宿坊のインバウンド対応に、観光庁が最大780万円を助成
昨年、閣議決定された『観光白書』に「寺泊」が盛り込まれました。この観光白書とは観光立国推進基本法に基づき、日本の観光状況や施策を国会へと報告しているものです。
寺社Nowに見る「寺泊」が閣議決定して観光白書に盛り込まれた流れ
一言で言えば、お寺への宿泊はこれから国策として進められていくということですね。
そしてその流れに沿って、今年は宿坊を新たに作りたい方や運営しているお寺などを支援する取り組みが始まっています。
観光庁の宿坊向け向け補助事業
ここ2週間ほど、ほーりーとつながりがある宿坊の方々と、以下リンク先にある観光庁からの発表で盛り上がっています。
内容をまとめると次の通りです。
(1)宿坊を作りたい方へのコンサルティング派遣
(2)すでに宿坊を運営している方へのインバウンド対応整備に補助金助成(上限780万円)
(3)海外に向けた魅力発信・認知度向上素材の作成
(1)はまだ詳細が発表されていない部分もありますが、これから宿坊を開きたいけど、どこから進めればよいか分からない方には、弾みとなっていきそうです。
そして(2)はすでに宿坊を開いていて、これから海外の方向けに施設整備や体験コンテンツを作りたい方には、大きな助けになるでしょう。こちらはすでにスタートしていて、応募受付期間は令和2年5月26日(火)~6月30日(火)17時(必着)です。
(3)はもうちょっと広範な、宿坊を海外にPRする事業者向けということでしょうか(この部分は、まだちょっとよく分かりません)
ちなみに観光庁へ複数の宿坊の方が問い合わせたところ、宗教法人も申請対象になるとのことでした。また宿泊形態は旅館業の営業許可を受けているところ、民泊として登録されているところ、どちらもOKです。
申請を考えている宿坊と情報共有中
先日、宿坊オンラインサミットも開催しましたが、ほーりーは現在、日本各地の宿坊の方とこの補助事業の内容や申請書の書き方について、情報連携を行っています。
もしもご興味ある宿坊の方がいましたら、内容をお知らせすることも可能なので、お気軽にご連絡くださいませ。
また宿坊をこれから開きたい、前向きに検討中という方も、いろいろ情報提供可能です。こちらも興味ある方いましたら、ほーりーまでご連絡下さ~い。