大阪・下寺町の宿坊ファンドは、想定5~10億円!
全国寺社観光協会と一緒に行っている宿坊創生プロジェクト。プレスリリースが出ましたね。詳細は以下のリンク先をご覧下さいませ。
内容を抜粋すると
●株式会社和空プロジェクトと積水ハウス株式会社は、「宿坊」の創生事業「和空プロジェクト」について業務提携協定を締結。第一弾として「和空下寺町」(大阪市天王寺区)が2017年3月にオープン。
●和空プロジェクトは宿坊の創生と管理運営に加え、地域活性化やインバウンド対応など、宿坊・社寺のこれからをつくる社寺コンサルティングを実施。
●積水ハウス株式会社は、株式会社和空プロジェクトが管理運営する宿坊の設計・施工を担う。
というものです。
ちなみに株式会社和空プロジェクトは全国寺社観光協会が運営監修し、宿坊創生プロジェクトの実働的な役割を担っている会社です。
そしてこのプレスリリースを受け、新聞にも記事が掲載されました。大手のネットでは、とりあえずこの2記事が見つかりましたよ。
■積水ハウス 4日、大阪市天王寺区に宿坊をテーマにした宿泊施設を建設し、2017年3月に開業すると発表した。宿坊の宿泊者は座禅や写経、精進料理を体験できる。第1弾の施設は洋室のツインなど全26室。宿坊運営の和空プロジェクト(大阪市)が施設の管理や運営を担う。
大阪市天王寺区の四天王寺など、寺社が集まる地域に2017年3月、写経や座禅などを体験しながら泊まれる新しい「宿坊」ができる。住宅大手の積水ハウスなどが4日、発表した。日本の文化や伝統行事などの体験を重視する外国人観光客が増えており、こうした層にアピールする。
大阪・下寺町の宿坊ファンドは、想定5~10億円!
それでこの関連の記事を改めて読んでいたのですが、その中にひとつ面白い記事を発見しました。8月の日経新聞の記事ですが、
燦キャピタルは全国寺社観光協会と共同出資で今月、大阪市天王寺区に点在する寺社のための宿坊を建設する特別目的会社(SPC)を立ち上げた。SPCがファンドとして投資家から資金を募る。ファンドの規模は5億~10億円の想定で、2017年3月にも30室前後の宿坊が完成する見通し。集めた資金は運営費にもあてる。
おお~、金額も出ていたんですね。私も大まかな金額はいちおう聞いていましたが、言うのははばかられて適当に「数億円」と言っていました。が、報道で出ていたのなら、これからはこの金額を口にする事にします。
ちなみにSPC(special purpose company)という耳慣れない単語が出てきますが、これは企業が資金を調達する目的などで設立する会社のことです。この辺はほーりーもど素人なので、解説サイトへのリンクを貼っておきます。
あとは、ほーりーの様式美
ここまで言えば、後は言うべきことはビジネスと宗教を近づけるなんてけしからん的な話に対するうんぬんなのですが、それはこのところ何本も記事に書いているので、今回は省略します。
念のためそれでも読みたいという方がいれば、前回この宿坊ファンドについて述べた記事のリンクを貼って、手抜きしておきまーす(だいぶ熱く、語っているので)。
宿坊ファンド、注目ですよ!