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『寺社コン』が通算300回突破したので、振り返ってみました

02.寺社コン
 

寺社コン

先日、寺社コンが通算300回を突破しました。

第一回目は忘れもしない、2009年1月10日。一応この日を寺社コンの開始日としていますが、企画を作って公開(参加者募集)したのは2008年12月です。

あれから10年。我ながらよく続いたなと思います。ここまで本当に、いろいろなことがありました。第一回目は男女3人ずつでスタートし、月に一度のペースで開催していたのに、現在は関東で月に2回、関西で月に1回程度のペースです。

一年で1000人以上の方とお会いして、寺社や恋愛トークで盛り上がり、それぞれの方が人生に本気でぶつかれる場を生み出すことができたと思います。

そして300回全ての企画をほーりーが作りましたが、当然ながら私一人でできるはずもなく、いろんなお寺や神社、美術館や博物館、飲食店の方にお世話になりました。

ということで今回は、寺社コンの歴史を振り返ってみます。

最初のクリックは、マジで手が震えたよ

マウスをクリック

寺社コンの最初の企画を作った時、本当はあるお寺関係の活動団体と共同企画にする予定でした。しかし直前になってその団体の相談役の方が難色を示し、私一人でスタートさせた経緯があります。

「出会い系」と呼ばれた当時、ネットでの男女の出会いは今よりずっとイメージの悪いものでした。出会い系サイトの運営者なんて、それだけでアンダーグラウンドな人間と思われても仕方なかったですし。

なので第一回目を公開した時、最後のワンクリックで何度も悩んでためらったことを覚えています。

友人から迷惑だからやめろと言われた

寺社コンスタート後、それまで仲の良かった友人から、出会い系サイトと関わっていると思われるのは嫌だから、寺社コンをやめろと言われました。

また、ネット上でも

○お寺や神社で婚活なんて罰当たり
○隣に異性がいて座禅や写経に集中できるのか?
○仏教が欲を刺激するのはいかがなものか

という批判もありました(原文はもうちょっと過激でしたが)。

一緒に企画したお寺からは、周りからクレームがあったので中止にさせてほしい(当日は別企画に差し替え)と言われたこともあります。

少なくとも今のように、寺社こそご縁を結ぶ場としてふさわしいなんて空気が世の中になかったことは確かです。

ほーりー、結婚する

寺社コンは、ほーりーが同じ趣味の彼女がほしいと思って企画した部分もあります。そして目標通りにここで出会った女性と付き合うことになり、結婚することができました。

私が相手と知り合ったのはお寺で写経した会でしたが、その出会ったお寺では仏前結婚式も挙げています。

この経験をもとに、お寺での結婚式を盛り上げるプロジェクトも生まれました。

お坊さんの研修会で講師に呼ばれる

僧侶研修会での講演

寺社コンがテレビや新聞で大々的に紹介されるようになった頃、日蓮宗の方から「お寺で行うイベントとコラボさせてほしい」という依頼がありました。

この話は東日本大地震が起きたために流れてしまいましたが、このつながりがご縁で日蓮宗のお寺活用アイディアコンペに審査員として呼ばれたり、お坊さんの研修会で講師を任されるようになります。

さらにその講演が実績となり、真言宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗、天台宗、神社、教会などでも講師として呼ばれるようになりました。

ほーりーのメインテーマは宿坊ですよとずっと言い続けてはいるのですが、「宿坊研究会の堀内」よりも「寺社コンの堀内」と呼ばれることが多くなったものこの頃です。

(最近はインバウンド需要などで宿坊が盛り上がってきたため、「宿坊研究会の堀内」が戻ってきましたが)

各地で寺社体験の入り口を作る

寺社コンでの読経体験

寺社コンは通常、お寺や神社の体験プラス懇親会の二部構成です。そして前半部分は様々な寺社体験を設定してきました。

宿坊、座禅、写経、阿字観、写仏、精進料理、念仏行、唱題行、お数珠繰り、五体投地、滝行、水行、護摩祈祷、古事記、神前祈祷、祝詞、茅の輪くぐり、御朱印帳作り、お数珠作り、ヴィパッサナー瞑想、マインドフルネス、カメラ撮影講座、チベット体操、模擬仏前結婚式、浴衣着付け、仏具制作、七福神巡り、秘仏ご開帳、お祭り散策、仁王様の又くぐり、などなど。

ぱっと思いつく限りでもこんな感じで、数え切れません。

ちなみに写経一つとってもスタンダードな写経の他に、カップル写経、寄せ書き写経、割りばし写経など、いろんなバリエーションがあります。

また、コラボさせて頂いたお寺の宗派も、真言宗、天台宗、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗、黄檗宗と様々です。神社でも行わせて頂いています。

開催地域は関東・関西が中心ですが、札幌、仙台、長野、静岡、名古屋、鳥取、博多でも実施。それぞれの体験は初めてという方も多く、お寺や神社の多様な入り口になったと思います。

研究を繰り返すうちに、結婚確率が3倍近くに跳ね上がる

寺社コンを300回繰り返すうちに、カップル誕生率を上げるにはどうしたら良いかというテーマにもほーりーの興味は向かいました。

参加される方からたまに「一回で卒業するより、何度も参加している自分の方が寺社コンにはいいでしょう」と、(自虐的なジョークですが)言われることがあります。

しかーし、そんなことあるか! というのが、ほーりーの意見です。

寺社コンに10回参加する人より、1回で相手を見つけて体験談を送ってくださり、10人の新たな参加者を呼び込んでくださる人の方が、ずっとありがたいに決まっています。

まあ恋愛事なので、誰もがそんなにぱっとはいかないことも理解しています。なのでほーりー的には、一人一人を強引に結び付けるより、どうやったら全体としてカップル誕生率が上がるのか(そして、体験談まで書いて頂けるか)。これが大きなテーマですし、試行錯誤の連続です。

その努力の甲斐もあり、結婚につながりやすい人となかなかうまくいかない人の違いが、かなりクリアに見えてきました。

多くの方から恋愛相談を受けたり、心理学や婚活統計も研究しているので、それらもビシバシ寺社コンには反映しています。

寺社コンの結婚確率を約3倍に押し上げたひとつの言葉

寺社コンの開催率は96.5%

寺社コンはこれまで11回中止になっています。このうち9回は参加者不足による中止。2回は台風と大雪での中止です。

このため(300/311) × 100 = 96.5% の開催成立率です。なお、参加者不足で中止したうち、5回は関東・関西以外でちょっと攻めすぎた地域でした。

なので関東・関西以外&超悪天候による中止を除けば

(300/304) × 100 = 98.7%

となっています。これが純粋に寺社コンのヒットした数字と言えるかな。

そんなわけで毎回企画を成立させるために、ほーりーは水面下でもあれこれ頑張っているのです。

寺社コンで結婚された方は400人を超える

ほーりー自身も寺社コンで出会った相手と結婚しましたが、ここで出会って結婚された方は400人を超えました(成婚料などを頂いておらず、完全な後追いはしていないため、ある程度の推測値ではありますが)。

寺社コンが何人の夫婦を誕生させたか、数えてみました

その中にはとんでもないスピードカップルも複数います。

○1週間でお付き合いが始まった方
○1ヶ月で婚約した方
○初デートがご両親への挨拶だった方
○3ヶ月で結婚式を挙げた方

などは、寺社コンでもよく話をする例です。

もちろん早ければいいわけでもありませんし、何度も参加するうちに顔見知りになって結婚された方や、3年くらいして忘れた頃に結婚報告を下さる方もいました。

また、その他の印象的な例としては、22歳差が今までお聞きした中では一番の歳の差夫婦です。遠距離では東京と名古屋での結婚や、京都と香川で海を越えて結ばれた夫婦もいます。

他にも寺社コン特別バージョンとして、男性は僧侶限定、女性はお坊さんと出会いたい方のみという企画も何度か開催しました。こちらでも結ばれて、お子さんの写真を送ってくださった方がいます。

ちなみに寺社コンでよく聞かれる質問の一つに「関東と関西で参加者に違いはありますか?」というものがあります。

寺社が好きな方は真面目な方が多いためか、関西だけ賑やかでボケとツッコミがバンバン入るというテンプレート(あるいは偏見?)的なことはありません。

ただお付き合いや結婚報告の仕方には、明確に特徴があります。関東はメールでくださる方が主流なのに対し、関西は寺社コンの集合場所に突如現れ、サプライズ挨拶が多い傾向があります。

あ、ただ関東では2回結婚式(披露宴)に呼ばれたことがありました。そのうちの一回は、参列者が誰も私のことを知らないのに、乾杯の挨拶してくれという無茶ぶりがあったり。

他の婚活イベントや結婚相談所とのコラボ

婚活ピラミッドの崩し方

寺社コンの派生形として、他者が主催する婚活イベントに講師やコーディネーターとして呼ばれたこともありました。

ほーりーは婚活イベントで行う講演として、『婚活ピラミッドの崩し方』というタイトルがあります。これは何も考えずに望むとぱっと見だけで人気の集まる方に向かってしまい、撃沈し続ける方も多いため、

○婚活に役立つ統計・心理学紹介
○男性心理、女性心理の違い
○人生における結婚の意味付け
○婚活イベントで上手くいきやすい人、いきにくい人
○寺社コンでカップル誕生率を上げるために工夫していること

などをお話しながら、相手を多様な軸で見ながら相性の良い人と関係を結ぶ方法を紹介しています。

また寺社コンは参加される方にとって、一発勝負のイベントです。しかしそれとは別に継続的な手厚いサポートが向いている方もいるため、結婚相談所のブライダルチューリップさんと提携しました。

ブライダルチューリップは婚活当事者と同世代の専門カウンセラーがサポートしてくれるサービスです。広告宣伝費をかけずに業界最安値を実現し、その分会員一人一人とじっくり向き合うことで成婚率を押し上げ、それがまた口コミで人を呼んでコストをかけずに集客できる、理想的なサイクルを生み出しています。

こちらでは寺社コン用に特別プランを設定して頂き、普通に申し込むよりかなりお得な料金にして頂いています。

結婚相談所とは何か? 成婚率57.3%のブライダルチューリップ

寺社コン卒業者の集い。お花見会実施

寺社コンのお花見会

ここ3年ほど、東京では寺社コンで付き合ったり結婚された方限定のお花見会を、お寺で開催しています。

これがまた、めちゃくちゃ楽しいんですよ。みんなで食事や飲み物を持ち寄って近況報告を聞いたりするだけですが。

そしてすでに結婚した夫婦組とまだお付き合い中の恋人組が混ざると、それに触発されて今年中に結婚するぞ宣言が飛び出したり。

さらに先輩たちが結婚式の準備についてあれこれアドバイスしたり。

その横では毎年成長しているお子さんが、境内を走り回っていたり。

ほーりーもみんなから感謝の言葉を述べられて気恥ずかしかったりしますが、最高に楽しい一日です。それにこのお花見は寺社コンに参加される方にも一つの刺激になるようで、お酒飲んでいるだけなのにみんなを幸せにしてくれる気がしています。

寺社コンカップル限定お花見会の、幸せオーラがすごすぎた

ということで、、、

改めて振り返ると、ものすごい量になってしまいました。フランスのテレビ局から取材を受けたとか、facebookの寺社コンページいいね数が2000人を超えたとか、思いもしなかった仕事にあれこれつながったとか、まだまだ書き足いこともあるのですがこの辺で。

最後に言いたいことは、恋愛は上手くいかない方が大半です。だからこそ怖いし逃げたくなるし、そして後回しにしてしまいがちです。

寺社コンでも毎日サイトをチェックして、申し込みフォームに名前を入力して、それでも最後の送信ボタンを押すのに2年くらいかかってしまったという方がいました。きっとその陰には参加しようか迷いながら、躊躇している方も大勢いるのでしょう。

なので寺社コンに参加された方は、勇気に火をつけて来た方だと私は思っています。そしてそうした方が一歩踏み出して良かったと思える場を作りたいと真剣に考えています。

毎回面白そうなテーマを探したり、参加者の取りまとめを行ったり、お店を必死で探したりと手間も時間もかかる企画ですが、付き合ったとか結婚したとかお子さんが生まれたなんて話を聞くと、やっぱりやってよかったと嬉しくなりますし。

このところほーりーもいろんなプロジェクトに関わりすぎて、なかなか準備がしんどくなっている部分もありますが、なんとか続けていけたらと思っています。

今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

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