1万倍わくわくする旅行の下調べ
あなたは本が好きですか?
私は大好きです。
高校時代には毎日のように本屋に通っていましたし、
今も本屋に立ち寄ると、いつもワクワクしてしまいます。
本を読むことと旅することは似ていますね。
どちらも違う世界を見せてくれます。
ところで「百聞は一見に如かず」という言葉があります。
私はこの言葉が好きです。
どんなに聞いたとしても、実際に見ることには敵わない。
どんなにガイドブックを読んでも、インターネットやテレビで見ても、
実際にその場に立って肌で触れる空気には敵わない。
「百見は一行に如かず」と言っていた人もいました。
百回見ても、一回行うことには敵わない。真実だと思います。
そして私の旅は、そうしたポリシーで行っています。
でも、だとすれば、本を読む意味ってなんでしょう?
見ることの1/100の価値もないのか。
行うことの1/10000の価値もないのか。
私はここ数年、旅行関係の本はむさぼるように読んできましたが、
ふと、気づいたことがありました。
実は「百聞」には「一見」を手助けしてくれる力があるんですね。
「百聞」の土台を築いた上に立つ「一見」は、「百見」の価値があります。
「一行」にも「百行」の価値があります。
逆に「百聞」のない「一見」から得られたものは、
全くといっていいほどありませんでした。
ぶらり気ままな行き当たりばったりの旅。
それも悪くはありませんが、一生懸命調べた上での旅。
同じ「旅」でも、1万倍の違いがあると思いますよ。
もしあなたが、旅行の下調べをいつも人任せにしてしまっているとしたら、
ぜひ一度だまされたと思って本を開いてみてください。
1万倍のわくわくが、あなたを待っています。