世界が終わりになろうとも……
「たとえ明日、世界が終わりになろうとも、私はリンゴの木を植え続ける」
ドイツの神学者で宗教改革の中心人物、マルティン・ルターの言葉です。
世界が明日終わることが分かっていたら、あなたは何をするでしょうか?
「吸血鬼にちがいない」という漫画で、これと似た場面がありました。
宇宙人が地球を滅ぼすためにミサイルを撃ち、
それを地球の人間に明日爆発すると宣告をしたシーンです。
(最もかなり頼りない宇宙人達で、結局不発に終わるのですが)
箱の中にこもって頭を抱えて震えている人。
ミサイルを打ち落とせと叫び続けている人。
甘いお菓子を最後だからと目一杯食べ続ける人。
好きな女の子に告白しに走る人。
そんな中で一人の少女がとった行動は、
山に出かけて水を汲み、その水でコーヒーを煎れるというものでした。
世界が終わることが分かっていたら、それはどんな恐怖でしょう。
そんな大それたことではなくても、世の中にはプレッシャーがたくさんあります。
たとえ明日、世界が終わりになろうとも、リンゴの木を植える平常心。
やるべき事をやる力。
最近、宿坊研究会の活動で、様々なことをするようになりました。
プレッシャーに負けず平常心で、淡々と歩みを進めていきたいものです。
世界が終わるような、絶望的な状況ではないのですしね。