ほーりーは死ぬまで寺社旅することは諦めます。死の体験旅行に参加して。
前から行きたいと思っていた、死の体験旅行に参加して来ました。
こちらは僧侶の浦上哲也さんが行っている人気企画。ネタバレすると、初めての方が新鮮な気持ちで参加できないため内容の詳細は省きますが、このプログラムで特徴的なのは、自分が大切にしているものを紙に書き、それをひとつずつ捨てていくということです。
人は誰でも死にます。その中で自分のやりたいことや時間、人間関係、見慣れた風景など、ひとつひとつ手放さざるを得なくなります。その時に自分が何を優先するか、死ぬ間際に最期までそばにあってほしいものは何か。それに気付かされる仕組みになっていました。
私は日常の8~9割は寺社のことを考えています。一番好きなことであり、お金を稼ぐ手段であり、そして私の心を支える柱です。
と、思っていたのですが、死の体験旅行に参加したら真っ先に消えたのが、これらでした(汗)
そして自分の存在が消える瞬間を前に最期までそばにいて欲しかったのは、普段はないがしろにしがちな家族です。そしてその次は故郷の風景。これまでは死ぬ間際まで寺社旅をしたいと考えていたのですが、選択肢として突きつけられると当てにならないものですね。結構、ショックでした。
ということで、私は死が見えてきたら、寺社旅を引退すると思います。そしていつもいつも走り回って周りを見ない私ですが、本当に大切なものにも死が見える前から目を向けないといけないなーと感じています。
あっちこっち出歩いてばかりで、ごめん。妻。
そんなことを考えた死の体験旅行でした。