ほーりーの十八番『お寺を盛り上げる7つのアクション』とは何か?
先日、お邪魔させて頂いた栃木県仏教会の講習会。今回は久しぶりに、いろんな宗派のお坊さんを前にした講演でした。
なんでも栃木県は宗派をまたいだつながりが深く、仏教会の活動も盛んに行われているのだとか。
ということであちこちの宗派に顔を出しまくるほーりーに白羽の矢が立ち、今回はお呼ばれしたわけです。声をかけて下さったのは、ぶっちゃけ寺で時の人となった、お茶の間では最も有名なお坊さんのひとり・井上広法さん。
本人が「俺が働いているとこ、ちゃんと撮っとくように」と言ってたので、パシャリ☆
ということで今回はお話させて頂いた『お寺を盛り上げる7つのアクション』について、まとめてみます。
『お寺を盛り上げる7つのアクション』の概要
『お寺を盛り上げる7つのアクション』とは、どんな内容なのか?
私はこれからのお寺にとって大きな役割のひとつは、新たなコミュニティ作りだと考えています。これは仏教の布教的観点からも、お寺の経営的観点からも感じることです。
そこでこの講演では名前の通り、お寺と外の人をつなぐステップを7つに分けて紹介しています。
例えば、一つ目のアクションは『教会に行ってみる』
お寺は普段行きなれていない人にとっては、とても敷居の高い場所です。しかしお坊さんがこの敷居の高さを腹の底から感じることは、簡単ではありません。
(家庭の中で居場所がないとか、そういうのは抜きにして)
そこで私はお坊さんに教会に行ってみることを勧めています。そんなことをすると、入ってよいのか不安に思うでしょうし、作法が分からず怒られるのではとか、しつこく勧誘されるのではという心配も出てくるでしょう。
またそれ以前の話として、誰でもウェルカムな教会とキリスト教信者のみの教会、来てもいいよと言っているけど、素人が行くのはとても難しい教会の見分け方も分かります。
これらはみんな、お寺にそのまま当てはまるものです。この第一アクションでお寺の外にいる人の立場に立ってから、徐々にお寺と縁のない人が入れる入り口を作っていきます。
『お寺を盛り上げる7つのアクション』のヒストリー
『お寺を盛り上げる7つのアクション』は、これまでに300人以上のお坊さんにお話させて頂きました。私の持ちネタの中でも最も講演回数の多いタイトルです。
一番最初に作ったのは、2012年の日蓮宗社会活動講習会でした。
いや~、もう5年も前の話なんですね。
そしてそこから真言宗や臨済宗、浄土宗の講習会でもお話させて頂き、今回は超宗派の仏教会にお呼ばれしました。
また派生版として、日蓮宗の寺庭婦人さんの研修会で北海道から九州まで巡回した『お寺の奥さんの5つのアクション』や、いくつかの要素を切り抜きながら浄土真宗用にアレンジした『お寺は外からこう見える ~浄土真宗編~』というものもあります。
その他にも講演資料(を、バージョンアップさせたもの)&ほーりーの講義音声をセットにした『お寺を盛り上げる7つのアクション~音声付き電子書籍版~』は、3000円という価格にも関わらず100人近い方にご購入頂いています。
いやいや。こんなマニアックかつイリーガルな媒体としては、驚きの売上だ!
また最近ではこの7つのアクションを再構成した形で、月刊住職とお坊さん倶楽部でそれぞれコラム連載しています。
特に月刊住職は文字数も多いので、これまでとは全く別の切り口でもいろいろと語っています。ほーりー的にはこの連載を引き受けて以降、私自身の理解も熟成された感じです。
ということで、、、
お寺を盛り上げる7つのアクション。これからも機会があれば話をしていく予定です。
ある程度の人数が集まる場所であれば、講演依頼はいつでもお受けしていますし、個人で聞いてみたい方は、上で紹介した電子書籍版も用意しています。
先日もあるお坊さんから「この7つのアクションが、今のお寺作りの基本になっている」と言われ、泣きそうになりました。
まあそんなわけで、そこそこ評価は高いと思います。電子書籍版の案内ページにも詳しい内容を書いていますし、よろしければぜひご覧下さいね。