1. TOP
  2. 01.ほーりーの活動記
  3. 06マインドフルネス
  4. 人口減少時代で仕事が増える中、残業を減らすための3つの方策

人口減少時代で仕事が増える中、残業を減らすための3つの方策

ほーりーが顧問を務める株式会社インナーコーリング。こちらはお坊さんが研修講師となり、ビジネス現場に働き方改革を起こす会社です。

そもそもですが、これからの日本では仕事をする人(年代)が減っていきます。2010年の労働人口は8000万人ですが、2030年になると6700万人(16.3%減)になると予測されています。

さらに過労うつ抑止や子育て支援、ライフワークバランスなど、残業の削減も社会的に目指す理念となってきました。1か月の就業時間(160時間)に対し、現在の平均残業時間(47時間)は22.7%です。

ちょっと極端ですが、この残業部分をまるまるカットするとどうなるか(JINSさんの発表より)。

労働時間の減少率

わお! 20年の間に日本全体では、総労働時間が35.3%も減る計算です。

これ、単純に言えば、日本中のすべての仕事で現在3人でやっているものを2人でやらなければならなくなるという話ですね。

残業時間ゼロが無理だったとして現状のままで推移(総労働時間16.3%減)しても、一人当たり1.2倍仕事が増えます。「むしろ残業増えるんじゃないか、これ」という悪寒も背筋を駆け上るわけです。

いやー、今までホワイトだった企業さえ、ブラック化しそうな勢いです。

残業を減らすための3つの方策

上の計算式は机上の空論としても、労働者が減っても今の仕事を維持しようとすれば、しわ寄せは必ず起こります。

これに対して人間がつぶれないための方針は、以下の4つがあるでしょう。

(1)GDPを落とす
(2)無駄な仕事をなくす
(3)自動化する
(4)一人一人のパフォーマンスを高める

(1)は「する」というより、結果として「なる」ものでしょう。そこでまずは(2)~(4)について、それぞれのメリットデメリットを表にまとめてみました。

仕事改革表

(2)は目的のない会議を削減したり、決済を簡素化するなど仕事のプロセスをシンプルにすることで達成できます。が、日本はこれが一番苦手なんじゃないかと思います。

リーダーシップの取れるトップが仕事のやり方を変革しないと効果を発揮しません(逆にそれができる企業は強くなります)。

最近だと、ヤマト運輸の宅配危機の流れが参考になりますね。

1.ネット通販(主にAmazon)の拡大により配達員の人出が不足し、労働環境が悪化
2.需要の少ない12~14時の配達時間をサービスから除外し、休憩時間に当てる
3.未払い賃金清算
4.料金値上げ検討(←というか、予告)

トップが意識を持って、世論も巻き込みながらじっくり変革に務めているのが分かります。

そして私は(3)が本命だと思っていますが、これからは様々なものが人の手を介さずに動くようになります。

コンビニのセルフレジや日常会話の通訳、医療の電子カルテ、自動運転車など。テクノロジーの進歩により、あらゆる分野で仕事が自動化されていくことは時代の流れです。

これらは社会全体の効率化には絶大な効果がありますが、業界で働いている人(例えばトラックの運転者など)がまるごと失業してしまう注意点もあります。

参考:お金のためだけに働いている人は、AIや機械に仕事を奪われる

最後の(4)は人材育成によるスキルアップや、メンタルケアによるうつ病予防などですね。デメリットに「成長が促される」と書きましたが、人から成長を促される環境は苦痛です。

自発的に成長を感じ取れるものであれば別ですが。そのような意味でデメリットに挙げています。

マインドフルネスによる『集中力のリソース管理』

インナーコーリングのマインドフルネスセミナー

(2)~(4)はどれか一つだけやればよいものではなく、複合的に勧めながら労働人口の減少を補っていく必要があります。

毎日10時間働いている人が12時間、12時間働いている人が14.4時間これからは働こうと言われて、「OK」と言える人であれば別ですが。

そしてインナーコーリング(&ほーりー)が行おうとしているのは、このうちの(4)の部分です。(3)のようなドラスティックなものも魅力的ですが、お寺との親和性が高いのはやはり「人の成長」や「心のケア」だと思うんですよね。

個人個人が豊かに生きられる社会を作るにも、この分野は必須ですし。ということでお坊さんが講師となり、企業研修でマインドフルネスを広めていく。これによって仕事への集中力増加やストレス低減を図っていきます。

詳細は以下をご覧下さい。

集中力測定メガネJINS MEME(ジンズミーム)と僧侶がコラボ

お坊さんの収入アップ策。企業研修に僧侶が登壇するcocokuri(ココクリ)

キーポイントは、集中力を限りある資源として管理すること。

日本では集中が切れると「もっと集中しろ」と根性論で乗り越えさせようとしますが、人間はどうやっても集中力の持続に限界があります。

これを適切な訓練で伸ばすことと、限界が来た時(というか、来る前)にしっかりとそれを確認して仕事をやめさせること。

インナーコーリングのビジネスセミナー『cocokuri』は、この二つを論理的に教えてくれますよ。現在、マインドフルネスセミナーを会社に導入してみたいという経営者、人事等、導入検討者向けの特別セミナーも予定されています。

スキルアップ研修のデメリットとして「成長が促される」というやらされ感について書きましたが、マインドフルネスの瞑想は気持ちの良さが直接感じられるものなので、前向きに取り組めます。

そして何より、集中力がなくなった時にそれをしっかり測定して仕事を止めるところまで踏み込めるなら、これは労働環境の大きな改善にもつながります。

ということでご興味ありましたら、こちらもどうぞ。

cocokuri

\ SNSでシェアしよう! /

ほーりーの旅ブログの注目記事を受け取ろう

仕事改革表

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ほーりーの旅ブログの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • コロナ差別に禅やマインドフルネスが有効ではというZen2.0の話

  • お坊さんの収入アップ策。企業研修に僧侶が登壇するcocokuri(ココクリ)

  • ベンチャーよりも大手企業が『cocokuri(ココクリ)』に注目している

  • 僧侶が講師のマインドフルネスを広める20代社長が相棒募集

  • 集中力測定メガネJINS MEME(ジンズミーム)と僧侶がコラボ

  • Schooの受けたい授業ランキングで、マインドフルネス講座が1位!