1. TOP
  2. 01.ほーりーの活動記
  3. 03.お寺の樹木葬
  4. 駐車場3台分の土地で1億円以上の大ヒット。お墓は怖いという認識から生まれた明るいお墓

駐車場3台分の土地で1億円以上の大ヒット。お墓は怖いという認識から生まれた明るいお墓

このところ一緒に寺社コンを開催したり、様々な場所で連携させて頂いている株式会社アンカレッジさん。この会社は墓地霊園の企画・販売が主な業務ですが、「お寺のある暮らしを育む」を社是とし、お墓を作りながら多くのお寺イベントを開いたりなど、人が集まるお寺作りに粉骨されています(そんな変わった会社だから、私が出入りするようになったのですが)。

そもそもお墓って、コワい。これは多くの方が感じる共通認識です。私はお墓が見えると近くにお寺があるのかな? と、ちょっとワクワクしますが、これは多分特殊事例です。実際にお寺に入ろうとしたら、墓地を通り抜けられなくて中に入れなかったという方もいます。

従来からあるお墓のデザインは無機質で味気なく、死に対する暗い印象を増幅させることがあります。卒塔婆が風でキシキシ揺れる音とか、ちょっと背筋がひやっとしますし。墓地はお寺から人を遠ざける要因にもなりかねず、また地域によっては周辺住民から煙たい目で見られたりなど、決して良いイメージばかりではありません。

そこで明るく優しいデザインのお墓はないか? どんなお墓なら人がお参りに来やすいか? さらには人生の集大成として、自分自身を表現できる(入ってみたいと思える)お墓はできないか? そんなことを想いながら生まれたのがアンカレッジさんが手がける『都心の樹木葬』でした。

都心の樹木葬

このお墓のコンセプトは「寂しくないお墓をつくる」。そして写真でも伝わると思いますが、徹底して女性重視のサービスです。率先してお墓を選ぼうとするのは主に女性ですが、その女性が一人で墓地に入ると怖い。そんな声から生まれたのが、このお墓だったとのことです。

樹木葬のお墓

結構難しいらしいですが職人さんの手によって、墓石には家族の似顔絵やペットの絵、好きな言葉や花柄などが彫られています。確かにこんなお墓が並んでいたら、ちょっと見て回るのも楽しいです。私もこの墓地を案内して頂きながら、やっぱり目に入ってくるのは様々なイラストでした。

似顔絵お墓

車のお墓

死をポジティブに捉える。それは「死」や「生」と向き合うためには、とても大切です。現在の日本は死をものすごく大きなタブーとし、見えないように考えないようにと蓋をしています。三世帯同居も減っていますし、人によっては死を全く見ずに育つことも珍しくはありません。

もちろんポジティブに楽しくすれば良いというものではありませんが、死にふれる敷居を下げる。これは今、社会の中でひとつの役割を担うと私は考えています。実際にこのお墓を導入されたお寺ではお墓参りする人が増え、購入者の6割超が法要を実施するなど、故人を忍び、死を考える場が新しく生み出されていると説明がありました。

また、お寺が安定して継続していくためにも、墓地のモデルチェンジには意味があります。檀家数300軒弱の小さなお寺が樹木葬型のお墓を導入したことで、たくさんの人が集うお寺へと変貌しています。自動車3台分(42㎡)の土地が造成費用1000万円未満で総売上1億円を超えるなど、経済的な面からも注目も集まっています。また見学者の5割が購入したりと反響も大きく、ガラッとすべてを作り替えるのではなく、ほんの小さな一区画からでも導入できるのがこの墓地の良いところです。

なお、アンカレッジ株式会社の伊藤照男社長は、仏事やお墓などの業界に長年関わり続けられた方で、アンカレッジではこうした経験も生かされながら購入者ニーズの徹底したリサーチを行い、日々お寺が賑わうお墓を研究されています。

そして今回はこれら、最近のお墓事情や好まれる傾向、樹木葬型墓地の事例や導入方法を紹介するセミナーが行われます。私も実際に内容をお聞きしましたが、お墓に対する見方がかなり変わりました。現在は多様な形態が生まれてお墓事情も激変していますが、お墓の変化によって死を捉えなおす場が生まれることは、私たち(お寺の外の人間)が生き方を見つめる意味でも価値あることと思います。

ということで、今回はお寺の方向けお墓セミナーですが、もしご興味ある方がいればいかがでしょうか? 樹木葬型墓地を導入いただくことを目的としたセミナーではありますが、もちろん無理やりに導入を迫られることはありませんし、まずは聞いてみるだけでもいろいろと参考になると思いますよ。

以下はセミナー情報です。参加のご希望やお問い合わせなどがある方は、一番下にあるフォームからご連絡ください。

売れる永代供養墓 寺院セミナー ~13ケ月で完売! 人気の【お寺×永代供養墓】の3つの秘訣~

○見学者の5割が購入する「売れる永代供養墓」から学ぶ実践的勉強会

檀家数の急激な減少、仏事の低価格化で加速している時代に、ますます難しい舵取りが必要とされる寺院運営。そんな中で檀家数300件弱の小さな寺院が、花と緑あふれる樹木葬型の永代供養墓により、わずか1年足らずでたくさんの人が集うお寺に大きく変貌しました。

本セミナーではこの墓地見学と販売現場との質疑応答を交えながら、売れるお寺の永代供養墓の仕組みと運営を実践的に体験するとともに、最新のお墓事情や永代供養墓時代の寺院の役割を俯瞰して学ぶことができます。

○セミナー内容

1.【お寺×永代供養墓】の3つの秘訣
2.永代供養墓見学会
3.販売担当との質疑応答
4.運用寺院住職との質疑応答

日程   : 下記申込みフォームの参加希望日の欄を参照
会場   : 道往寺(都営浅草線・京急本線泉岳寺駅A3出口から徒歩1分)
定員   : 各回先着3名
参加費  : 無料
参加資格 : 仏教寺院のご住職・副住職、またはその代理の方
      ※石材店、寺院コンサルタント等の業者様の参加はご遠慮願います。

【会場地図】

会場の道往寺はこちらをご参照ください。

【参加お申込みフォーム】

\ SNSでシェアしよう! /

ほーりーの旅ブログの注目記事を受け取ろう

都心の樹木葬

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ほーりーの旅ブログの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • 供養・埋葬モデルがないLGBTの映画を、お寺に貸出してます

  • 100万円出すので、あなたの活動を日本中のお坊さんにPRしませんか?

  • アンカレッジの樹木葬墓地は、管理に手間がかからない

  • 植物の種類が細かく書かれると、樹木葬は仏教と結びつきやすくなる

  • 都心の樹木葬に要注目! 50~230万円のお墓が月平均12基以上の爆発的販売力

  • エンディング産業展に樹木葬を出す会社が増えてきた