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出版社からの書籍化依頼を断り、電子書籍を発売することにした6つの理由

電子書籍にした理由

これまで多くのお坊さんの前でお話させて頂いた『お寺を盛り上げる7つのアクション』。うちのお寺でも話してほしいというお誘いを何件も頂きながら、特に地方ではなかなか実現させることができなかったため、直接現場に行けなくても伝えられるツール作りは必須の課題でした。

そして先日、ようやく『音声付き電子書籍版』を発表することができました。ここからの販売も課題ですが、まずは純粋に日の目を見ることができたことにホッとしています。

しかし実はこの本。紙媒体での書籍化というお誘いも、ある出版社から頂いていました。ですが今回は電子書籍で直販するという、手間も失敗可能性も高い形にこだわらせて頂きました。これは私にとって勇気のいる決断でしたが、まとめると6つの理由があります。

1.新しい手法にチャレンジしたいため

私はこれまで何度か本を作る場に携わらせて頂いたことがあったので、紙の書籍を作るということは新しい挑戦ではありません(そんなに偉そうに言えるほど、たくさん経験があるわけでもありませんが)。

ですが電子書籍を作って自分で売るということは、私にとって初めての経験です。特に今回はKindle化などもせずに音声ファイルも付けて直接自分で販売するのですから、資料作成や音声録音、告知や販売手法など、学びや気がついたことがたくさんありました。

特に正直に言って、音声ファイルの作成は撮り直しの連続で苦戦しました。また、自分で注文を受け、販売していく手間もバカにできません。しかしその時間的コストをかけてでも、今回は新しい経験を得ることに価値を見出しています。

お坊さんの講師も務める私としては、周りが持っていない希少な経験やスキルを手にしておくことは、単純に紙の本を売って短期的にお金を手にすること以上に大切です。その意味では作る過程においてもこれからの販売局面においても、得られるものはたくさんあると考えています。

2.ビジネスモデルの転換を模索するため

出版不況が叫ばれる現在、ベストセラー作家でもない限り紙の本を製作しても、それほど大きなお金は入ってきません。私自身はこれまでを平均すると、一冊でだいたい50万円弱程度(バラツキはありますが)です。

そして今回の書籍は特にお坊さん向けという、非常に狭い領域のみに通用する内容です。お誘い頂いた出版社の方には申し訳ありませんがどう考えても10万部とか、本として売れる母数がありません。それであれば販売金額の10%しか印税として入ってこない書籍より、100%自分に入ってくる電子書籍の方がお金になると仮説をたてました。

紙の本と比べれば手軽さで劣り、また音声を付けてPDFで読むという、世の中に全くないとは言わないまでもあまり馴染みのない形。その分敬遠される可能性も承知していますし、限られた読者層がさらに振るわれることで、果たしてどの程度まで広げることができるかは想像できません。

ですのでまずは私が紙の本を出した時に頂いた中での最低金額である、10万円を売り上げの目標としています。まあ、これは他の本と比べて極端に少ない金額でしたのでこれが目標として適当かどうかは分かりませんが、とりあえず初めての挑戦ですし限られた市場ですので、ここまで達成すれば金銭面では最低ラインクリアーと考えています。

電子書籍の良いところは絶版がないことです。なので事あるごとに話題にしていけば、いつかは達成できると予測しています。出版社から出すには小規模な市場だけど、個人で出版すれば十分に利益の出るモデル。それを見つけることができたらというのが私の考えです。

3.お坊さんとのネットワークを作っていきたいため

電子書籍での直販を選択した最も大きな理由が、この『お寺を盛り上げる7つのアクション』に興味を持って下さった方と、今後も直接お付き合いをさせて頂きたいと考えたことです。紙の本を作って1万人に読まれるよりも、電子書籍で100人と繋がれるのであれば、その方がメリットがあると考えたことが最終的な決断理由でした。

私はプロの旅人であり、寺社旅研究家です。この活動を今後も続けて行くのであれば、お坊さんやお寺の方とさらに密なネットワークを作っていくことが必須です。仲間作りは今後も生き残っていくために大切ですので、今回のテーマを考えると紙の本より電子書籍にメリットが多いと感じました。

4.講演をパッケージングする媒体としての必然性

今回のお寺を盛り上げる7つのアクションは、最初にも書いたとおりお坊さんの前で話した講演が元になっています。このため書籍として作り直すためには大部分を新たに書き直す必要性が生じます。

電子書籍は音声録音に時間がかかったとはいえ、同じ内容を全て文章化してもやはり時間はかかったでしょう。そして結局手数がかかるのであれば、私の声で届けた方が想いも伝わるのではと考えました。まあ、それでもどちらがより少ない労力でできたかと言われれば、結果的には慣れている分文章を書く方だったかもしれませんが。

ですので、音声+講演資料という形を考えた時、紙の書籍という判断は必然的に消えました。

5.本を出版してから電子書籍は難しいが、逆はなんとかなるかもしれない

出版社から紙媒体で本を出した後に私が同じ内容を電子書籍で出すことは、契約上の問題もありますしたぶん無理でしょう。ですが電子書籍を出した後に(できればそれが、良い弾みとなって)紙媒体の本につながるのであれば、少なくとも契約の絡みでは問題ないはずです。

まあ、これは出版社の方には失礼な話かもしれませんし、私も電子書籍として出した時点で紙媒体での出版まで欲張るつもりはありません。ただ可能性として考えておくのであれば、順序はやはり電子書籍が先となります。

6.失敗を怖れて挑戦しないのであれば、電子書籍で言っていることと矛盾が生じるため

『お寺を盛り上げる7つのアクション』の中ではお坊さんに向けて、失敗を怖れず果敢に挑戦することを推奨しています。で、あれば私が失敗を怖れて挑戦を避けていたらお話になりません。

全力を尽くした上で大こけするのであれば、それはそれで貴重なデータです。ですので私自身も失敗を怖れず(いや、怖れてはいるのですが、それでもひるまず)、今回は電子書籍で挑戦することにしました。

ということで電子書籍の内容はもちろん、私の挑戦にも興味を持って頂ける方は、ぜひぜひ以下のリンク先にある『お寺を盛り上げる7つのアクション~音声付き電子書籍版~』のブログ記事もお読み頂けたら嬉しいです。購入までして下さったら、さらにハッピーです。

icsmお寺を盛り上げる7つのアクション。人が集まるお寺は何をしているのか。

それとお誘いを頂いた出版社の編集さんには大変申し訳なかったのですが、今回は電子書籍化というアイディアが先に浮かんでしまった以上、本の出版に切り替えることは(めちゃくちゃ悩みましたが)できませんでした。紙媒体には紙媒体の良いところがありますし、電子書籍でリーチできる方などほんの一部ですので、紙の書籍を否定しているわけでもありません。そこだけ最後に補足させて頂きます。

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