2017年のほーりー振り返り。株式会社寺社旅は順調な一年目でした

もー、いくつ寝ると、お正月。ということで、あちこちの寺社を回りまくった2017年も残すところわずかとなりました。

あんなこと。こんなことあったな～と、走馬灯のように頭に浮かびますね。

今年のほーりー及びご一緒させて頂いている方々の話題をピックアップすると

１．株式会社寺社旅設立。ほーりーが社長になったよ
２．４つの連携事業はそれぞれ絶好調
３．お寺からの相談・コンサル依頼が増えた
４．月刊住職で連載開始
５．「檀家数減少時代のお寺の方策」を講演
６．まさかのキリスト教会で講演
７．ほーりー妻が畑を耕す

などです。

ということで、一つ一つ紹介していきます。

2017年のほーりーはこんな年でした

株式会社寺社旅設立。ほーりーが社長になったよ

今年一番の変化はこれです。これまでフリーの寺社旅研究家として活動していましたが、法人を作ってしまいました。それでこの会社は何をしているかと言えば

●インターネット上での情報発信
●各種メディアでの取材受付・執筆業
●お坊さんや企業を対象にした講師業
●寺社や企業のコンサルティング
●寺社コンなどの各種イベント企画と運営

などが中心です。

ちなみに派手なことが苦手なほーりーは、会社設立パーティーや身内でのキックオフなど何もせず、会社が誕生した日も淡々と家でキーボードを叩いていました。

先の見えないサバイバルな道なので、浮ついた気持ちになっても毒ですし。なので一年間の世界一周旅行に出ていた億万長者の社長さんから、会社設立のお祝いに四つ葉のクローバーを頂いたことが唯一のイベントです。

幸運を呼び込んでくれますように。

４つの連携事業はそれぞれ絶好調

ほーりーは現在、３つの会社で顧問やアドバイザー役などを引き受けています。そして今年もそれぞれ、発展のあった年になりました。

全国寺社観光協会の『宿坊創生プロジェクト』では、大阪に和空下寺町がオープン。楽天トラベルの「宿泊者が選んだ厳選５つ星」に選出されるなど、高い評価を受けています。

和空下寺町が、楽天トラベル「宿泊者が選んだ厳選５つ星」に選出！

アンカレッジの『お寺の樹木葬』は、10ヶ寺まで導入寺院が拡大。特に京都で新たに始まったことは、これからの関西展開にとって大きな足掛かりになっています。

お寺と人をつなぐ樹木葬セミナーが、京都で行われますよ！

インナーコーリングは2016年12月に顧問を引き受け、今年はご一緒して一年間フル稼働した初めての年になりました。こちらが手掛けるお坊さんが講師のマインドフルネスセミナー『cocokuri（ココクリ）』は多くのメディアの注目を集め、企業からの引き合いも増えてきています。

ベンチャーよりも大手企業が『cocokuri（ココクリ）』に注目している

そしてもう一つ。ほーりー一押しの結婚相談所『ブライダルチューリップ』も、寺社コンとの提携プランに多くの方がお申し込みされ、無事に成婚された方も出てきました。

結婚相談所とは何か？　成婚率57.3%のブライダルチューリップ

これらはほーりーが頑張っているというより、それぞれの会社の方のパワーによるものですが、関わっている者としてはやはりぐいぐいと成果が出ているのは嬉しい話です。

お寺からの相談・コンサル依頼が増えた

今年はお寺からの相談依頼が増えた一年でした。

日蓮宗宗務院さんにお呼ばれして身延山活性ミーティングにも参加しましたが、基本的には個別のお寺に出向いての住職やお寺の方へのアドバイスが多かったです。

場所は大分、愛知、埼玉、群馬で、これらは全て相談料２万円＋交通費（＆遠いところは宿泊費）を頂いた上で依頼を受けています。またテーマは宿坊、樹木葬、仏前結婚式、マインドフルネス、イベント、観光、インターネットでの情報発信、その他お寺の方が考えるさまざまな事業についてです。

公開できる内容では、以下の記事がありますね。

大分の長仁寺で、家族の対話にほーりーが飛び込みました

他にも広島のお寺からは、定期的な相談役も引き受けています。こちらは月一でネットミーティングを行い、半年で６万円に設定しました。ほーりーを直接呼ばなくても済む話であれば、この形式がお得かもしれません。

月刊住職で連載開始

今年は４月から、月刊住職での連載もスタートしました。

あの攻めすぎ『月刊住職』で、ほーりーの寺院活性連載スタート

創刊42年。お寺業界では名前の知られた情報誌です。インパクトある名前から、お寺と関係のない人にも一部で大人気だったりします。

こちらでほーりーが書いているのは「やればできる！　寺院活性化のためのケーススタディ」というもの。これまでほーりーのメインテーマである『宿坊』や、これまで700人以上のお坊さんにお話させて頂き、音声付きの電子書籍版も作った『お寺を盛り上げる７つのアクション』について書いてきました。

そして現在は北海道から九州まで巡業しながらお話してきた『お寺の奥さんの５つのアクション』を連載しています。

これらは私にとっても考えの整理が進み、楽しい執筆活動になっています。またメディアの方も結構読まれているので、そちらでのつながりもできたりしてますし。

書きたいことはまだまだあるので、来年も張り切っていきますゾ。

「檀家数減少時代のお寺の方策」を講演

今年も大阪・南御堂、栃木県仏教会、京都・西本願寺などで行われた僧侶研修会で、講師をしてきました。そんな幾つかの依頼の中でも一番難しかったのが、浄土宗兵庫教区さんの「寺院消滅時代に向けて、これからのお寺の存続策を話してほしい」というどストレートなものです。

お寺とお金。ここに意見を述べるといろんな方から「仏教にお金を近づけるな！」と怒られるのですが、私の大好きなお寺が消えていくのは寂しいので、腹くくるしかありません。

ということで『檀家数減少時代のお寺の方策』という講演タイトルを、今回はゼロから作ってみました。

この内容は檀家さんのお布施以外で、お寺を経済＆布教両面で活性させるモデルを話したもの。具体的には「宿坊」「仏前結婚式」「企業セミナー」「信徒創造」「祈願・祈祷寺化」の５つです。

このブログでも度々言及していますが、檀家さんはとても大切な存在です。しかし寺院収入の約８割がお布施に頼っている現状は、バランスを欠いています。

そこでお城の石垣のように、大きなものから小さなものまでさまざまなパーツを組み合わせてお寺を作ろうというのがほーりーの提案です。

檀家さんからのお布施以外で、お寺に収入を増やす５つの方策

まあ、これは株式会社寺社旅にも言えることですが。来年もいろんなことに挑戦して、試行錯誤しながらサバイバルを続けます。

まさかのキリスト教会で講演

ある意味で今年一番のサプライズ。ほーりー自身もめちゃくちゃびっくりした話ですが、８月にキリスト教記者クラブさんの集まりで、講演する機会を頂きました。

ほーりーがキリスト教会で講演。お寺と共通の課題も多いようです

聖母マリアとマグダラのマリアの違いも分からなかったほーりーなので、牧師さんや神父さんに教会独自の盛り上げ方を話すことは無理な話です。なのでこちらは『お寺を盛り上げる７つのアクション』を「教会出張編」として話させて頂きました。

多少はアレンジした部分もありますが、基本的には普段お坊さんにしている話をそのまま語り、教会にも使える内容があれば拾ってねというスタンスで。

そしてほーりー的な収穫は終わった後の懇親会で、「お寺」と「教会」の経済やコミュニティ的成り立ちの共通・相違点についての話し合いでした。

教会の実情を知ることができ、学びの多い時間でした～。

ほーりー妻が畑を耕す

うちの妻は野菜を育てることにも興味があったので、近所に畑を借りていろんな種を植えてみました。

株式会社寺社旅に自然の恵み研究部が誕生。部長はうちの妻

大根、ジャガイモ、スイスチャード、枝豆、きゅうり、なす、いんげん、とまと、バジルなどなど。

自分の食べるものがどうやって生まれ育っているかを肌で感じることは、神道的にはとても大切かもしれませんね。来年は神主さんとの関わりも増えそうなので、下準備にもなっています。

ちなみに先日、お寺が開発に関わった精進ソースを頂いたときは、サツマイモを使った「精進たこ焼き」も作りましたよ。甘くて、絶品☆

ということで、、、

他にも寺社コンを３４回行って多くの結婚報告を頂いたり、エンディング産業展でお寺の応援団ドリームチームを再結成したり。婚活イベントでのセミナー講師や独自の活動をしているお寺やお坊さんの取材を繰り返すなど、思った以上にいろんなことをしていた2017年でした。

また反省材料としては外に出すぎてしまったこと。家の中で腰を落ち着けてやらないといけないいくつかのプロジェクトが、おろそかになってしまいました。宿坊研究会のサイトもリニューアルしたいし。あとは法人化したことで管理するものが増えて、結構ひーひー言っております。

まあ、この辺は優先順位をどう置くかという話なので、来年は基盤を整えることにも力を入れますよ。

とは言えそんなことを含めても、株式会社寺社旅は順調な第一期目でした。フリーランス時代を入れても、一番収入の多い一年でしたし。

来年も引き続き、頑張るぞ！　ということで今年一年、ありがとうございました＆来年もよろしくお願いいたします。