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ペット供養がもうすぐピークを迎える予測データをまとめました

お墓のペット図柄

 ほーりーが顧問を務める霊園会社・アンカレッジの『お寺の樹木葬』では、ペットと一緒に入れるお墓も人気です。愛犬・愛猫は家族同然、人によってはそれ以上だと感じている方も多くいます。

 人間よりもペットが亡くなった時に号泣したという方は珍しくないですし、ペットが自分と同じ墓に入れないなら、自分を犬猫用のお墓に入れてほしいと言われたなんて話も聞きました。

 ずっと一緒に暮らしてきたパートナーであり、生活を明るくする笑顔の元であり、落ち込んだ時には心を支えてくれた拠り所であったかもしれません。

 それだけに愛犬や愛猫を、大切に丁寧にと供養したい気持ちは強いものです。アンカレッジに限らず樹木葬×ペット供養ニーズは高まっていますし、去年のエンディング産業展でも、ペット関連サービスは多様化していました。

 エンディング産業展は、良くも悪くも限界が近づいている

ペット市場は今後、どのようになっていくのか

 現在はペットブームと言われて久しく、その市場規模は右肩上がりです。矢野経済研究所の調査によると、以下のように推移しています。

ペット関連総市場規模推移と予測

 グラフからは、理想的な推移が見られます。もちろん実際に成長している産業ですが、これをもうちょっと細かく調べると、将来も順調とは言い切れない部分があります。

 それはペット数に着目すると、減少傾向にあるためです。一般社団法人ペットフード協会によると、犬の飼育頭数は減少し、猫は増加となっています。そして合算すると、わずかですが減少しています(ここ2年は多少盛り返し気味ですが)。

犬と猫の飼育頭数

 ペットの頭数自体も微減ですし、お金のかかりやすい犬の方が減っているため、単純に考えれば市場は減衰した方が自然です。しかし右肩上がりで推移しているのは、一頭ごとにかかる金額が増えているためです。これは好意的に見れば、逆風にも負けずに業界が頑張っているということですよね。どこかでこれと全く逆の現象を見た気がします。

 しかしなぜ、一頭ごとの単価が上がっているのか。それには以下の理由が挙げられます。

 (1)ペットの平均寿命が延びている
 (2)市場サービスの多様化
 (3)市場サービスの高価格帯増加

 エンディング産業展だけを見ても、(2)と(3)の傾向は明らかでした。ペット供養(周辺のサービス含む)はここ数年で、一気に充実しています。その他の分野は簡単に調べたのみですが、ペットフードや医療の質が向上したり、インスタ映えなどを目論んだペット関連グッズもバラエティーに富むなど、お金の使いどころは増えていました。

 そして今回の記事で注目したいのは、(1)ペットの平均寿命が延びているという部分です。

ペットの平均寿命が延びることで起きること

 愛犬・愛猫の寿命が延びていることは、前出のペットフード協会調査データからも読み取れます。年によってばらつきはありますが、平均寿命の推移をまとめたグラフを作成してみました(点線は線型近似)。

ペットの平均寿命

 犬や猫が長生きしてくれるのは、とても微笑ましいことです。しかしここはほのぼのとした良い話を紹介するコーナーではないので、ロジカルに考えてみます。

 ペットの寿命が延びると起こる事象は、以下のものがあります。

 ○生涯の飼育金額が高くなる
 ○ペット介護の負担が重くなる
 ○高齢者が飼うことを諦める

 日本は不況が続いています。コロナによって、それはさらに深刻化していくでしょう。ペットは飼いたくても飼えない。そんな人も増えていくと予想されます。

 これはペットに限った話ではありませんが、博報堂生活総合研究所 「シルバー30年変化」によると、ここ20年の間に幸せよりもお金がほしいと望む人は激増しています。

お金と幸せを望む人の比率

 また世代別に資産を比べると、お金を持っているのは圧倒的に高齢者です。しかし高齢者の場合は自分が最後まで面倒を見られないと考えれば、同じく飼いたくても飼えない状況になっていきます。これもまたペットフード協会のデータですが、50代をピークに年を経るほど犬や猫を飼う割合が下がります。

年代別ペット飼育割合

 まとめると、若い世代はお金のなさから、高齢世代はペットを最後まで見られないことから、今後は犬や猫を飼う方が減るのではと予想できます。

ということで、、、

お墓にいた猫

 ペット人気は依然として高いですし、ペット供養の人気もしばらくは続くでしょう。ただ今回の記事での結論として、これから徐々にピークアウトしていくだろうとは思われます。

 しかしデータにはまだ現れませんが、蛇足で述べるなら、もしかしたらこれからさらにペットが飼いやすい環境が整う可能性はあります。理由の一つは空き家・空き室の増加、もうひとつはコロナによって広まったリモートワークです。

 ペット飼育の阻害要因のトップ4は以下となっていました。

 1.十分に世話ができない
 2.お金がかかる
 3.別れがつらい
 4.集合住宅に住んでいて、禁止されている

 1と2の考察は本文で述べましたが、4のペット禁止物件は空き家が増えれば転換されることも考えられます。

 そしてリモートワークが広まれば、家でずっとお留守番させないといけない不安が解消されたり、犬や猫を飼いやすい郊外の住宅を取得する方も出るでしょう。なので不動産業界とペット業界の動向も気になる部分です。

 そして3の「別れがつらい」は、これこそお坊さん達の出番です。実際にペットロスでうつ症状が出る方もいますし、愛犬・愛猫との離別に丁寧にケアしてくことは、これからもお寺に求められる役割ですね。

 ちなみにほーりーはどちらかと言えば猫派ですが、お寺で犬や猫から歓迎を受けた時は、それだけでテンション上がります。お寺に入るなり全力で駆け寄ってきてくれる本昌寺のゴン太(犬)とか、膝に乗ってひたすら手のひらをなめてくれた長仁寺のジャスコ(猫)とか、あちこちを甘噛みしまくってくれる洞春寺のマル住職(犬)とか。また会いに行きたいですね~。

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