした専門家として見られることは、非常に大きな効果があります。私自身、今回の本を出版社を通して出すかどうかで一番迷ったのがこの点でした。

ただ私の場合は本を以前に出したことがありますし、電子書籍を作った経験は本の出版とは別のブランディングができる(のではないか)と考え、今回は電子書籍で実験しています。ですが通常は出版社を通して本を出版できるチャンスがあるのなら、本をすでに何十冊も出されている方でなければそちらの方が良いと思います。

(2)出版社を通さないことによる品質保証の難しさ

購入する側に立った時、ちゃんとした出版社から出ていないということは、どんなレベルの内容か判別がつかないということでもあります。極端なことを言えばすべて白紙だったとしても、出版社という他者の目がない以上、販売はできてしまうわけです(そういう意味では今回ご購入下さった方は、ある意味で私を信頼してご注文下さったわけで、本当に感謝してもしたりません)。

ですので、自分の出した電子書籍の品質をどのように伝えていくか。これは内容をダイジェストで紹介したり、ボリュームを数字で表したり、自分の実績を明示したりなど、いろいろと磨かなければならない課題です。

(3)販売チャネルが限られる

書店に並ぶことがない電子書籍は(Kindleなどは別ですが)、すべて販路を自分で開拓する必要があります。そうした場を持っていなければどんなに作っても1冊も売れないでしょう。

そして携帯性がないため、行商もできません。たとえば自分が講師として立った講演で本として販売することができない点は大きな機会損失です。

6月中の28冊は数字だけ見れば大した冊数ではありませんが、大健闘と考える理由はここにあります。というか、発売直後にこの電子書籍の存在を知った方はほぼfacebookを見て下さっている方だと思いますが、400人くらいつながっているお坊さんのうち約5パーセントからも反応頂けたのは想像以上でしたヨ(こうした広告って、1%の反応でも簡単ではないですし)。

(4)お金はゆっくり入ってくる

出版社から本を出す場合、販売実数ではなく刷られた冊数に応じて印税が入金されます(私が以前に本を出した時は全てそうでしたが、違う契約形態もあるかもしれません)。このため本を出した後にすぐにまとまったお金が入ってきます。

一方、電子書籍の場合は購入されるごとにお金が入ってきます。このため生活をかけてすぐにお金が必要という方には向かない手法です。ゆっくりじわじわ広げていける。そうした余裕がある人は試す価値があるでしょう。

電子書籍を発売して一か月の感想は、こんなところでしょうか。電子書籍の良いところは在庫切れや廃版がないことです。ここまではfacebookを中心に告知をしていきましたが、これからは宿坊研究会のアクセス数なども活用しながら、いろいろ試していく予定です。

あ、そうそう。電子書籍の中身にご興味ある方は、こちらをご覧くださいね。

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