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山口県二尊院で、山伏体験(滝行・火渡りなど)モニターツアー実施

山口県長門市にある二尊院さんから、山伏修行体験のモニターツアー案内が送られてきたので紹介します。

二尊院山伏体験

パンフレットを見ると

山伏とは山岳で修行することによって超自然的な力を体得し、その力を用いて呪術や祈祷を行う事を旨とする修験道の専門家。山に伏して修行することから山伏と呼ばれる。修験道の世界では、山伏が霊山を案内して歩くガイドを先達(せんだつ)という。

と、書かれています。

山伏体験って坐禅や写経などと違って、やっているところが少なく珍しいんですよね。自然豊かな山の中や、打たれることのできる滝などロケーションを選ぶし、指導者も付きっきりでないと難しいので当然と言えば当然ですが。

しかし今回は、一泊二日でみっちりとこの山伏体験を行うことができますよ。

二尊院山伏体験高滝山

ちょっと文字が読みにくいかもしれませんが、地水火風空と自然のすべてと一体になってしまう壮大な修行です。

スケジュールは

○10/7(土)

12:30 ラポールゆや集合
13:00 受付
13:30 高滝山登拝
16:00 一日目終了・解散

オプション 山伏達と親睦会

○10/8(日)

8:30 二尊院集合・出発
9:00 滝行
11:00 昼食
12:15 火渡り
15:00 解散

となっています。

しかも2日目の火渡りは、二尊院で行われる楊貴妃炎の祭典で行われます。二尊院は「楊貴妃」が難を逃れて長門に漂着したという伝説があり、この楊貴妃鎮魂の想いを込めて行われるそうです。

二尊院山伏体験火渡り

二尊院住職からのメッセージ

二尊院住職から頂いた山伏修行体験の特徴や意気込みなどのメッセージも頂いたので紹介します。

柴燈護摩と楊貴妃伝説をともにしつらえた楊貴妃炎の祭典

私が住む向津具半島は、往昔の時代山伏の修行道場として、多数の山伏たちが野山を闊歩し、切磋琢磨していたであろうと考えています。

ならば山伏の奥義とも言える柴燈護摩という火祭りを復活させ、この霊場から改めて地域の活性化を祈ることこそ、山伏である私が出来る事ではないだろうか? そう思い、過疎化と高齢化により、あまりにも疲弊している地元を元気にしたいとの思いから、この地に眠る楊貴妃伝説を取り入れた「楊貴妃炎の祭典」を地域の同級生や賛同してくれる仲間と共に、地域のお祭りとして始めました。

それから7年、この地域に眠る様々な宝と出会い、すばらしいポテンシャルを秘めていることに感動しながら、それらを一般の方々にも感じていただきたいと、どなたでも参加することのできる山伏修行体験ツアーとして、向津具半島エコツーリズム検討会議さんと共に、このたびの企画を行う運びとなりました。

高滝山との出会い

私が滋賀から自坊に戻り、お寺の歴史を学ぼうと古い資料を調べると、その中に「高滝観音」を記されたものを見つけました。師匠である父も知らないとの回答。どうしても気になった私は、心当たりの古老らに尋ね回りその場所を見つけ出しました。

数十年前は人が足繁く通っていた霊山でしたが、今は参る人は殆んど聞きません。だからその場所を知る人も居りません。私はその高滝観音がどうしても気になって、1人入峰しました。

なんの整備もされていない参拝道は、けもの道といった方が近いだろうと思います。シダを分け入りながら進むと、ところどころに弘法大師の石仏が出迎えてくれます。久しぶりの参拝者に喜んでいるように感じました。

約1時間歩くと、高滝観音堂が突如現れました。その奥には魂を揺さぶるご神体が・・・。こんな素晴らしい霊山を絶やしてはいけない。また信仰を復活させたい! それが私と高滝山との始まりでした。

探し当てた滝との出会い

山伏の本能が、私に問いかけました。高滝山という行場があるなら、きっと近くに滝がある。行者なら滝に打たれて山に登拝したいもの。高滝という位だから滝があるはず。

古い郷土資料を読み調べると、近くに滝があることを突き止め、また1人滝を探して探訪しました。そして、ついに見つけてしまった、数百年前に絶対山伏行者が滝に打たれていたであろう天然の滝。

居ても立っても居られなくなりと早速入滝。その昔、この地で修行していた山伏たちの修行ルートが垣間見えた気がしました。

行方知れずの大天狗「長門普明鬼宿坊」の棲家

修験道のお経の中に天狗経というものがあります。そもそも天狗とは神仏の使者ですが、その中でもランクがあり、最も有力である天狗を大天狗と呼びます。天狗経は、この大天狗の住む霊峰と大天狗の名前を唱え賛嘆するものです。

大峰、羽黒、石鎚、鞍馬名だたる霊山の中に、なんと我が故郷も登場してくるのです。その名も 長門普明鬼宿坊(ながとふみょうきしゅくぼう) 。

しかし長門のどこの山かは不明であり、その大天狗も消息不明となっています。私は密かに早くに信仰が途絶えた高滝山こそ、長門普明鬼宿坊の棲家だと考えています。

ほーりーさんのご紹介特典

このたび、ほーりーさんのご紹介で参加していただいた方には、近くの西日本でも有数の湯本温泉にある楊貴妃浪漫の宿「玉仙閣」の無料入浴券を差し上げます。

楊貴妃が唐の時代に入浴していた温浴施設を記録に基づき再現しておられ、心も体もあたたまる温泉がお楽しみいただけます。

また希望者には、チラシには非掲載の行事として10/8(日)早朝に予定している、火渡りの儀のために集った山伏による氏神様への参詣の同行をご案内いたします。

身も心も浄化する、山伏修行体験

ということで秋のプレミアムな旅に、山伏修行体験はいかがでしょうか? 以下は企画の案内です。

場所  :高滝山・二尊院
参加費 :9800円(体験料+二日目昼食付)
定員  :10名

山伏達と親睦会はオプションとして、参加費2500円(お飲物込み)、宿泊は各自で用意が必要です。

農家民宿『くら里木』(朝食込み5000円、山伏ならではの一汁一菜朝食) 0837-34-1780
パタ屋       (素泊まり3000円、食パンとコーヒー付き)    0837-34-0868

なお、この企画はモニターツアーとして、アンケートのご協力を条件として、ご参加いただけます。またツアー中に写真や動画を撮影する場合があるとのことです。

詳細やお申込みは

向津具半島エコツーリズム検討会議
長門市油谷向津具上3335番
E-mail: ecokaigi0837@gmail.com TEL : 050-3567-0837
電話又はメールにより、上記の申込先まで氏名・住所・生年月日・連絡先・交流会参加の有無をご連絡ください。

参加申し込み締め切りは10/2(月)です。

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