東京・回向院にて、戦後初の善光寺出開帳が行われます!
「遠くとも一度は詣れ」と詠われながら、
信州まで旅することができなかった江戸市民に、
あの善光寺の阿弥陀様がおいでなさると爆発的な人気を誇った
両国・回向院での出開帳。
多分、今の感覚で言えば、
ガガ様来日とかレアル・マドリードがやってくるとか、
くまモンがイベント登場とか、
そのくらいの熱狂だったのではないでしょうか。
そんな善光寺の出開帳が、現代の日本によみがえりました。
しかも収益全額を震災被災地の復興に充てるとのことで、
ものすごい大掛かりな催しになっています。
そして来月の寺社コンで講師をして頂く、
江戸歴史家の我らが安藤優一郎先生が講演会を行われるとのこと。
そんなわけで早速、メッセージを頂きました。
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江戸のお寺は出開帳の会場として賑わいました。
なかでも、回向院は人気の高かった会場でした。
善光寺をはじめ、全国のお寺が争って出開帳の会場として選んだのです。
江戸の観光名所・隅田川に近かったことに加え、
江戸では浅草寺と一、二を争うほど境内が賑わったお寺として
知られていたことが、その理由でした。
回向院には江戸の有名人のお墓があります。
鼠小僧や歌舞伎の初代中村勘三郎のお墓があるのです。
鼠小僧のお墓を削って、
お財布の中に入れておくとお金が溜まるという言い伝えもあります。
そんな知られざる回向院の歴史とともに、
華やかな江戸出開帳の世界をご紹介したいと思います。
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善光寺の出開帳は、4月27日(土)~5月19日(日)
安藤先生の登場は4月29日(月)と5月3日(金)です。
その他にも期間を通して、講演・法話は盛りだくさん。
善光寺宿坊の方など、私の知りあいもたくさん名前が出ているので、
あれもこれもと行きたくなっちゃう豪華さです。
なお、講演や法話は聴講自由(ただし会場への入場料は大人1000円)。
事前申し込みもないそうですので、当日行けば直接聞くことが出来ます。
(ただ混雑が予想されますので、早目に入ることをおすすめします)
ご興味ある方は、詳しくは善光寺出開帳サイトをご覧下さい。