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過疎地域にメディア取材を呼ぶための、広報セミナーを実施しました

向津具半島の海

 先日、山口県長門市にある向津具(むかつく)半島で企画された『プレスリリースセミナー』に、講師として参加させて頂きました。

 ほーりーはプレスリリースは数回しか出したことがないので専門家とは言えませんが、メディアから取材を受けたことは(最低でも)300回以上はあります。

 そんなわけで今回はPRスペシャリストの山本志帆先生とのダブル講演。山本先生は家具量販店の大手IKEAで7年間広報事業を担当し、その後独立して楽天モバイルや健康食品を扱うオイシックス、トイレのLIXILなど、様々な企業に携わってきた広報のスペシャリストです。

 そこで山本先生からはメディアの特徴とプレスリリースを出す方法、私からはメディアに取り上げられやすくなる企画術を紹介させて頂きました。

 商品を紹介する上で必要なことは「魅力」×「手段」のかけ算です。魅力のない商品をどんなに売り込んでも反応は得られませんし、魅力ある商品でも告知する術がなければ知られることはありません。

 要するに魅力担当:堀内、手段担当:山本という役割分担ですね。今回はオンラインセミナーで、向津具半島で事業をされている方にお集まりいただき、前半は講師二名からの講演を、後半はそれぞれの事業をヒアリングしながら相談を受ける形とさせて頂きましたよ。

そもそも向津具半島って、どんなところ?

 向津具(むかつく)半島。このブログを読まれている方なら、ほーりーが宿坊作りで相談を受けている二尊院のある場所と気が付く方もいるかもしれません。ただインパクトはありますが、一般的にはなじみのない地名でしょう。

 ちなみに二尊院のある向津具半島はこちらです。本州の最西北端にあり、「向こうの国(むかつくに)」が地名の語源となっています。それだけでもここがどんな場所か想像つくかもしれません。

 ほーりーは2回行ったことがありますが、飛行機で山口宇部空港から向かっても、新幹線で新山口駅を経由しても、なかなか大変でした。

 この向津具半島がある長門市は、過疎指定されている地域です。人口は2000年に約4万3千人だったものが、2021年には3万3千人ほどになりました。さらに2040年には2万人まで減るとする予測もあります。

 このことから今後は地元だけでなく、山口県内や広島・福岡などの近隣地域、さらには都市部まで含めてPRしていくことは大切になっていきます。

 ただ向津具半島は海に囲まれた豊かな自然や楊貴妃伝説を初めとした歴史があり、地元に根差した産業や新たな活動に取り組む移住者も増加するなど、素晴らしい環境に恵まれています。

 アメリカのテレビ局・CNNより「日本で最も美しい場所31」のひとつに選出された元乃隅神社などもありますし、意外とたくさんの方が訪れている場所なのです。

元乃隅神社

 そんなわけで今回はこの地域を盛り上げることを目的とした『むかつ国で遊ぼう協議会』が主催し、長門市役所の方や観光コンベンションの方もオブザーバーとして参加して、地域ぐるみでセミナーが企画されました。

オンライン広報セミナー

 最初にみんなで自己紹介し、ほーりーからは『企画に必要な3つのアクション』という話をさせて頂きました。

 こちらはこれまでお坊さんや経営者層の方の前で何度かお話したことがある『タブーを超える7つのアクション』の前半3つを取り上げたショートバージョンです。

企画で大切な3つの円

 その内容は上記の図のように「役立つ・本物・意外性」の3つが充足されると、企画の魅力は高まるというもの。そこでセミナーではそのための発想法や手順、チェック項目などをお伝えしていきました。

 また、今回参加された方は、向津具半島で事業を営まれている点では共通しているものの、観光、食品加工、飲食、販売、宿泊、教育など多様な業種の方が集まっています。

 なので主催者のむかつ国で遊ぼう協議会さんや山本先生との事前ミーティングでも、地域でどのように力を合わせるかという点では課題があるという話が出ていました。

 このためほーりーが整理のために、作成したのが以下の図です。

自由と規律/個別と団体

 これは「自由と規律/個別と団体」で分けた4象限マトリクスです。右下のように個々の事業者が自由に動くことは可能ですし、意思決定が早くなるメリットがあります。しかしメディアにアピールする上で、地域で一丸となって取り組むことも非常に効果があります。

 そこで団体で動くまとまりの力と個別に動く自由度やスピードのいいとこどりを目指したものが、四象限の右上領域です。そしてこれを実現するために紹介したのが、「テンプレートを用意する」というものでした。

向津具半島のテンプレート

 ムカツク半島などと聞けば、誰でもこの言葉を使いたくなります。そしてこれまでも何度かこのワードで地域を盛り上げようとしたものの、なんか怒っている人がたくさんいるように思われて上手くいかない部分もあったとのこと。

 しかし「あなたのムカツキを解消しますよ」という提案であれば、もっと受け入れられやすくなります。そこで以下のように「××したらムカツクへ。(解決策)」という言葉だけみんなで共有すれば、個別に動きながらまとまりが出るのではとお伝えさせて頂きました。

●失恋したらムカツクへ。恋の病も癒します
●血糖値が上がったらムカツクへ。砂糖がなくても野菜は甘い
●ボーナス減ったらムカツクへ。入場料はいりません

 まあ、これはほーりーがてきとうに考えたテンプレートなので、これをそのまま使いましょうということではありませんが(使っても、もちろん構いませんけど)。

 またもちろん四象限の左上領域、しっかりとチームを組んで動くことも効果があります。こちらは意思統一の手間がかかりますが、その分だけ新しいものが生まれたり、PRする力も高まっていきますしね。

ということで、、、

 今回は長門市役所の方や長門市観光コンベンション協会の方も参加されていましたし、また主催もむかつ国で遊ぼう協議会でした。

 さらに言えばそれぞれの事業が発展するためにも向津具半島に多くの方が来てほしいという意見は強かったので、宿坊を立ち上げた二尊院も中心の一つに成り得ます。

 田立住職もセミナーに参加されていましたが、二尊院の『宿坊えんとき』は単独でもたくさんのメディアから取材を受けたり、先日は環境省が主催したエコツーリズム大賞の特別賞も受賞していましたしね。

宿坊オープンから2ヶ月で、山口県・二尊院が14件のメディアに登場

二尊院の宿坊が、環境省のエコツーリズム大賞特別賞を受賞!

 今回参加された方には、他の地域から向津具半島へと移住された方もいましたが、それぞれ楽しそうに新天地での生活についてお話しされていました。

 山本先生のお話もとても実践的で役に立つものばかりでしたし、この素晴らしい場所の魅力がたくさんの方に伝わっていけるよう、ほーりーも微力ながらお手伝いしていけたらと思います。

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