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スキーや海水浴と異なり、宿坊は季節で需要が変動しにくい

01.宿坊
 

宿坊を観光目線で見た場合、利点の一つに季節によって需要が変動しにくいことがあります。

例えば海水浴とスキーは、季節変動が激しい観光地の代表です。また、果樹園や登山、農漁業体験など自然を楽しむものも、全般的に季節で需要が変動します。

しかし文化体験は、この差をあまり受けません。興福寺の阿修羅像は春夏秋冬いつ見ても、基本的には変わりません。そして宿坊はこのカテゴリーに入ります。

季節変動が小さいと、サービスレベルが向上しやすい

宿泊者数のばらつきが少ない。この一言だけでも、鋭い方ならメリットを感じて頂けると思います。需要変動が少ないと供給者には「経営や雇用が安定し、サービスレベルを向上させやすい」という利点が生まれます。

極端な話、海の家やスキー場のカレー(ラーメンでもいいけど)が高くてまずいのは、ピーク時だけでわっと稼ぐビジネスだからです。オールシーズンで稼働できないので設備にお金をかけられないし、短期でしか働けない従業員もスキルを上げることができません。

最近はスキー場のグリーンシーズン利用も盛んに開発されていますが、それはこの需要変動を少しでも抑えたいという狙いがあるからです。

京都だって訪れる人が少ない時期には、文化財特別公開に熱心です。京都と言うと寺社巡り、文化観光に属すると思われますが、桜と紅葉時期に集中しますよね。

京の冬の旅なんて、今年で50回目を迎えていますよ。

しかし、温泉は季節需要の変動が小さい代表格です。日本の温泉地に名旅館が多いのは、こうした需要変動の低さによってサービス向上が図れたためでもあります。

季節変動が小さいと、ゆったりとした旅行が作りやすい

海のレジャー

利用者から見た場合、季節需要の変動が小さいことは、混雑緩和がメリットになります。上の写真は潮干狩りの様子ですが、人口密度が高いですね~。

紅葉シーズンの京都・清水寺は、いつか底が抜けるんじゃないかと要らぬ心配してしまいますし。

紅葉の清水寺

その点、年間通して楽しめる場所は、それだけ人が分散されます。なのでゆっくり楽しむことができるわけです。

鳥取の光澤寺とか、一日一組限定で宿坊を営んでいますしね。このスタイルは閑散期が激しいと、ちょっと無理ですよ。

光澤寺の客室

ということで、、、

季節によって需要変動しにくい宿の利点を考えてみました。

宿坊はどっと人が押し寄せて、さっと人が引いていくネーチャー系の観光よりも、安定性という観点で有利です。

そしてもう一つ、日本では休日と平日の需要変動も諸外国と比べて高いですが、これも宿坊は有利な局面に来ています。

その話は、また別途まとめていけたらと思いますが、とりあえず宿坊に泊まるなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。

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