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エンディング産業展『お寺の応援団ブース』の活動記録

2015/12/8~10にかけて、東京ビッグサイトで行われたエンディング産業展。その中で行われた美坊主コンテストの記事が、なんかお坊さん達にかなり読まれてしまったようですが、それ以外でも見どころはたくさんありました。

そもそもこちらに私が参戦したのは、いつもお世話になっているアンカレッジの伊藤社長から宿坊研究会に共同出展のお誘いを頂いたためです。

アンカレッジさんは樹木葬墓地の企画会社ですが、お墓でお寺と人をつなぐことをテーマにしています。その姿勢はお寺以外の霊園などから樹木葬導入の問い合わせが来ても、断ってしまうくらいに徹底されています。

そんなわけで「お寺を応援する人たちでブースを作りましょう」と言われ、宿坊研究会の他にもお坊さんへの人生相談サイト・hasunohaさんや、樹木葬墓地の庭苑設計を担う石原和幸デザイン研究所さんも合わせた4者で、お寺の応援団ブースを作っちゃいました。

あ、ちなみにブース出展料は全額出して頂きました~(感謝) なんと出展料は一区画25万円ほど。設備などもろもろ合わせると、50万円くらいかかっているそうですぜ。

お寺の応援団ブース

お寺の応援団ブース

そしてこれが、私たちがいたお寺の応援団チームのブースです。メインは当然樹木葬ですが、写真の右下辺りにこっそり「お寺の応援団」って書いてあります。

会場には200社以上の企業がいましたが、お寺向けに特化した企業ってほとんどないんですよね。これは私も会場を回っていて意外でした。そういう意味でもアンカレッジさんのようなコンセプトの明確な会社は、私としてもお付き合いしていて楽しいです。

お坊さんもたくさん、来られましたし。

ちなみにごっついカメラで撮影されているのはテレビ取材。こちらは初日のニュース報道で使われたようですよ。

エンディング産業展オープン!

エンディング産業展オープニング

慌ただしい朝の準備が整うと、いよいよ初日がオープン。いや、もうスタートから会場入り口に、数百人が並んでいます。墓地需要は2040年までは市場規模が伸びると予測されていますが、素人目には暗くてぱっとしないイメージのある葬祭業界の、実はとんでもない勢いが感じられます。

私がインバウンド(宿坊)と並んでこの業界に注目しているのも、10年で2倍以上に拡大しているというデータがあるからです。

どちらもお寺とがっつり関係するし。この2分野は私の今後のキャリア形成に、強く関わっていくことになるでしょうね。

ついでですが、会場を見て回った感じで、一番メディア取材が殺到していたのは宇宙葬でした。ぐるっと回るとロケットに乗せて遺骨を月まで送る会社が2社、バルーンを使って成層圏へと飛ばす会社が1社ありましたよ。

宇宙ビジネスは(葬祭業に限らず)これから10年と経たないうちに戦国時代に入っていくでしょうし、今が旬の業界とも言えますね。

宇宙葬

それと私がもう一つ注目したのは、手元供養

これからの社会は生まれた土地で死んでいくことが前提の先祖代々のお墓どころか、日本を飛び越え、世界中に人間が飛び交っていく時代です。うちの弟も、現在マレーシアに住んでますし。

今は北海道と九州の人間が結婚しても誰も珍しいとは思わないでしょうが、江戸時代基準で言えばそんなことはほぼあり得なかったでしょう。それが世界規模で起こったら、今の墓じまいとか家族のみでクローズするお墓とか、そんなことを言っている場合ですらないかもしれません。

お墓のポータブル化は、これから絶対にはずせない流れでしょうね。

それですごいなーと感心したのは、遺骨からダイヤモンドを作ってアクセサリーにするサービス。好みは分かれるでしょうが、手元供養の最前線です。死を遠ざけておきたいものから、身近なものへと転換する、すごい会社だと思います。

下手なお坊さんの法話などより、よっぽど仏教的ですよ。

こういうのが流行ってこないと、お墓が持てない、処理に困る、散骨(=お骨を捨てる)という流れになっちゃいますしね。手元におけるという選択肢が生まれるのなら、散骨がお骨を捨てるというイメージからも脱却できそうで、業界全体にも好影響を与えそうです。

ご遺骨ダイヤモンド

手元供養は、お墓と一体となった家具もありました。「おはかぐ」とでも名付けよう。

お墓の家具

あとは間伐材問題に切り込んでいる、棺桶業者さんもいました。木材が活用されずに里山が荒れている問題は全国各地に発生しているので、こうしたビジネスデザインで社会問題に取り組む形は、私は好きです。今回の出展会社では見ませんでしたが、卒塔婆も同じ動きが広がっていますね。

間伐材の棺桶

他にも仏教界からの強烈な反発を受ける新旧2大企業、イオンとみんれびさん(Amazonでのお坊さん派遣を開始した会社)も出展されていましたよ。

イオンのお葬式

みんれび

こうした企業が出るからというわけでもありませんが、そもそも論としてエンディング産業展自体に否定的な目を向けるお坊さんも少なくないようです。

供養は宗教なのか、ビジネスなのか。私自身は宗教が押しつけがましくなればなるほど、ビジネスが活躍する領域は広がっていくし、ビジネスがドライになっていけばいくほど宗教が活躍する領域も生まれてくると考えています。

そして、お寺の樹木葬は

そんなわけでビジネスとしてはウェットであり、宗教としてはニーズをくみ取りすぎる、その隙間のような位置取りを、お寺の樹木葬には期待しています。

それは妥協というよりも、私がいつも言う小さな階段につながっていくと感じているんですよね。

「お寺と人をつなぐお墓」のコンセプト通り、アンカレッジさんの樹木葬は宗派不問でお墓を購入した人も、70%がそのお寺で法要を頼まれています。

お寺の樹木葬

お墓を買いたいならうちの宗派に入りなさいとお寺の理屈を振りかざすこともなく、とにかく安く売ってそれっきりというお金の動きだけに徹したサービスでもなく。

70%が法要を頼むということは、裏を返せば30%は頼まないということです。しかしそれを認めなければ、きっと70%の方も選択することはなくなり、とにかく安いだけの「サービス」へと流れていくでしょう。そこを認めることがお寺を宗教的にも経済的にも、活性化させる道となっていきます。

さらにそういう世界観の中で、宿坊研究会や寺社コンも力を尽くしたり。hasunohaさんとも共同したり。お寺がお葬式以外にもいろんなことを行い、人のために尽くしていますよという姿を見せることが、結局は回り回って宗教としての供養も求められるようになるのです。

お寺応援チーム

ということで、千客万来で3日間フル稼働したお寺の応援団チーム。アンカレッジさん構想では、まだまだいろんな方を巻き込んで、次のエンディング産業展ではお寺の応援団オールスターみたいな状況を作りたいようです。

次回、このブースに来たら葬儀関連のみならず、お坊さん達に現在のお寺ムーブメントのすべてが伝えられる状況になっていたら、そりゃーワクワクしますよね。

宿坊研究会も宿坊創生プロジェクト、仏前結婚式盛り上げ企画、お寺の漫画図書館、寺社コンなどなど、いろんな活動を伝えていけたら輪も広がっていきますし。

全国寺社観光協会とか、フリースタイルな僧侶たちとか、向源とか、寺子屋ブッダとか、いろんな人が総動員してきたらおもしろそうっすよね~。乗ってくれるかは分かりませんが。

エンディング産業展2016

エンディング産業展自体も来場者は3日間で22000人を超え、来年は規模を2倍にして行われると発表されました。お寺応援団チームも界王拳3倍くらいで行きましょう!

あ、ちなみにお寺の樹木葬については、2016年もセミナーが開催されます。ご興味持たれた方は、ぜひ以下のフォームからお申し込みください。

セミナーの詳細は、こちらもご参照くださいね。

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