宿坊オープンから2ヶ月で、山口県・二尊院が14件のメディアに登場
ほーりーも開設手伝いをさせて頂いた、山口県・二尊院の宿坊えんとき。こちらは本州最西北端、向津具(むかつく)半島という変わった地名の場所にあるお寺の宿坊です。
「むかつく」は「向こう側の國(むかつくに)」という言葉を語源としています。この名が示す通り、昔からとんでもなく遠い場所と認識されていたわけですね。
そんな場所にあるお寺なので、正直言って逆境だらけです。檀家さんは少ないですし、周辺人口はどんどん減っています。平安時代に創建され、楊貴妃が安史の乱後に日本へ渡ってきたと伝わるスケールの大きなお寺ですが、そんなところにも日本の人口減少は容赦なく襲ってきます。
しかしこのまま、手をこまねいているわけにはいきません。さらに言えば、お寺は生きることに苦しむ方の支えになってこそ、その存在感を発揮できます。そんな想いから住職夫妻が数年かけて準備をし、8月末にいよいよ宿坊がオープンしました。
そして新しい宿坊が生まれて2カ月ほど。こちらに様々なメディアからの取材が相次いでいます。今回はその内容をまとめてみます。
宿坊オープンから2ヶ月で、二尊院が様々なメディアに登場
二尊院がYahoo!JAPANに掲載
まず、ほーりーの目に飛び込んできたのはYahoo!JAPAN のトップページです。寺社コンが掲載された時は一日に100人くらい申し込みが来て、めちゃくちゃ焦った記憶がありますが、そのくらいインパクトがあります。
テレビ番組では4件放送
山口県のローカル番組ですが、テレビでは4件放送されました。
○長門市ケーブルテレビ『ほっちゃTV』
○NHK山口放送局『情報維新!やまぐち(ゴマキが行く!)』
○山口放送 KYR『熱血テレビ』
○テレビ山口 TYS『MIX』
現在はコロナで遠出は控えようとしている方が多いものの、逆にその分だけ近場の旅行を楽しみたい方が増えているので、地域に根差した番組で取り上げて頂けるのはありがたいですね!
新聞・雑誌・タウン誌などには8件掲載
新聞やタウン誌などの各種媒体には8件掲載されています。特に共同通信の取材から、地方各紙へ連携され、PR効果は大きかったようです。
○毎日新聞
○新潟日報
○熊本日日新聞
○信濃毎日新聞
○山口宇部経済新聞
○長門時事
○トライアングル
○ダイヤモンド・オンライン
そして、月刊住職
あと、手前みそ的ですが、ほーりーが連載している月刊住職のコラムでも、二尊院の宿坊開設プロジェクトを紹介させて頂きました。
こちらは業界誌なので泊まりたい方より、宿坊開設を検討しているお寺の方に向けて書いたものです。このため初期費用や試行錯誤した点など、様々な観点からこのプロジェクトを紹介しています。
ということで、、、
上に並べて紹介したように、めちゃくちゃメジャーな媒体は少ない(それでもYahoo!とか、毎日新聞などありますけど)ですが、そもそもオープン間もない宿泊施設がこれだけ多数のメディアに載ること自体、滅多にないことです。
ペンションやゲストハウスが開業しても、よほど際立った特徴がなければ取材なんてなかなか来たりしませんし、こんなにたくさんご紹介頂けたのはある意味で宿坊が持つパワーの一つと言えるでしょう。
下の画像はほーりーが様々な場所で講演をした時に使った資料ですが、2020年でもまだまだ通用する話ということが、二尊院の事例で証明されました。
もちろんスタートダッシュが良くても、圧倒的に先が見通しづらくなったのが2020年です。これから良い流れを継続していくためにも、まだよちよち歩きの宿坊をどんどん磨いていかないといけません。
それでも現在、各地で宿坊開設を検討されているお坊さん方にとって、二尊院の宿坊は一つの後押しにもなる事例になっていきそうですので、こちらでもオープン二か月後の様子を紹介させて頂きました。