八王子の街中で見かけた女子大生が仕掛ける一坪だけの商店街活性空間
先日、福井で講演をさせて頂く前に住職に案内して頂いたシャッター商店街。
こうした光景が日本中に広がっているのは周知の事実ですが、
この問題は東京都内の街と言えども無縁ではありません。
八王子駅北口周辺は近年空き店舗が増え、
以前のような活気が失われつつありますが、
この現状を何とかしたいという方とお会いしました。
実践女子大学の大学院に通う須永千尋さん。
この方は一坪ほどの店舗を『まちのoffice』として開き、
1週間程度の短い期間でお店を貸し出し、
何かをしたい人と街とをつなげるチャレンジショップを行われています。
これ、すごくいいですね!
お話を聞くとオープンして1週間ほどですが、
マグロの解体ショー
オリジナル手芸商品の販売
手品の実演
など、すでにいろんな問い合わせが来ているとのこと。
ちなみにここでお坊さんにお話してもらったらという話をしたら、
面白そうと乗り気になってくれました。
こうした場所は単体ではなかなか利益が見込めないかもしれませんが、
この小さな空間で毎日常に何かが行われ、
また何かをしたい人には場が提供されていくことは、
街に小さな活気をもたらし周辺への商店にも波及していくのではないでしょうか。
須永さんのお話では街には引っ掛かりを作ることが大事とのことで、
何もなければ素通りされてしまう場所も、
ちょっと足を止める仕掛けがあるとそこに人が滞留し、
コミュニティができていくとのこと。
これはお寺や神社に当てはめれば、
私が言っていることそのままな気がします。
これからこの場がどう発展していくか。
興味を持って応援させて頂きたいと思います。