自分は恋愛が苦手という認識が、出会いを遠ざける3つの理由と対処法
去年は寺社コンを通して1000人くらいの方とお会いしました。そしてそこで語られる恋愛観・結婚観は、本当に多種多様でした。
そんな中で感じることは、一人一人が考えているよりずっと多くの方が、「私の恋愛はうまくいかない」という不安を抱えているということです。そして自分だけがうまくいかないと考えてしまうことも、ひとつの傾向かもしれません。
もちろん、これはごく自然な感情です。寺社コンに来られる方であれば誰かとお付き合いを始めたり、いつかは結婚したいと思われている方ばかりですし、好きな人ができてもうまくいかないのではと怖くなるのも無理はありません。
というか、私自身もそうした感情はたっぷり味わってきました。
またごくたまにですがそうした不安が暴走される方もいて、恋愛がうまくいかないことを私にぶつけられることもあります。
例えばいらだった感情であったり、自分を必要以上に落とす姿勢であったり、すべてをあきらめたような言葉だったり。
ただ不安は不安として持ちながらも、その気持ちを観察するくらいのゆとりを持つこと。さらに可能であればそんな不安すら楽しんでみることが、恋愛を引き寄せる一つの方法ではないでしょうか。
なんてことを、この本を読んで考えたりしていました。
苦手意識は捨てられる NLP脳トレーニング 梅本 和比己 著 |
この本によると「苦手意識」は今までいくつかの危険からあなたを守ってくれた、とても価値のある部分でもあるとのこと。
恋愛下手という意識も単に邪魔者として切り捨てるのではなく、上手く付き合いながら克服できるといいですね。
そこで今回は自分は恋愛が苦手という認識が、出会いを遠ざける3つの理由と対処法を紹介します。
(1)常日頃から恋愛に対する備えができない
人間は好きなことには積極的になれますが、嫌いなこと、苦手なことは遠ざけようとします。
恋愛に対して積極的な人であれば、日頃から似合いそうな服を探したり、おいしそうなレストランに行ってみたり、異性とも楽しめる話題を収集したりしていますが、恋愛に奥手な方はそれをむしろ遠ざけることがあります。
そこで出会いの場以外でもちょっと意識を向けて、異性とも盛り上がれそうな情報へのアンテナを張ってみることは、恋愛下手を脱却するうえで一つの方法です。
実際に異性と会う前に話の引き出しを増やしておくことで、会話も自然と進めることができますよ。
(2)自分は相手に受け入れられないと萎縮してしまう
断られることが怖い。せっかく寺社コンに参加しても、連絡先の交換ができずに終わる方がいます。
「メールアドレス交換しませんか?」と聞くだけですが(facebookの友達申請でもLINEのふるふるでも構いませんが)、これは人によってはやっぱり勇気がいることです。
もちろん、すべての相手が快く交換してくれるとは限りません(たいていの方は言えば交換してくれることが多いですが)。
ただ、連絡先の交換くらいでびびっていたら、その先デートのお誘いも、告白することも、とんでもなく高い壁になってしまいます。スーパーマリオで言えば一番最初のクリボーごときで、逃げている場合ではないのです。
そもそも連絡先を聞くことは、たとえ相手にすでに好意を持っていたとしても、好きだという感情を伝えることにはなりません(連絡先を交換してほしいと言われただけで、この人は自分のことが好きなんだと思う方はまずいません)。
ですのでアドレス交換がどうしても苦手という方がいるようであれば、ぜひ連絡先を聞くことなんて大したことではないという認識から始めると、よいですよ。
(3)不安を解消するために相手と接してしまう
相手を好きだと思えば思うほど、不安な気持ちは大きくなりがちです。ただ、自分の不安を解消するために相手と接することは、恋愛においてはほとんどの場合、マイナスにしか働きません。
例えばメールのやり取りで、相手から返信が来ないからと言って、何度もメールを送ったりしていませんか?
相手とのつながりが消えるのが怖くて送っているメールは、相手側から見れば忙しいのにまた来たと、送り返すのがかえって負担になったりすることがあります。
これは告白にも言えます。付き合えるか付き合えないか分からない、微妙な状態。そんなときに告白して振られ、なんだか妙にすっきりしたという経験を持つ方がいたら、それは自分の不安を解消するための告白だったのかもしれません。
出会いの場面、特に相手との関係が固まっていない時期は、不安がいくつも襲ってきます。相手だって自分の期待通りには動いてくれません。
しかしそれはそんなもんだとどっしり受け止め、余裕を失っていないか客観的なチェックができるかで、出会いが引き寄せられるかは変わってきます。
不安は決して悪いものではありません。「恋愛が得意だ」と考えている方には、それはそれで別の落とし穴もあります。ただ不安に振り回されるのは、得策ではありません。
そんなところですので、3つの理由と対処法。思い当たる方がいれば試してみて頂けたらと思います。