関西女性に寺社コンキャンセルしないようお願いした後日談
寺社好き男女の縁結び企画『寺社コン』について。このところ、関西の女性キャンセル率が異様に高いという話を書きました。
参考:関西女性の皆様。寺社コンキャンセルを少し控えて頂けると助かります
上記記事にもまとめていますが、これは決して関西女性を非難するものではありません。
現在の寺社コンは関西の男女申込み比率が偏っていて、だいたいの回で女性のお申し込みだけ、先に閉じてしまいます(ちなみに関東はその時にもよりますが、比較的バランス取れています)。なので希望者多数の女性心理からすれば、予定が分からなくても早めに申し込みだけしておこうとなるのは仕方ないところです。
が、男女人数を可能な限り合わせようとしている寺社コンに取って、キャンセル者が増えると全体バランスを崩すことにつながります。女性お申し込み者の2/3がキャンセルという極端な回が出たこともあり、もう少しキャンセルを抑えてほしいというのが、お願いの趣旨でした。
そして先日、この記事を出してから初めての関西寺社コンがありましたが、女性キャンセル者が減りました。
具体的には
1月 14人
2月 19人
3月 10人
4月 13人
5月 8人 ← 上記の記事出し後、初の寺社コン
ということで、久しぶりに一桁です(ちなみにこの数字はお申し込みがあってからキャンセルされた方の合計で、いわゆるドタキャンではありません)。
うん、寺社コン参加者もこのブログを読まれている方、結構いるみたいですね。
キャンセルされた方でも、お詫びと共に連絡くださった方もいました。いろいろとご配慮頂けたようで助かります。
全体と例外のモラルを切り分けること
そして今回の件で改めて感じたことは、主催者から見てマナーが悪いと思われることも、コミュニケーションによって解決できるということです。
30人中20人がキャンセルとなると、主催者ははっきり言って胃が痛いです。が、参加申し込みした方はそんな状況など分からないわけです。単純に意識のズレですれ違っている。こうした場面は寺社コンに限らず、人が集まる場所ではたくさんあります。
以前、宗教専門紙の『中外日報』にあるお坊さんの相談コーナー(お坊さんが答えるのではなく、お坊さんが相談を寄せるコーナー)にて、こんな質問に答えてほしいと依頼されたことがありました。
Q.お寺を地域社会に開放したいが、利用者のモラルが心配です。
これに対する私の回答を一部抜き出すと、
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利用者のモラルはそこまで心配する必要はありません。もちろん例外はあります。たとえ話として適切かは分かりませんが、お店を開いていれば万引き犯は出てきます。ただ一人の犯人をもってお店を閉じるようであれば、商店は成り立ちません。これはお寺にも言えます。全体のモラルと例外のモラルとをまず、分けて考える必要があります。そして例外的な逸脱者は出ることを覚悟したうえで、なるべく出さないように目を配り、出てきたときは迅速に手を打つことが大切です。
そして全体のモラルについては信じることが鍵を握ります。全体に対してモラル違反と感じることの大半は、利用者・管理者のコミュニケーション不足に起因します。
使用できる時間、入ってよい場所。最低限の決め事だけ明示して、後は利用状況を確認しながら軌道修正していけば良いでしょう。そして「使った後は掃除しましょう」とお願いすれば、利用者も喜んで行います。なるべく汚さないでといらいらしながら見ているのであれば、使用後の掃除をお願いしてしまうのもコミュニケーションです。
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寺社コンに戻して当てはめれば、上記の万引き犯(モラルのない例外者)は参加の意思を明確に表示したにも関わらず、無断で当日来ない人です。こうした方はキャンセル料も払わずバックれる傾向にあります(そして飲み会代などを、私が立て替えざるを得なくなります)。
自分勝手な人間は出会いの場で相手に紹介するのも失礼なので、二度と寺社コンに近づかないでと思います(というか、参加も受け付けませんが)。
が、それはそれとして、このような人は本当に一部の例外です。ほとんどの方はイベントが円滑に進むように協力して頂けますし、そうした方々に支えられて寺社コンは9年続いたと言っても過言ではありません。
私も無断キャンセル者が出た時には思わずムニャムニャ思ってしまいますが、そんな時には1人を除いて全員来てくれたと考えるようにしています。
ということで、、、
緊急の用事が入り、どうしても参加できなくなった。体調を崩してしまった、実は申し込んだ後に彼氏彼女ができたなどということもありますし、個別のキャンセルは仕方ありません。
しかしキャンセル者が多くなるということは、キャンセルが出会いの場に与える影響を、参加申込み者に周知できていないほーりーにも責任があります。
寺社コンは最終的に、男女人数を毎回ピッタリ合わせることを理想としています。これは参加強制でもしない限り不可能ですが、工夫して近づけることはできるというのが私の持論です。
このブログ記事も、その一つですしね。
それと実はキャンセル者を劇的に減らす、効果的なやり方があります。それは単純に参加費や懇親会費を事前振込みにすることです。
が、寺社での出会いなんて怪しいものを信頼してお申込み頂いているわけですし、そこは私も来られる方を信頼して当日受け取りで続けています。
出会いの場作りなんて、どう頑張っても主催者だけで良い環境が作れるものではありませんし、参加される皆さんと協力して、一組でも素敵なカップルを作れるようにできたらというのが私の願いです。
最後にもう一度まとめますが、寺社コンでは
○なるべくキャンセルを避ける
○どうしても都合が付かなくなったら、早めに連絡する
○お申し込みも、できれば早めに
という3つをお願いできると、男女人数が合わせやすくなります。
引き続き、よろしくお願いいたします。