寺社旅研究家がラジオで語れなかった2018年に行きたい寺社5選
先日、静岡放送SBSラジオ「IPPO」という番組に出演していました。いや~、楽しかったです。
ただそこで聞かれた質問に、2018年にお参りしたい寺社を挙げてほしいという質問がありました。
そして事前に頂いた台本にもあったので、答えは前もって考えていました。なのですが、当日の放送では時間の都合もあり、全部話すことができなかった~。ということで、せっかく考えたのにもったいないとブログにまとめることにしました。
うん。多分、ほーりーの話が長すぎたのが原因だ。
来年、どの寺社にお参りしようかなと考えている方の参考までに。こんなところはいかがでしょうか?
ラジオで語れなかった、ぜひ行ってみたい寺社5選
武蔵御嶽神社(東京)
2018年は戌年ですし、犬に関係あるところから。ということで、東京の御岳山にある武蔵御嶽神社を選んでみました。
こちらは狼信仰の聖地として知られ、神様は「おいぬ様」と呼ばれています。さらに山を登るケーブルカーにはペット用の乗車券が用意され、犬専用の手水や参拝所、愛犬のご祈祷など犬と一緒に参拝できる環境が整えられています。
あと、山の中には宿坊もたくさんあるのでお勧めですよ。
西国三十三所霊場(関西が中心)
関西一円に広がる観音様の巡礼道ですが、2018年に草創1300年を迎えます。そしてこちらはこの記念すべき年に合わせて一大キャンペーンを行っています。
一番の青岸渡寺から三十三番の華厳寺まで毎月のようにどこかでご開帳や寺宝公開が行われていますし、特別な御朱印が用意されていたり、それぞれの札所や周辺の銘菓から選ばれたスイーツ巡礼も人気です。
記念行事の詳細は、こちらのリンクからどうぞ。
ついでに私がメディア発表会に参加して撮影した、スイーツ巡礼の写真はこちらです。
六郷満山(大分)
大分県の国東半島に広がる六郷満山も開山1300年を迎え、こちらも記念行事が計画されています。
こちらは全国に4万社以上もある八幡宮の総本宮・宇佐神宮の神宮寺(神社に付随して建てられたお寺)から国東の山々へと分け入った行者によって開かれたお寺が多く、神仏習合の文化が色濃く残されています。
2018年には一般の方も参加可能な峯入行が行われる予定で、ちょっと特別な修行に身を投じてみたい方は行く価値大でしょう。
あ、ちなみに上に載せた写真は、宿坊もある文殊仙寺の護摩祈祷風景です。
明治維新関連の地
上記2つの1300年というわけ分からん時間単位の後では新しく見えてしまうかもしれませんが、来年は明治維新から150年目を迎えて記念行事も多数行われます。
内閣官房「明治150年」関連施策推進室のサイトを見ると「京都」「新潟」「奈良」「山口」「東京」「岐阜」でキックオフも行われるようです。
それでこの明治維新関連の面白そうな企画を探していたら、ほーりーも毎年チェックしている『京の冬の旅』でも幕末・明治維新や(NHK大河ドラマにちなんで)西郷隆盛ゆかりの寺院で特別公開されます。
勝海舟が常宿にしたという萩の寺・常林寺や、西郷隆盛も訪れた月の庭がある清水寺成就院、西郷隆盛や大久保利通が度々集い、会談を行ったとされる部屋が残る大黒寺など、幕末好きにはたまらないラインナップですね。
身延山久遠寺(山梨)
2017年はこれまでになく宿坊が盛り上がった、まさに宿坊元年とも言うべき年でした。そして2018年はこの流れがさらに加速すると、ほーりーは見ています。
そんな時代背景を踏まえて、高野山! と言いたいところですが、ここはもうメジャーすぎて行かれた方も多いので。今、最もおすすめなのは、山梨県にある身延山久遠寺でしょう。
こちらには門前に20軒の宿坊があり、名物の湯葉料理が頂けます。また早朝に久遠寺に行くと、50人から100人以上のお坊さんがお経を唱える迫力のお勤めに参列できます。宿坊研究家としてあちこちのお寺で朝のお勤めに出ているほーりーですが、この規模はなかなか見られないですよ。
唯一の欠点は観光情報が少なく、初心者が行きづらいこと。ただ魅力はたくさんあるので、気になる方は以下の記事もご覧くださいませ。
ということで、、、
ほーりーは来年もまた、どの寺社に行こうか今からあれこれ考えてワクワクしています。
旅行は行っているときはもちろんですが、計画しているときも楽しいですしね。ほーりーの場合は帰った後に写真整理したり、レポート記事を書いたりなどして、一回の旅で3度もお得です。
まあ、ともあれ2018年も楽しく寺社旅を続けていくぞ。もしも来年の旅行計画を考えている方がいたら、ぜひ上記も参考にしてくださ~い。