2019年ほーりーの寺社旅活動を5分で振り返ってみました
今年もいよいよ、あと3日。振り返るといろんなことがありました。個人的には去年の年末に引っ越しをして、千葉県で久しぶりに一年を過ごしたら、やっぱり内陸の府中市よりあったかいなと感じます。
そしてあちこちの寺社にお参りし、今年もいろんな方にお会いしてきました。宿坊にも泊まったし、宿坊じゃないけど知り合いのお寺にも泊まったし。おかげで購入して1年しか経ってないデジカメが、早くも調子悪くなってきています。
最近のカメラはすぐにダメになると不満を述べたら、弟から「兄貴が使いすぎるだけだ」と言われて目からウロコです。
それはともかく、今年の新たなトピックスをまとめると
1.宿坊研究会が20年目を迎える
2.講演タイトルが2つ増えた
3.主要7宗派での講演コンプリート
4.本光寺で月替わり縁切り法要開始
5.連携事業はそれぞれ進展中
6.山口県・二尊院の宿坊開設支援実施中
7.月末に「忘月会」を開催!
などです。
ということで、一つずつ、紹介していきます。
宿坊研究会が20年目を迎える
宿坊研究会がスタートしたのは2000年。なんと、まだ前世紀だった頃の話です。ここまで山あり谷ありだったな~という話をまとめたのが、以下の記事です。
立ち上げ当初はオウム真理教事件の影響が残っていた時代でしたし、ほーりーもお寺に関わるだけで怪しいテロリストみたいに言われたことがありました。
そしてめげずに続けて11年前に寺社コンを立ち上げたところ、今度はお寺で婚活(というか、当時は「出会い系」と呼ばれた)なんて罰当たりと罵られました。
後は明石家さんまさんの番組に出演したら副業が会社にばれたり、その会社も辞めて寺社旅活動を専業にしようとしたら親から勘当されかけたり。今もいろんなところで怒られますが、よくも続いたものだと我ながら驚きです。
ただ、いろいろ失敗したり批判も受けたりしますが、逆に助けてくれたり一緒に動いてくれる方もいて、そんな支えがあってこその20年だと強く感じます。
派手なことができないほーりーは記念イベントの一つも行っていないのですが、これからも宿坊研究会を末永くよろしくお願いいたします。
あ、そうそう。ブログにはこれからやりたいことも、書いておきました。
宿坊研究会が20年目に入ったので、やりたいことをまとめてみた
講演タイトルが2つ増えた
今年は新たに講演タイトルが2つ増えました。そのタイトルは、以下の通りです。
○永代墓はお寺の破壊者か?
○法話で大切な7つの要素
アドリブが苦手なほーりーは、講演資料をかなり手をかけて作りこみます。なので一年に2つも新タイトルを作るのは、作業量的にも頑張りました。
一つ目の『永代墓はお寺の破壊者か?』は、東京・築地本願寺で開催された『宗門の未来を考える会』というお坊さんの集まりでお話したものです。
そして『法話で大切な7つの要素』は、東京と青森で行われた僧侶研修会で講演しましたよ。
一回作れば小さな勉強会とか個別にお坊さんから相談を受けた時なども使えるので、講演以外でも役立っています。
主要7宗での講演コンプリート
日本の仏教はお寺が多い順に浄土真宗、曹洞宗、真言宗、浄土宗、日蓮宗、臨済宗、天台宗となっています。そしてこの7宗のうち、曹洞宗だけ講演させて頂く機会ががなかったのですが、先日ついにお呼ばれしました。
そんなわけで『仏セブン』すべてに顔出ししたので、これからは「いろんな宗派で講演されているんですね」と言われたら、素直に「はい」とうなずいてしまおうと思います。
また、京都・東本願寺で行わせて頂いた、真宗大谷派参議会の研修会も貴重な体験でした。こちらは全国の門徒さん達の代表者が集まる場ですが、僧侶研修会とは異なるお寺を支える側の意見がたくさん聞けて、新たな気づきも得られました。
正しい仏教より楽しい仏教を伝える大切さを東本願寺で語ってきました
本光寺で月替わり縁切り法要開始
今年新たに行ったことの一つ。千葉県の本光寺で住職と一緒に月替わりの縁切り法要を開催しました。
その内容は『有給休暇取得祈願法要』『定時退社促進祈願法要』『休日出勤回避祈願法要』『連休明け頑張りすぎ禁止法要』など、ちょっと変わったものばかりです。
その土台にあるのは、日本人の働き方に対する問題提起です。休むことへの罪悪感や忙しさが持つ優越感と、縁を切ろうとメッセージを発しています。
なので日経のメディア記者さんから取材を受けた時も、本光寺の尾藤住職と一緒に「日本で必要なのは働き方改革ではなく、休み方改革だ!」と、熱く語ってしまいました。
ブラック企業必見! 縁切り寺プロジェクトで有休祈願を行う理由
この法要を行い続けるうちに、尾藤住職自身がお寺の働き方改善に目覚めてしまい、本光寺では様々な職場環境改善が図られています。
ちなみに現在、本光寺では求人も行われています。
働きやすい職場のために改善を続ける本光寺が、求人募集しているよ
連携事業はそれぞれ進展中
ほーりーが現在、他の企業や団体と関わらせて頂いているプロジェクトに「宿坊」「樹木葬」「結婚相談所」があります。
宿坊は全国寺社観光協会の宿坊創生プロジェクトが、引き続き前に進んでいます。今年は「寺泊」が国策に加わったり、奈良県に和空法隆寺が誕生したり。宿坊の開設支援&紹介サイトのテラハクも加入寺院が増えてきました。
寺社Nowに見る「寺泊」が閣議決定して観光白書に盛り込まれた流れ
ディープに奈良が味わえる『門前宿 和空法隆寺』がオープンします!
お寺の樹木葬を開発するアンカレッジでは、今年新たに5ヶ寺(東京の本立寺・法音寺、神奈川の西勝寺、岩手の徳玄寺、兵庫の遍照寺)で墓地がオープン。また既存のお墓販売も順調で、複数のお寺で区画拡張が続いています。
そして結婚相談所は、寺社コンが提携しているブライダルチューリップで、今年も成婚者が続々誕生しました。
カウンセラーさんにインタビューをして、その工夫や影の努力もお聞きしてきましたが、寺社コンとは別の形での出会いサポート。こちらも幸せ作りの一助になればと思います。
山口県・二尊院の宿坊開設支援実施中
来年の春に宿坊オープンを予定している山口県の二尊院。こちらには今年の8月にお邪魔させて頂き、宿坊作りのコンセプト相談を受けてきました。そしてその後も月一でネットミーティングを行いながら、宿坊開設準備を進めています。
山口県・二尊院が宿坊を開くために奮闘中。ほーりーも行ってきました
このプロジェクトは山口県が主催するソーシャルビジネス事業化支援事業『ぶち-CONやまぐち2019』で、準グランプリ(創業支援金100万円)も獲得しました。
2020年はいよいよ、二尊院の宿坊がオープンする年。向こう側の國(むかつくに)を語源とするほど異世界感漂う「向津具(むかつく)半島」に、二尊院の宿坊旋風が巻き起こる日も遠くなさそうです。
月末に遠隔飲み会「忘月会」を開催!
これまで各地に行くたび、現地の方と一緒に飲んだ「ほーりーナイト」。今年も京都や愛媛県などで開催しましたが、それとは別にインターネットでテレビ通話を活用し、家にいながら語り合う遠隔飲み会を開催してみました。
月末に開くため、タイトルは『忘月会』です。
500円で語り合えるオンライン飲み会『忘月会』で考えた7つの感想
ほーりーは普段、ほとんどお酒を飲まないため、家にはもらいもののお酒が転がっています。なのでそいつもちょっと消費しつつ、普段会えない人と話すのも良いかなと思って始めました。
ネット通話自体は無料で使えますし、おつまみ買っても500円もかからないのでリーズナブル!
facebookで声をかけ、人が集まったり集まらなかったりしながらぐだぐだ話すだけですが、ご興味ありましたらぜひご参加くださいませ。
ということで、、、
他にも通常業務的なものとしては
○宿坊研究会の更新
○寺社コンの開催
○講演活動
○月刊住職、南御堂新聞などの執筆
○身延山活性プロジェクト
○仏像研究会
○メルマガ発行
などなど、たくさんありますが、書いていたら切りがないのでこの辺で。それでは皆さん。今年もお世話になりました。良いお年を!