ほーりー呼ぶなら立派なホテルは不要です。お寺や神社に泊めてください

先日、鹿児島で行われた『第８回若手有志による真宗合同布教大会』に参加してきました。

実はこれ。ほーりーの地方講演無料キャンペーンの第１号です。このキャンペーンについては、詳しくは以下の記事をご参照ください。

地方のお坊さんに会いたいので、2016年は無料で講演引き受けます！

ざっくり言うと、宿坊創生プロジェクトの未来に向けた種まきとして、関東、関西、愛知以外は交通費、宿泊費のみご負担いただければ、2016年は講演料無料にしますよ～ということです（栃木・群馬・茨城、和歌山はOK）。

現在、僧侶研修、ビジネスセミナー、地域活性、婚活アドバイザーの依頼や相談を受けています。他にもご興味ある方いれば、ご参考まで。ちなみにお申し出がなければ私から「無料キャンペーンやってますよ」とは言いませんので、無料講演お願いしたい方は「無料にしてね」と一言お知らせください。

まあ、それはそれとして。

宿坊研究家に立派なホテルは必要ないデス

ここから本題ですが、今回の鹿児島講演。最初に依頼を頂いた時の会話がこちら。

スタッフ「鹿児島の布教大会でお話して頂けませんか？」
ほーりー「どこかお寺に泊めて頂けるなら、行きまーす」

回答がアホ過ぎて、スタッフの皆様も苦半笑いだったかもしれません。正確には「無理なければどこかのお寺に泊めて頂きたいです」という、もうちょっと紳士な要求ですが。

ですが、私のわがままを叶えて下さり、今回は会場となった西本願寺鹿児島別院に宿泊させて頂きました。ここは関係者のみ泊まれるところなのですが、何事も言ってみるもんですね。

で、私は思うわけですよ。宿坊研究家にとって、立派なホテルを用意して頂く必要なんて全くないってことを。むしろ、空いているお寺や神社があれば、ぜひそちらに泊めてくれっと言いたいわけです。

お坊さんが私を呼んで、わざわざお金を出してホテルを予約するのなら、お寺の一室に放り込んでくれればいいんです。

アナタ。オカネ、カカラナイ。ワタシ。タノシイ。オタガイ、ハッピー！

もちろん、無理だったら素直にホテルに泊まりますけどね。

宿坊研究家のわがままは、お寺の資源を発掘する

今回のお寺に泊めてリクエスト。面白かったのは、スタッフの方も西本願寺鹿児島別院に宿泊施設があるなんて、最初は知らなかったことです。

しかし、堀内がアホなこと言ってる。なんか泊まれそうなお寺ないかと探したところ、実は会場に泊まれる部屋があるよと言われたそうです。

ザ・灯台下暗し。

ですがこれって、埋もれた資源の発掘ですよね。だってこの話が広まれば、もしかしたら今後、鹿児島別院に用事があって遠方から来るお坊さんは、わざわざ周りでホテルを取らなくても良いわけです。

宿泊費。朝食付きで2000円とのことですよ。すっげー、安い。

そしてこうした場所に泊まるお坊さんが増えれば、宿坊に対してもリアルなイメージが持ちやすくなるのではないでしょうか。

なんせ浄土真宗は他宗派と比べても圧倒的に宿坊に対して消極的なので、こうした貴重な施設はもっと活用した方がいいですよ。

鹿児島別院の宿泊。ワクワクが止まらない

で、ここが鹿児島別院です。めちゃくちゃでかい。本堂は外陣に500人くらいが余裕で座れる巨大スペースがあります。

そして中に入ると、一般の人が上がれなさそうな階段が！ そこを登ると、宿泊施設のある区画です。

部屋はこんな感じ。シンプルですが、中庭に面していて風情があります。

お風呂はお湯がぬるいかもと言われたのですが、そんなことなく快適でした～。

そして朝６時には、境内から鐘の音が聞こえてきます。６時３０分から朝のお勤め（晨朝（じんぢょう））が始まり、一日をぴりっとスタートできます。

写真はお勤めが終わった後ですが、見てよ。このすっげぇ、仏空間。思わず「南無阿弥陀仏」とつぶやいちゃいましたよ。

朝ごはんも頂きました。ほっとする和食ですね～。食堂のおばちゃんが、すごく親しみやすい！

てことで、私。味をしめました。もちろん、こんな整った宿泊施設じゃなくてもいいし、ご飯なければ素泊まりでも構いません。

私を呼んで下さる時は、お寺や神社に空いてる部屋があれば、そこに放り込んで頂ければOKです。宿泊費も浮かすことができるし、お互いに良い話でしょう。なんて安上がりなんだ。私。

ということで、ほーりー呼ぶなら、ホテルとかいりません。私はもっともっと、お寺や神社に泊まりたいんですよぅ！