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ほーりーが神主さん達に語った「悪ふざけ」の大切さ

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先日、東北六県神道青年協議会の禊錬成会で、講演させて頂きました。

こちらはFacebookでつながっている神主さんからご依頼頂いたもの。いつもお坊さんの研修会で話しているお寺活性化の話を、神社でもしてほしいとのお話です。

実はほーりーは、神主さんの集まりで講演したのは初めてでした。なぜかキリスト教の牧師さんや神父さんの前で話したこともあったのですが、神社活性化は空白スポットだったりします。

その一方で、お寺と神社の課題は(共通部分もありますが)異なるものが多すぎる。そんなことを漠然と思っていたため、『お寺を盛り上げる7つのアクション』を神社バージョンでというご要望もあったのですが、最終的には完全新作『神社と人をつなぐ7つの要素』を作ってみました。

「お寺を盛り上げる~」と名前は似ていますが、内容は別ものですよ。

ほーりーが神主さん達に語った「悪ふざけ」の大切さ

東北六県神道青年協議会の禊錬成会

そんなわけで構想に約半年。最後の2カ月はあちこちで神社や神主さんの活動を取材しながら、新作タイトルを引っ提げて岩手県に行ってきました。

会場は雫石町にある、ホテル森の風鶯宿。お坊さんの研修会はだいたい法要からスタートしますが、神主さんの場合は国歌斉唱なんですね。いつもとはまた異なる感じで、緊張感が高まります。

そして、しょっぱなから私の講演が始まりました。

神社と人をつなぐ7つの要素

神社と人をつなぐ7つの要素。言葉を変えると、神社にはこれが少ないために、私たち一般の人間が神道への敷居の高さを感じているものです。

その一つ目は、悪ふざけ。いきなり「悪ふざけが足りない」と言うと、なんじゃそれはと怒られてしまうかもしれません。

ですが、ほーりーは悪ふざけには2種類あると考えています。一つは自分自身の悪ふざけ。もう一つは自分は真剣だけど、世間からふざけていると思われてしまうものです。

こちらは少し、お寺の例を使って紹介させて頂きました。

悪ふざけが足りない

例えば、最近話題になりまくっている『テクノ法要』。こちらは福井県の照恩寺・朝倉行宣住職が作った、名前の通りテクノのリズムに乗せた法要です。

先人も極楽浄土のイメージを当時の最高技術で表現していたし、だったら現代では電気やコンピューターを用いて試してみよう。そんな想いのもとに作られています。

朝倉さん自身、ふざけた僧侶に見えるかもしれないが、私は本気ですと語っていました。

そして重要なのは、地方の一寺院から生まれたものが、浄土真宗本願寺派は本山(西本願寺)に呼んで行っていることです。

この辺の詳細は以下の記事にも書きましたが、

テクノ法要に見る、西本願寺に現れた黄金サイクルの兆し

新しい挑戦を組織として拾い上げ、それがまた次の新たな挑戦を生み出していくサイクルが、浄土真宗本願寺派は顕著です。

ちなみに本願寺派は仏教宗派の中では一番大きな組織です。僧侶数は32000人くらいいますし、神主さん全体(約2万人)と比べても多いわけです。

お寺と神社は形も違うので、これだけで比較することはできませんが、それでも構成員が増えるほど組織は硬直化しがちなものです。

そして神社同様、お寺も長い歴史がありますし、新しいものを不謹慎だと叩く材料には事欠きません(実際に批判していた人もいますし)。ですがそんな規模の大きな本願寺派が、ある意味でふざけた催しに見えるテクノ法要を守り育てている。

これは神主さんにも、参考になる事例かなと思います。

悪ふざけ力を鍛える方法

自分自身の悪ふざけと、自分は真剣だけど、世間からふざけていると見られるもの。これは境界もあいまいで、シンプルに線引きできるわけではありません。ですが当然、目指すべきは後者です。

神主さんの社会はある意味でとても真面目というか、脱線をしない、あるいはそれを許さない空気を、お寺社会より強く感じます。

そこでテクノ法要(他にもいくつか挙げましたが)を事例に見慣れないものを守る力を育てましょうと最初にお願いしたわけですが、その一方で悪ふざけを作る側の心構えも語っています。

それは人は本気を「激しさ」で語るけど、他人は本気を「時間」で測るということです。

私はこれをやりたい。こんなことを考えている。夢を語るのは簡単です。ですがほとんどの人は賛同してくれません。

もしも本気を示すのであれば、淡々と繰り返すことです。費やした時間や回数、生み出された成果。他人はそれらを示さないと、本気を信じてはくれないのです。

特に世間の批判者は飽きるのが早いです。寺社コンなんて始めた頃はお寺や神社で婚活なんて罰当たりと言われていたのに、10年も続けていたら「お寺や神社こそご縁を結ぶ場としてふさわしい」なんて言われたりしていますからね。

10年前にほーりーを罰当たりとののしっていた人、出てきなさいという感じですよ。

まあ、それはともかく。最初は真剣であっても続ける信念がないと、いつの間にか本当に悪ふざけで終わります。

そこで紹介したのが、以下のアクション課題です。

悪ふざけ力の鍛え方

世の中にはいろんなタブーや暗黙の了解があります。特に歴史の長い、伝統的なものほどそれは増えます。

しかしよくよく観察してみると、中には時代にそぐわなかったり形骸化していたりして、実は乗り越えることで多くの方の役に立つものも少なくありません。

なので「誰の迷惑になり」「誰の役に立つか」を事前に整理しておくと、多少叩かれても信念は曲がりにくくなります。

神主さんの前で話した、ほーりーの企画術

ついでに言うと、悪ふざけがなぜ必要なのか。それは企画に爆発力を生み出す大切な一要素となるからです。

ほーりーは企画を作るとき、以下の3つが充足されることを大切にしています。

企画の3要素

上の図で「悪ふざけ」は意外性に該当します。本当は講演でも「神社には意外性が足りない」と言おうと考えたのですが、言葉に反して意外性が足りなかったので、悪ふざけに変えました。

意外性が足りないと、企画は「ありきたり」になります。それはわざわざ人が足を運んだり、周りに伝えたいとは思わなくなる、埋没原因になります。

連綿と過去から受け継いでいるものを、否定するわけではありません。むしろ神社が10の活動をするならば、9はスタンダードなものが良いでしょう。ですが残りの1に悪ふざけが加わることで、今までの9も人に響きやすくなります。

悪ふざけは人が神社に足を運ぶ、呼び水となるわけです。

ということで、、、

今回の研修会。全体を通して掲げられたテーマは発信力でした。なので神主さん達の反応が怖いなと思いながら、あえて何それ! と思う言葉を7つチョイスしています。

しかしその分、事前に5人の神主さんに別々に資料を見てもんで頂いたり、事務局にも確認したりと、「悪ふざけ」した資料作りは慎重に慎重を期しました。

いやね。本当に神主さん達の前では、どこまで攻めていいのか分からなすぎて、怖かったわけですよ。

ですがおかげさまで講演した後、参加者からは「最高にためになった」「まさに今、神社でやろうとしていることに当てはまった」というご感想も多数頂けましたし、毒にも薬にもならない話からは一歩抜け出せたかなと思います。

まあ、それをまたブログに書くのは、別の種類のチャレンジではありますが。この「悪ふざけが大切」という概念は、もうちょっと神主さんたちにも広がってもらえたら、神社に足を運ぶ人も(そして単純なお参りだけでなく、神道に触れる機会も)増えるでしょう。

ということで、今回の研修会にご参加された皆様。この記事を読まれた方々。ぜひぜひ真剣にふざけることを、何かで試してみてくださいね。

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