26人のお坊さんが恋や仕事などについて語った『こころを調えるレッスン帳』
お坊様が教える! こころを調えるレッスン帳 (発行・仁パブリッシング) こころを調える編集委員会 著 |
26人のお坊さんが「恋」「仕事」「お金」「健康・美容」をテーマに、
それぞれ心を調える実践方法を紹介された本です。
そしてついでというか合間にあるコラムに、
私の仏前結婚式の様子も紹介されています。
まあ、仏前結婚式はおまけ的なのでおいといて。
日本各地、宗派も様々なお坊さんがそれぞれに語られていて、
はっとなる言葉の多い本でした。
気になる心の調え方を挙げてみると
【恋のこころを調える】
・自分の隣にいる人に、「私のために現れてくださった人」という気持ちで接する
・どこか冷めた視点を常に持っておく
・「愛する」ことは「苦しみ」であると覚悟する
【仕事のこころを調える】
・感性を磨くために、たくさん感動する
・見返りを期待しない
・第三者の視点で自分と相手を見直す
【お金のこころを調える】
・お金も品物も、その背景にある物語、人の思いを忘れない
・比較しない物差しを持つ
・「欲しい」という感覚に従って、そのまま突き進む
【健康・美容のこころを調える】
・美意識は教養のある人との関わりで磨かれていく
・社会や外側ばかりに答えを求めていくことは、本来の自分を見失う
・老いも病も避けられないと自覚した上で、ほどほどが肝要
他にも様々な言葉がありましたが、じっくりと味わいたい本ですね。
また、仏前結婚式の他にもお坊さんとお話ができる場所やお寺の社会活動、
お寺ヨガや禅ボディワークなど、気になるコラムも満載。
それとせっかく取材を受けたので本書を製作された甲斐望さんからも、
メッセージを頂きましたので紹介いたします。
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「やっぱ、時代はお寺でしょ! いつ出すの? 今でしょ!」
――念仏のように唱えながら、取材活動に明け暮れました。
きっかけは一人のイケメン僧侶♪ との出会い。
でもそれは単なる出発点にすぎず、取材を重ねるにつれ、
よりよい社会を築いていこうという僧侶たちの「意気込み」や志に触れ、
魅せられてゆきました。
全国からどのお坊様にご登場いただくかは正直最後まで悩みましたが、
ここは自然の流れ、「ご縁」に任せて選ばせていただきました。
今を生きるお坊様の「ことば」が、
一人でも多くの心に届くことを願っております。
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レッスン帳という名の通り、一人一人のお坊さんのお話の後には、
自分の心をチェックするメモページもついています。
本書を読んで、一度自分の心を見つめてみるのはいかがでしょうか?
お坊様が教える! こころを調えるレッスン帳 (発行・仁パブリッシング) こころを調える編集委員会 著 |