男性に嫌われてでも女性に選ばれる、樹木葬のヒットの秘密
お寺と人をつなげるお墓をコンセプトに走り続けるアンカレッジ。2017年も樹木葬が絶好調です。去年の10~12月に4ヶ寺で新たにオープン。今年も春に向けて3ヶ寺オープンが予定されています。
お寺の樹木葬が2週間で3ヶ寺オープン! 社長の体力が心配です
もちろん販売も思いっ切り好調で、すでにオープン中のお寺でも既存のお墓が完売し、新たな区画が作られ続けています。
そこで今回はこの樹木葬墓地がなぜこれだけ選ばれているのか。その秘密を伊藤社長に聞いてみましたよ。
男性が提供し、女性が選ぶお墓のギャップ
お寺は男社会です。そしてこれまでお墓のスタイルは、お墓を提供するお寺(または石屋さんなど)の価値観で作られ続けてきました。その結果、男性に好まれる形のお墓が大半を占めています。
しかし実際にお墓を選ぶのは誰なのか? お墓は女性が選びます。そこがアンカレッジが樹木葬開発を選択した出発点です。
花と緑のあふれるお墓なんて、男性から見ればこっ恥ずかしい。しかし武骨な石だけのお墓は女性から見ると寂しくて薄気味悪い。
しかしさらにお墓を購入する層の意見をよく聞くと、男性はお墓を自分で選ぶなんて面倒くさい。女性はそもそも自分が惹かれるお墓がないから興味が持てない。ここには大きなギャップがありました。
この意識の違いに目を向けた結果、アンカレッジは一つの結論を下します。それは「男性に嫌われても良いから、女性に選ばれるお墓を作る」こと。これがアンカレッジの快進撃につながっています。
男性に嫌われてでも女性に選ばれるお墓
アンカレッジの樹木葬墓を購入実績から分析すると、男女比は以下のようになっています。
さすがに女性目線を強く意識しているだけあって、女性の方が多く購入しています。
ん? でも、男性に嫌われてでもと言っている割には、大きな差がないような。
という疑問は、次のグラフを見ると吹き飛びます。
上のグラフは、一人だけで入るお墓の購入比率です。アンカレッジの樹木葬墓は1人用~4人用までありますが、この一人墓は圧倒的に女性から選ばれています。
すると全体の比率グラフも違った目で見ることができます。2人以上のお墓の場合、実質の購入者は男性(夫)であっても、選んでいるのは女性(妻)ではないのか。
なので墓地の選択者の性別がそのまま表れる一人墓のグラフにこそ、女性から選ばれている現状が反映されていると言えるでしょう。
お墓は本当に女性が選んでいるのか?
伊藤社長から頂いたデータを読み込んでいて、ほーりーがまだ納得しきれていないのは、「お墓は男性よりも女性が選んでいる」ということです。女性目線で作られたお墓だから、女性に偏った結果になるのではないか。
女性にお墓の選択権が(社会全体で)移っていると考えられる要因としては、
○女性の方が平均寿命が長いため、夫に先立たれてからお墓を購入する人は多い
○社会環境の変化に伴い、先祖代々のお墓を選べる人が少なくなった
○女性の地位が向上し、家庭内での意思決定にパワーを持つようになった
○男性は面倒くさがって、わざわざお墓を自分で選ぶ人が少ない
などでしょう。
が、たとえお墓の選択権が男女半々だったとしても、女性目線のお墓が世の中に足りない現状、アンカレッジのお墓がものすごい勢いで求められるのは納得できます。
需要より供給の方が、圧倒的に足りないわけですから。
そしてこのお墓が良い! と想い入れた人が購入するから、お参りされるお墓(そして、お寺)になっていきます。アンカレッジのお墓は宗派不問で販売されていますが、8割以上の方がそのお寺の宗旨で法要を行われています。
お墓を気に入って頂き、そこから人とお寺をつなげる。これはよくできたロジックですよね。
お寺の樹木葬の詳細は、こちらに全般情報をまとめていますのでよろしければご覧下さい。
駐車場3台分の土地で1億円以上の大ヒット。お寺の樹木葬を改めて紹介
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