現時点で完売&完売間近の向源ワークショップ一覧
いよいよ世界最大級の寺社フェス『向源』のチケットが発売されました(向源については、こちらの記事をどうぞ)。
そして今年の目玉イベントである『日本橋船上茶会』のメディア体験会が行われました。船に乗ってお茶が頂ける。これは面白そうということで、私も喜んで出かけてきました。
当日、乗った船はこんな感じでーす。
そして日本橋の船着場から、船が出港。いきなり重要文化財でもある日本橋をくぐります。上は何度も歩いていますが、こんな角度から見るのは初めてです。
流れる風景を眺めながら、優雅にお茶を頂きます。甘い和菓子とお抹茶に、思わずほっこりしてしまいますね~。
他にはお茶の歴史についても解説あり。千利休に代表される戦国時代のお茶会は、ひっそりとしたお茶室で行われることが多かったとのこと。私も全国の寺社を巡りながら何度お茶室を拝観したか分かりませんが、確かにそうした静かな雰囲気は多いです。
それに対して江戸時代のお茶は、広くて明るいところに出ることが一般的になり、船に乗って開かれることも多かったそうです。
そんなわけで企画された、この日本橋船上茶会。しかーし、すでにチケットは完売(もしかしたら、増席できるかもとは言ってましたが)なのでした。
まあ、向源さんとしては船という性質上、当日の取材受け入れが難しい。そんなわけで「今回の顔」を撮影できるようにメディア体験会を企画されたわけなので、これは船上茶会のPRと言うよりは、向源全体のPRの場ですが。
でも、せっかく船上茶会楽しかったのでその魅力を紹介したいと思っても、すでにそんな必要ナイデスヨとなると、ちょっと気力が削がれます。
ついでに言えば取材に来られていた新聞社さんなら、「向源というイベントが行われました、写真はこれです」で良いでしょうが、うちのブログ読んでる寺社好きな方にそれだけ伝えても、すでに知ってます状態ですし。
ということで今回は船上茶会と合わせて、すでにチケット完売している企画&早めの完売が予想される企画(2016年4月14日現在)を私がリサーチすることにしました。
もしも今年の向源行ってみようという方がいたら、ご参考にどうぞ。
向源で、すでにチケットが完売している企画
向源のチケット販売サイトをざっと見渡して、まずはすでに売り切れていたのはこちら。
・日本橋船上茶会
・和の香り作り 塗香(ずこう)
・和の香り入門 香木の香り
の、3つです。
今回の船上茶会と共に、お香体験が即完売してました。これは両方とも定員12名と少人数制ですが、それでもあっという間ですね。
ちなみに同じ創香家・香司 今井麻美子先生が講師を務める『和の香り作り 匂い袋』も5/5の増上寺では完売。日本橋での体験も売れまくっています。
ひょっとして、向源で一番の人気講師なのではないでしょうか。もしも興味ある方いたら、早めのチケット購入をお勧めします。
うかうかしてると売り切れそうな企画
・円空仏像彫刻にチャレンジ!~手のひら仏様~
今年からの新企画。円空仏像彫刻も人気集まっています。5/2、3、4と3日間ありますが、5/3は完売、残りの二日も半分以上が埋まっています。
この講座も一回12名と少人数制なので、気がついたらあっという間に終了ということもありそうです。
・体感!飛び出す阿弥陀、うごめく地獄~山越阿弥陀図と地獄草紙~
これも今年からの新企画。「山越阿弥陀図屏風」と「地獄草紙」をデジタル復元して、当時と同じ和ろうそくの明かりで鑑賞します。ゆらめく炎に浮かぶ地獄と極楽。
開催日は5/5のみ。定員20名で2回行われますが、すでに3/4は埋まっています。気を抜くと、一瞬で売り切れますね。これは。
・サチの暗闇ごはん
料理僧・青江覚峰さんの人気企画「暗闇ごはん」と、同じく青江さんが監修された漫画「サチのお寺ごはん」がコラボした講座。4/30,5/1の2回行われ、それぞれ定員30名と大人数ですが、どちらも半数近く埋まってます。
これもこのペースで行けば、すぐに完売しそうな勢いです。
検討中なら、急いだ方がよい企画
・MORE Deep 増上寺~お坊さんと巡る増上寺~
普段は入れない場所や見られない奥深い増上寺を、お坊さんが案内して解説して下さる講座。こちらは5/5に定員60名で2回行われます。
受け入れ人数は多いですが、すでに1/4はチケット購入されています。直前までいいやと思っていると参加できない可能性がありますよ。
・死の体験旅行~死を通して、生を見つめる~
人が病に伏して、死ぬまでをストーリー仕立てで体験できる人気企画。5/2,3,4に各2回ずつ。定員もそれぞれ26名と多いですが、日によっては半分以上がすでに売れていて、こちらも急いだ方がよい企画です。
私が体験した時も泣く人がたくさんいたので、参加されるときはハンカチ持参した方がよいかもしれません。
・つまみ細工ワークショップ
日本に4人しかプロ職人がおらず、しかも全員高齢化。このままでは失伝必至のつまみ細工。日本の文化伝統を守るきっかけ作りを向源が作ることができるか、私がかなり注目している講座です。
こちらも5/1,3,4の3日間、合計6回行われますが、それぞれ12名と少人数制で、1/4は購入されています。職人さんたちもいつ引退されるか分かりませんし、興味ある方は迷いなく参加した方がいいでしょう。
ということで
今年の向源では4/29~5/5まで、全部で173ものワークショップ、イベントが行われます。上で紹介した以外にもたくさんの企画がありますが、毎年日程が近づくと加速的に売り切れてきます。
今のうちならほとんどの企画はまだ選ぶことができますので、これやりたいというものがあれば、チケット情報はぜひ早めに見ておいた方が良いですよ。
向源のチケット情報は、公式サイトをご覧下さいませ。