宿坊研究会でこれまで生まれたキャラクター&新キャラのお披露目
ウェブサイトの作りがそっけないと言われることのある宿坊研究会ですが、22年も続けているといろんな歴史があります。そんなわけで過去に幾つか、オリジナルキャラクターが生まれたことがありました。
最初期のころ、動いていたのはこちらです。作画はほーりー。
名前は「消化戦隊胃レンジャー」です。初めて買ったパソコン(当時は30万円ほどしました)が、最初から起動しなくて胃が痛くなったところから生まれました(後に無事、動いてくれましたが)。
いやいや。それにしてもパソコンの中に、よく残っていたなと思います。黒歴史として、また封印しておこう。
続いていきなりレベルアップ。仏像イラストレーターとしても大活躍の、田中ひろみさんに描いて頂いたのがこちらです。
この二人は宿坊研究会編集部のアイコンになっていたり、寺社コンでカップル誕生率を高める10ヶ条に登場したりと、今も現役で頑張ってくれています。そういえば、名前はまだない。
そして先日、また新たにキャラクター作りにチャレンジしました。10年前に『コミPo!』という漫画製作ソフトを開発した会社の方にお会いしたことがあったのですが、その時に一つ四コマ漫画を(体験版で)作りました。
それ以来、ずっと使っていなかったのですが、最近になって思い出し、せっかくなので製品版を購入して試してみることにしました。
この『コミPo!』は、様々なキャラクターと背景画、漫符(まんぷ)と呼ばれる表現記号(不安な時に現れる汗や怒った時に浮き出る血管マークなど)、吹き出しや集中線などがセットになった素材集です。
キャラクターは顔や髪形、表情、服装、シーンに合わせたポーズが用意されているため、それらを選んで配置していくだけで手軽に漫画が作れます。
そんなわけで今回は新キャラクターを作った過程と共に、ブログにてお披露目します。
宿坊研究会に新キャラクター登場!
まず、意外と時間がかかったのが髪の毛です。もともと『コミPo!』にデフォルトで用意されているキャラクター(ちなみに美保と要という名前だそうです)は以下の2人です。
ただ、デフォルトキャラをそのまま使うと、このソフトを使っている他の方とかぶるので、オリジナル色を出したいところです。そこでひとまず髪型と色を変えてみました。
戦隊ものからギャルゲーまで定番と言えそうな赤と青のコンビですが、なんかアニメアニメしすぎた色も抵抗あります。なのでもうちょっと大人しい配色にしてみます。
黒髪と茶髪バージョン。現実であれば自然なはずですが、漫画にすると重苦しいですね。なるほど。これまでアニメキャラの髪色に心の中で突っ込みを入れていましたが、彼らがカラフルになるのも意味があるんですね。自分でやってみて気が付きました。
そんなわけであまり派手な蛍光色とかは避けつつも、漫画として受け入れられそうな配色をひたすら探します。二人のバランスも考えないといけないので、これがけっこう大変な作業でしたよ。
下は最後まで候補に残った色合いです。緑の黒髪とも言いますし(?)、緑や青は黒髪的なイメージかなと。
ですが、これも結局やめにして、他にもあれこれ考えたのですが以下の形に決まりました。
名前は寺社についてのうんちくを言う側(ショートカット)が由宇(ゆう)で、聞き役が菊乃です。安直な名前ですが、役割的にも分かりやすくて気に入っています。
まあ、日本各地を旅できる女子高生って、お小遣いをどれだけもらっているんだと考えなくもなかったのですが、『コミPo!』で作れるキャラクターは限られているので、そこには目をつぶりました(服装の追加パックを購入すれば、もうちょっと選択肢は増えるのですが)。
華やかなのは、いいことですしね。
ということで、、、
ほーりーは東京都・多聞院さんのお寺の漫画図書館をプロデュースしたり、連載している月刊住職でもお寺と漫画の関係について考察記事を書いたりなど、漫画大好き人間です。
なのでこの四コマ漫画プロジェクトも趣味の暴走みたいなものですが、まだ5作も作っていないうちにお参り作法や法話について要約した漫画を描いてほしいと、仕事に結びついてしまったり。
昔、小説を書いて賞を取った(少しですが賞金も頂いた)ことがありますが、まさか胃レンジャーレベルしか絵心のない私が、漫画でお金を頂く日が来るとは思いもしませんでした。人生は何でもやってみるものですね。
そんなわけで作った四コマ漫画は、宿坊研究会にて公開しています。これからもぼちぼち由宇と菊乃が登場しますので、よろしければお付き合いのほどお願いいたします。