ほーりーの備忘録。旅をして感じたコロナの傷跡
2月に19日外出していたほーりーが、3月は9日、4月は2日のみと激減(近所への買い物や散歩は除く)してステイホーム。
5月からはオンラインでの宿坊サミットや恋愛相談を受け、お寺や神社にお参りできないうっぷんを抱えながら、ようやく旅に出たのは6月に入ってからでした。
6月下旬に福井県で講演し、7月中旬には島根県で山陰の宿坊が集まる会合に出席しました。そしてせっかくなので現在の旅行がどのようになっているかを感じるために、それぞれの有名寺社である永平寺と出雲大社にお参りしています。
今回はそんな旅の中で感じた、旅行業界へのコロナの傷跡を振り返ってみました。時間が経ってから、当時はこんなだったなと振り返る備忘録的なものとして。
ほーりーが旅をして感じたコロナの傷跡
まずは何よりもこちら。出雲のお土産屋さんで見つけたポップです。
これはさすがに強烈でした。配る相手の予定もないのに、思わずお土産爆買いしちゃいましたもん。賞味期限切れも近いので、今はせっせと家で食べています(お菓子が増えて、うちの妻大歓喜)。
続いて出雲大社です。無人とまでは言いませんが、いつもなら人がごった返していそうな場所も、タイミングを計ればすぐに人がいない写真が撮れます。
すれ違うおばちゃんから「今は混雑していなくて、ゆっくりお参りできるね~」という言葉が聞こえましたが、やっぱりそう感じたのは私だけではなかったようですね。
そして羽田空港にて。飛行機はほとんど「欠航」になっていました。
上空からの撮影。確証はありませんが、普段はこんなに飛行機が待機していなかったように思います。
出雲空港へ向かうバスの道すがら。ほーりーの他にお客さんは一人だけでした。
福井駅から永平寺へ直通するバスは運休中のため、永平寺口からタクシーで向かうことになりました。最初にバスが出ていないと知った時は、ちょっと焦ったよ。
永平寺もやはり人影はまばらです。雲水さんの指導役のお坊さんが知り合いだったので会いに行ってきましたが、わたしがお参りした時はそれでもようやく人が来はじめたとのこと。
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(これもまた放映延期中)の影響もありますが、一乗谷朝倉氏遺跡はそこそこ賑わっていました。
とんでもなくだだっ広い場所なので入り口以外は密になりませんし、地元の人がふらっと訪れる観光地として選ばれやすいのかもしれません。
ということで、、、
これまでブログに何度か書いたり、自死自殺対策を行う団体にも取材していますが、ほーりーはコロナの死亡率が著しく低い現状、肺炎よりも不況で死ぬ人の方が圧倒的に多くなると危惧しています。そして今回の旅行では、その危険性をまざまざと実感しました。
現在は決まったお給料が頂けるので、10万円の特別定額給付金がもらえてラッキーという人もいれば、その隣には収入が一気にゼロ近くなったり、事業の赤字がどんどん膨らんで追い込まれている方もいます。
『GO TO キャンペーン』の迷走も「今はやるべきじゃない」という批判の多さから来ているものですが、それでもやらざるを得ないのは現状が「命かお金か」の二者択一ではなく、「千人規模の肺炎死か、数万人規模の経済死か」の瀬戸際に来ているからでしょう。
これから自死自殺者が3万人に戻るので、お坊さんにお願いしたいこと
感染対策は大切ですが、今は旅行を自粛しようという言葉が、そのまま人の命を奪うことにつながる可能性は、もっと知られてよいと思います。