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宿坊を作りたい変り者のお寺のための、駆け込み寺3選

01.宿坊
 

水面下で着々と進んでいる宿坊創生プロジェクト。

昨年に京都・東本願寺さんで行わせて頂いた『宿坊スタートアップミーティング』には、日本各地から宿坊を作りたいお寺の方がたくさん足を運んで下さいましたが、その後も私のもとには断続的に「宿坊に興味がある」「宿坊に賭けたい」というお寺の方からのご連絡が届いています。

そこで現在、お寺の方が宿坊を作りたいと思ったら、最初に連絡を取ると良さそうな場所を紹介します。

宿坊を作りたいお寺の強力な力になる駆け込み寺3選

1.宿坊研究会

まずは、宿坊研究会。要するに、私(堀内克彦)です。

2000年から17年間宿坊泊まり歩きの旅を続け、これまで約100軒の宿坊に泊まってきた宿坊旅行の第一人者です(自分で、言い切っちゃいますが)。

宿坊研究を人生のフィールドワークにしていて、Webサイトや本の作成、300回以上のメディア取材を受けるなど、宿坊がほとんど知られていなかった時代から宿坊ブームを作り上げてきました。

また、そこから派生して寺社が好きな人が集まるコミュニティ作りも行い、ここ8年は寺社好き男女の縁結び企画『寺社コン』を開催。(少なくみても)50組以上の夫婦、200組以上のカップルを誕生させています。

さらにお寺や神社の活性プロジェクトにも多数参加。日蓮宗さんが行ったお寺活用アイディアコンペの審査員や、京都・東本願寺、西本願寺、東京・増上寺、池上本門寺などの各宗派本山や、北海道から九州までのお寺でお寺活性講演を開催。お寺やお寺を応援する霊園会社とも契約し、コンサルタントも行っています。

というわけで、寺社をテーマに面白そうなことにはあちこち顔を突っ込みまくっている人間です。このブログをご覧になっている方なら一番声をかけやすいと思われますので、お気軽にどうぞ。

お問い合わせはこちらからどうぞ。

2.全国寺社観光協会

私がアドバイザーをつとめている社団法人ですが、こちらで『宿坊創生プロジェクト』が行われています。

宿坊創生プロジェクトではこれからの日本の観光立国化、ホテル需要の増加および供給の不足と、今後寺社が消滅していく実態をつなぎ合わせることを目的に、日本中に宿坊を作ることを目指して動いています。

自民党の観光立国調査会や観光庁、文化庁などともコネクションがあり、旅行業界、ホテル業界を始め多くの企業や団体ともネットワークを持っています。

宿坊作りには旅館業の取得や法律、税制、運営に関わる様々な専門家が必要なため、それらを一手に束ねていることは大きな強みです。

機関誌・寺社Now(私も宿坊研究会レポート連載中)は発行部数3万部。その中でも宿坊作りたい方への呼びかけが行われていますよ。

全国寺社観光協会の宿坊開設支援

ちなみに宿坊はまだ分からない、興味あるけど見てもらうほどじゃないという方は、寺社Now(隔月発行)だけ送って頂くということもありです。

お寺や神社であれば、全国寺社観光協会に連絡取れば無料で送って頂けますよ。宿坊のことはもちろん、日本中の様々な寺社の活動や行政・企業との連携など、面白い情報がたくさん載っています。

バックナンバーもネットでダウンロードできるので、ご興味あれば寺社Nowのサイトをご覧下さい。

3.実際に宿坊を自分で作った住職

宿坊創生プロジェクト、実際に宿坊作りも内々では行っていますが、まだ開始2年と稼働している宿坊を作り切れていないのは弱みです。

しかしそこにも偉大な先駆者は(少数ですが)存在します。

私が親しくさせて頂いている中では、埼玉県・大陽寺の浅見住職と、鳥取県・光澤寺の宗元住職は頼もしい味方です。

大陽寺は秩父の山奥にあり、半径5km人が住んでいない超辺境の山奥。光澤寺も周りに田んぼしかないような、八頭という人口減少に悩む町のお寺です。そういう意味ではけっして恵まれているとは言えない、日本中にありふれた(大陽寺は逆の意味で、希少な環境ですが)お寺が宿坊を開いて注目を集めている例として、周りに勇気を与えます。

お二人とも「宿坊を作りたい方がいたら協力したい」と仰っていましたし、宗元住職は冒頭で紹介した宿坊スタートアップミーティングにもご登壇頂きました。

またつい先日も、九州から宿坊を作りたいというお坊さんが光澤寺さんに来られて相談していったそうです。速攻で私のもとにも連絡が来ました。

やはり百聞は一見に如かず。実際に生で宿坊を見たり泊まったりすると、具体的なことが分かります。ビジネスホテルと違って宿坊はびっくり箱と言っていいほど、泊まるたびに何かが出てきます。なので上記2ヶ寺の他にもいろいろ足を運ぶと、一口に宿坊と言っても様々な形があることが分かりますよ。

まとめ

宿坊を作りたいなんていうコミュニティはとんでもなくニッチなので、結局上記3者はどこもつながっています。

私は全国寺社観光協会の方とは頻繁に連絡取り合っていますし、宗元住職ともfacebookなどでよくやり取りしています。浅見住職はお坊さんというより仙人なので、たまに電話(生存確認?)するくらいですが、私の結婚式にも参列頂きましたし。

そんなわけで現在、ワンピースのルフィみたいに宿坊研究会は現在、変り者の仲間を大募集中です。まだまだ(一番最初の)イーストブルー付近を航海中ですが。

「宿坊王におれはなる!」

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