宮城県気仙沼市にある松岩寺の僧侶・小黒澤和常さんからのお寺活性ご相談
宮城県気仙沼市にある松岩寺の僧侶・小黒澤和常さんから、
お寺活性化についてのご相談を受けました。
(上の写真は頂いたお土産のクッキーです。
小黒澤さんとのツーショット写真を撮っておけば良かった)
小黒澤さんはお寺の境内に縁結び三地蔵を建立し、
漫画家さんと協力しながらお寺を紹介する漫画を製作されているとのこと。
そして多くの人にお寺のことを知ってほしい、親しんでほしい。
そんな想いを持たれて活動されているお坊さんです。
今年の9月に私が講師をさせて頂いた増上寺でのお寺活性講習会にも参加され、
今回はそんなご縁でお会いしてきました。
相談内容は多岐に渡りましたが、
大まかな話としては「恋愛」をテーマに
お寺が仕掛ける地域活性についてです。
気仙沼市は明治時代の歌人・落合直文の出身地ですが、
この落合直文は近代短歌史に初めて「恋人」という言葉を使われた方とのこと。
砂の上に わが恋人の 名をかけば 波のよせきて かげもとどめず
という歌はJR気仙沼線南気仙沼駅前にも歌碑があります。
そして今は気仙沼市のNPO法人『底上げ』や高校生団体を中心に企画している
『恋人ツアー』が企画されており、
お寺としての関わりや気仙沼市にどうやって人に来て頂くか、
などについて意見交換を行いました。
私の回答としては『恋人』に着目するのであれば、
世の中の恋人がどんな悩みや課題を持っているかを探らなければならない。
そしてそれを解決できるような企画を練らなければならないということです。
例えば
・付き合ったばかりで距離感がまだつかめていない恋人
・けんかを良くする恋人
・プロポーズのきっかけがつかめない恋人
ちょっと考えただけでも、たくさんありそうです。
そして課題解決としては
・お互いを知るために、子供の頃からの写真を持ってきて見せ合うワークショップ
・恋人同士のけんかを減らすために、喧嘩がちなカップルが集まってのディスカッション
・プロポーズの覚悟を決めるための修行体験
などなど(思い付きですが)
縁結び地蔵や落合直文はそのための背景として活用し、
悩みや課題のリサーチ ⇒ 気仙沼市でできる解決法の構築
これが作れるかどうかにかかっているのではというのが、私の考えです。
(本当はもっと細かく話していますが)
せっかく有意義なお話し合いにもなりましたので、
周りの方にもシェアできたらと、
小黒澤さんに了承いただきブログで紹介させて頂きました。