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また盛り上がりそうな『鬼滅の刃』には、お墓参りシーンがとても多い

 アニメの第二期放送が予定されており、まだまだ盛り上がりが続きそうな鬼滅の刃。ほーりーも大好きな漫画ですが、いろいろお世話になっている福岡県・永明寺の松崎智海住職が『「鬼滅の刃」で学ぶはじめての仏教』という本を出されたので、Amazonでポチってしまいました。

「鬼滅の刃」で学ぶはじめての仏教

 そして鬼滅の刃を発行した集英社が運営するソーシャル雑誌メディア『Vジャンプレイβ』に、これまたお世話になっている京都府・称名寺の稲田瑞規副住職が、考察記事を連載していたので、そちらもむさぼるように読んでいました。

 さらに両方とも面白かったので、これはせっかくだからと月刊住職の連載記事用に、お二人にインタビューもしてみました。いまのところ10月号に載ると思われるので、ご興味ありましたらお読みください。

 それはともかく、鬼滅の刃。このお二人の例を出すまでもなく、いろんなお坊さんから仏教的な要素が散りばめられていることが指摘されています。神楽や柱、黄泉の国など神道要素もありますし、映画版ではもう一人の主役と言える煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の名前からキリスト教との関連を指摘する方もいるので、読み手次第でいくらでも解釈できる懐の深い作品ではありますが。

 それでも最強キャラクターの一人・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の羽織に「南無阿弥陀仏」と書かれていることと、作中で何度か「仏説阿弥陀経」が唱えられたシーンがあり、やはりお坊さんやお寺好きには気になってしまう漫画でしょう。

 ということで、今回のテーマは鬼滅の刃です。あまりネタバレしないようにはしていきますが、それでも多少は触れないと話が進まないので、これから原作やアニメを楽しむ予定がある方は、ここからお逃げください。

『鬼滅の刃』には、繰り返し何度もお墓参りのシーンが出てくる

 まず最初に紹介した『「鬼滅の刃」で学ぶはじめての仏教』には、この漫画にお墓参りのシーンが多いことが書かれていました。そして作中に出てくる印象的な場面を紹介しながら、お坊さんの立場からお墓の歴史やそこに込められた弔いの意義も語られています。

 うーん。これは確かに私もそう思います。

 主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は旅立ちのきっかけになった家族の死に際し、土を掘って埋葬してから住んでいた家を後にします。他にも道中で出会った人々や犠牲になった仲間たち、さらには自分が倒した鬼にまでお墓を掘ったり手を合わせる場面が登場します。

 そして鬼殺隊(炭治郎が所属する組織)のトップ・産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)は亡くなった隊士の墓参りを日課としていますし、その他のキャラクターも仲間はもちろん敵(鬼になる前に人間であった時の回想の中ですが)でさえ、お墓参りをしています。

 鬼滅の刃では多くのキャラクターが鬼と戦い、亡くなっていきます。ですがその喪失感が悲愴感に変わらないのは、ところどころに挟まれるコミカルな描写もありますが、一回一回弔いの場面が描かれていることも大きいのではと思います。

 例えばほーりーが最近読んだ漫画で、鬼滅の刃と並んで(というか、たぶんもっと)多くのキャラクターの死が描かれた作品に、『進撃の巨人』がありました。

 こちらでは仲間がたくさん亡くなった時、その死体をまとめて火葬する場面が出てきます。そしてキャラクターの一人が、どれが友人の骨か分からなくなったと思いにふけっています。一人一人を丁寧に埋葬することができない状況が、凄惨さを際立たせる場面です。

 鬼滅の刃も物語が進んで展開が早くなるにつれ、お墓を作って手を合わせるような時間的余裕がキャラクターたちの中にもなくなっていきます。そうなるとやはり、全体的にも悲愴の色が濃くなっていきました(それがまた、ストーリーの凄みにもつながっていきますが)。

ということで、、、

 現実と漫画が一緒とは言いませんが、やはりお墓に手を合わせることは人の心に強く作用し、悲しみを和らげる力があります。炭治郎達もまた死者に想いを向けながら自分の中にも区切りをつけいてったのでしょう。『「鬼滅の刃」で学ぶはじめての仏教』を読んでから鬼滅の刃を改めて読みなおし、勝手にそんなことを考えたりしていました。

 物語全体を俯瞰してみても、ここでお墓参りや弔いの場面を抜いたら、もうちょっと殺伐としたまま次に進んじゃうだろうなというところはありますし。

 炭治郎の合掌姿を見るたびに、ちょっと優しい気持ちになれる。そんなところも鬼滅の刃に惹かれる理由の一つかもしれませんね。

 『鬼滅の刃』で学ぶ はじめての仏教

 松崎 智海 著

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 あと、全然関係ないけど、ほーりーの実家には鬼滅の刃ドンジャラがあります。悲鳴嶼さんを捨てるとプレイ盤が90度動いて、隣の人の持ちパイでゲームを続けるというえげつない仕様です。

 手札をわざとぐちゃぐちゃにしておき、リーチした人が出たらそのまま進呈していく罠に、何度泣かされたことか。無惨様より怖いキャラだと思ったよ。

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