日蓮宗・お寺の奥さん向け講習会が無事に終了しました。
一昨日、日蓮宗の宗務院で、お寺の奥さんを対象にした講習会が行われました。
こちらのブログでも紹介してきましたが、
これまで福岡・北海道・岡山と続き、最終回となる4回目。
どうにか年間通して無事に終えることができました。
ちなみに過去の記事はこちら。
情報拡散力は女性が有利! お寺の奥さん向け講習の講師をさせて頂きました。
お寺の奥さん(寺庭婦人)を対象にした講習会で講師をしてほしい。
思えば今年の2月。ちょうど雪が降り、電車がストップした荒天の中で、
日蓮宗の講習内容を決める会議に出席させて頂き、
そこで告げられたのがこの言葉でした。
お寺の奥さん向け?
お坊さんと知り合う機会は多い私ですが、
お寺の奥さんとはそれほど話し合う機会もない。
内心ドキドキでしたが、去年行わせて頂いたお坊さんとその奥さん、
夫婦での参加を前提とした講習会で講師をさせて頂き、
お寺の奥さんがいかに大切な存在か。それを感じていたことも事実。
「やりましょう」
内心の不安を押し隠しつつ期待にお応えしたいとお引き受けし、
私の2013年の奮闘が始まりました。
そして実際の講習がスタートする6月までは資料集めと取材に奔走。
やるからには中途半端なものは出せないと、
東京・仙台・長野など素敵な活動をされている
お寺の奥さんを探し回ってインタビューに赴き、
ようやく生まれたのが『お寺の奥さんの5つのアクション』です。
全4回。300人近くの方の前でお話させて頂きましたが、
良い反響も厳しいご意見もいろいろありました。
しかし「アクション」という言葉に示したように、
あくまで今からでも取り組める一歩にこだわった講習は、
後日、実際に始めてみましたというメールを頂くなど、
一定の成果はあったのではと思います。
そして日蓮宗の講習会が変わってきた。
そんな風に言って頂ける。その前線に立たせて頂いたということは、
私にとっても貴重な経験となりました。
この記事の冒頭に掲載した写真は、
今回の研修を担当された宗務院の皆様です。
(他にもたくさんの方にお世話になったのですが、
ここでは紹介しきれませんでした)
一昨年から始まったお寺の活用アイデアコンペ審査員、
去年行わせて頂いたお坊さんを対象にした講習会、
そして今年のお寺の奥さん向け講師。
お坊さんではなく、またどこかの機関に所属しているわけでも、
何かの肩書を持っているわけでもないフリー旅人の私に、
このような貴重な機会を与えて頂きありがとうございました。
今年は真言宗、浄土宗、臨済宗など様々な宗派での講習にも
講師としてお呼び頂いていますが、
ひとつの宗派のトップ組織から声をかけて頂いたことは、
この流れが作られる上で間違いなく大きな要素になっています。
ですので私にとって大きな成長の機会を作ってくださった皆様には、
本当に感謝しています。
そしてお寺の奥さん向け講習会もまだまだ発展途上です。
まずは女性の力に着目してメッセージを発していった。
次は講習を作る側にも入ってきて頂いたり、
どんどんとお寺の奥さんの活動を取り上げていったり。
特に日蓮宗のキャッチコピーは『いのちに合掌』。
「いのち」という大きな、そしてある意味漠然とした言葉を、
個々のお寺がブレイクダウンしながら具体的テーマに絞り上げ、
真正面から取り組むことでこのコピーはさらに輝いてきます。
命は女性が語ってこそ、強いメッセージを放つ言葉です。
お寺の女性パワーが未来へ向けての起爆剤となるために。
今回学んだことをベースに宿坊研究会でもこれからもなお一層、
力を尽くして取り組んでいきたいと思います。