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お墓のゆくえを考えるお坊さんの会に、ほーりーが登場します

宗門の未来を考える会

株式会社アンカレッジと関わってから、お墓についても考え続けているほーりーです。

そもそもこのアンカレッジが勧める『お寺の樹木葬』に共感を覚えたのは

◯怖くない、お参りしやすいお墓とは何か?
◯お寺を布教&経済両面で支えるお墓とは何か?

の2点を考えさせられたためです。

大学で旅行サークルに入って宿坊と出会い、趣味の寺社巡りから始まった旅活動がお墓につながるとは20代のほーりーが聞いたらびっくりすると思いますが、樹木葬との関わりも5年になりました。

そして今回はどストレートに、お墓について考えるお坊さんたちの勉強会で講演&パネルディスカッションすることになったのでお知らせします。

ほーりーが予測する、お墓の3つの方向性

今回お呼び下さったのは浄土真宗本願寺派のお坊さん達で作られた、『宗門の未来を考える会』です。名前に「宗門の」と付いていますが今回はオープンな会なので、他宗派のお坊さんが参加されても大丈夫です。

会場は築地本願寺。こちらは浄土真宗本願寺派寺院の東京拠点的な役割を果たしている大寺院ですが、本堂が重要文化財に指定されたり、境内にカフェや書店が誕生し、銀座にはサテライトテンプルを開いて様々な仏教講座を開くなど、積極的な展開が次々誕生しています。

ほーりーも何度もお参りさせて頂いている、好きなお寺の一つです。

そして今回の勉強会でも一つのテーマとなる(と思われる)トピックスですが、築地本願寺の境内には大きな合同墓が作られました。格式が高くて立地も良い、こうしたお寺に永代供養墓が生まれたことは、都心部に住む方のニーズにがっつり組み込まれていくでしょう。お墓の変化や新しい潮流を考える上では、注目すべき事例です。

なので、イベントの趣旨案内によると

宗門の改革の柱として、築地本願寺の整備が進められています。その中心を担っているのが合同墓です。

合同墓、永代墓、樹木葬といった時代の変化によって生まれた墓地の形態を通して、時代の変化に対応出来るお寺づくりを、共に考える会にしたいと思います。

とのことでした。

ほーりーは基本的に、お墓はこれから以下の3つに分かれていくと考えています。

○従来のお墓
○ハード面が充実したお墓
○ハード・ソフト共に充実したお墓

先日、石材業者さんの集まりで講演させて頂きましたが、墓石の市場規模は15年で半減以上というデータが出ています。その意味で従来のお墓はこれからも一定数は残るものの、まだまだ減っていくと予測しています。

一方で現在の主流(特に都心部)は、ハード面を充実させたお墓です。機械式納骨堂や樹木葬など、施設的に整えられたお墓は市場を席巻してきました。またハード・ソフトの両面が充実したお墓は一番良いだろうと思いがちですが、ソフトを整えるには人的対応が必要で、その分価格が上がります。その意味で言えば、こちらは日本の景気が回復しなければ(あるいはお墓が人の心を劇的に動かすものにならなければ)主流とは成りえないでしょう。

なのでアンカレッジの『お寺の樹木葬』は、規模を追わずに「ハード・ソフト共に充実したお墓」を目指す、すき間産業的なお墓です。きれいな言い方をすれば故人を悼む心やお寺や仏教とつながる安心感を大切にしていることになりますし、効率重視の大規模納骨堂や公営墓地とは勝負にならないので、安値を捨てて高価格帯を目指したとも言えます(それでも石材の体積が減った分、従来のお墓より求めやすい価格ですが)。

お寺とつながりたいという方は(残念ながら?)限られた一部なので、そうした人に特化したお墓を作ることが有効というのがアンカレッジの選択です。

この辺の考えは、以下の記事もご参照ください。

樹木葬の競合は増えたけど、お寺と人をつなげるお墓は増えていない

あと、付け加えるならお墓分野だけでお墓の改革を考えても、うまくいかないだろうとほーりーは感じています。檀家制度はとても大切ですがその枠組みからこぼれている人が増えている現状、親が亡くなってから初めてお坊さんが顔を出しても嫌われる可能性は低くありません。

なのでその前段階から接触回数を増やすことは有効で、宿坊や仏前結婚式を広めることにも大きな価値があります。

宿坊や仏前結婚式は、お葬式を補完するシステムだ!

そして、今回の登壇者は

つらつらとほーりーの考えを書きましたが、今回のイベント登壇者は以下の3名です。

◯礼拝空間デザイン室『TSUNAGU』代表の森口純一氏
◯一級建築士事務所UA代表取締役の押尾章治氏
◯宿坊研究会代表、アンカレッジ顧問の堀内克彦(ほーりー)

森口さんはアンカレッジとも似たコンセプトを持つ、心のこもったお墓を提唱している方。押尾さんは祈りの空間をコンセプトにデザインされる建築家です。

お二人と打ち合わせしたわけではないので分かりませんが、役割としては森口さんがお墓作りの現場からの提言、押尾さんはハード面からの心への作用、そしてほーりーはお墓を媒介としたお寺のコミュニティ再構築が話の中心になりそうです。

後半のパネルディスカッションではこの3名+コーディネーター役のお坊さんでお話をさせて頂くので、どのような話が生まれるかは私自身もとても楽しみです。

だいぶディープな会になると思うので、お墓周りに全く関心がない方には向きませんが、もしもご興味ある方、参加したいという方がいれば、ほーりーにご連絡頂ければ招待させて頂きますよ。

ということで、以下はイベント情報です。

宗門の未来を考える会

日時: 2019年2月5日(火) 17時~18時30分
会場: 築地本願寺第1伝道会館 振風道場(東京メトロ日比谷線「築地駅」下車、徒歩1分)
参加費:無料

参加をご希望される方は、以下のフォームからタイトルに『築地本願寺永代供養墓イベント参加希望』と書き、入力欄に下記情報を記載してお送りください。よろしくお願いいたします。

○所属寺院(または会社名など)
○メールアドレス
○お名前
○複数名の場合には人数

連絡用フォーム

超満員にならなければぎりぎりでも大丈夫と思いますが、主催者へ連携する関係もあるため、ご希望される場合は1月末までをめどにご連絡頂けると助かります。よろしくお願いいたします。

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