700戸の家に10軒のお寺、そのうち3軒は廃寺の過疎地で宿坊はできないか?
先日、岡山県のとあるお寺に行ってきました。
周囲を囲む田園風景は美しいの一言。
向かいには城跡があり、お寺は昔のお殿様と関係が深かったとのことで、
建物や石垣には歴史の重みが感じられます。
なんかもう、ジャパニーズ・ファンタジー。
こんなお寺が宿坊を開いてくれたら。
そう思わずにはいられないロケーションでした。
また、すぐ近くには無住のお寺もあり、そちらも立派な建物です。
こちらは年に数日しか使われることはないとのこと。
地方にはこのような廃寺がたくさんあり、
今後もさらに増えて行くのではと予想されます。
例えば廃寺を宿泊施設に改装し、近くのお寺で仏教体験を行う。
お坊さんでなくても新たに民宿を開きたいという方がいれば、
良い組み合わせができるのではないでしょうか?
改装にはもちろんお金がかかりますが、
遊休施設を活用できれば、安く抑えることはできそうです。
お寺にとっても仏様に手を合わせる方は増えますし、
写経などと組み合わせれば多少の収入ポイントにもなります。
そして地域にとっても定期的に人が訪れる観光施設は、
経済効果が期待できます。
もちろん旅行者にとっては、貴重な宿坊が増えることは大歓迎です。
海外からのバックパッカーにも喜ばれそう。
廃寺を地域コミュニティの中心地としてリニューアルさせた
石川県の三草二木西園寺などの例もありますが、
人の流れが生まれれば宿坊以外でもいろいろなことに活用できそうです。
廃寺情報。これはお寺社会、地域社会にとって、宝の山かもしれません。