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お仕事依頼価格表を公開したら、仕事の依頼が入りました

ほーりーの講演風景

 先日、久しぶりに『ほーりーのお仕事依頼価格表』を更新しました。これまで2016年から1年ごとにアップデートしていましたが、2020~2021年は新しい自分の取り組みに集中したいこともあり(というか、コロナの影響でそうせざるを得ない面もありましたが)、公開を控えていました。

 ほーりーへのお仕事依頼価格表、2022年版に更新しました

 そして今年は3年ぶりに、この価格表を見直しました。すると公開してから2日で2件、講演とコンサルの依頼が舞い込みました(その他にも興味を持ってくださった方あり)。やはりこうしてお仕事に値段をつけることは、依頼される側にとっても安心材料になるようです。

 ほーりーは株式会社寺社旅の社長でもありますが、そんな大規模組織ではないので働き方はほぼフリーランスです。そしてこうしたフリーで働く方こそ、価格を公開することはメリットがあると考えています。そこで今回はこのメリットについて語ってみます。

お仕事依頼価格表を作るメリット

自分に何ができるかを、整理することができる

 これはよく言われることですが、「何でもやります」は「何もできません」と同義語です。しかしそれが分かっていても自分にできることが整理できていないと、往々にして「何でもやります」と言いがちです。

 フリーランスな人間は、まず自分の得意分野は何か、どんな事ならお金を頂く価値を提供できるかを明確にする必要があります。逆に考えてもそれが出てこない場合は、フリーで働くことは難しいでしょう。

 そして提供できる仕事をリスト化できたら、それらに意識を向けて、日々ブラッシュアップすることも可能です。するとその後の成長速度も変わっていきます。

お仕事依頼価格表は、とりあえず目立つ

 他人がどのくらいの金額で仕事を請け負っているかは気になるものです。なのでお仕事依頼価格表は、多くの方に見て頂きやすいコンテンツです。

 そして大企業に所属しているわけではないフリーな人間は、自分の名前だけで仕事を呼び込まなければいけません。その呼び水となるものは、やはり自分の姿を見て頂くことです。

 その意味でもお仕事依頼価格表は、自分をプレゼンするための大切なツールになります。

無料の依頼が減る&断りやすくなる

 日本ではどういうわけか、「物」を無料で持っていく人はほとんどいないのに、「労働」はタダと考える風潮がどこかにあります。そしてそれがさらに「知識」や「技術」となると、その価値すら認識できない人があちこちにいます。

 私がお仕事依頼価格表を最初に作った動機は、この無料の依頼を断りやすくするためでした。ノーと言えない日本人なほーりーは、先回りしてルールを決めてしまえば「こうなっているのでごめんね」と言いやすくなるかなと思ったのです。

 無料で講演依頼する方は、準備にかかる時間とお金を認識すべき

 上記ではほーりーが新規で講演資料を作った時の費用を概算していますが、10万円の講演料に対して取材費だけで12万円かかっていました。講演以外の仕事もこなしながらなので完全に赤字とは言えませんが、気が弱い人ほど無料依頼を断りやすくしておくことは大切です。

 結果としても価格公開して以降は無料の依頼が一気に減りましたし、それでも来た場合にはリンクを送って「この値段ならお受けします」と言いやすくなりました。そしてその場合は大抵返事が返ってこなくなりますが、それでいいかなと考えています。

依頼者の真剣みが増す

 無料の依頼が減る一方で、お金を払ってでもお願いしたいという方は、こちらの仕事にも大きな敬意を払ってくださいます。例えば無料で聞ける集まりと、参加者がお金を払って聞く集まりとで講演したことがありますが、当然ながら後者は目の色が異なりました。

 またその後のお付き合いにつながったり、継続的にお仕事をする関係に発展するのも、やはり後者が多いです。

仕事の報酬額が上がる

 仕事をお願いする立場に立った場合、無料でも有料でもいいよと言っている方に、大きなお金を支払いたいとは思いません。またそのような言葉を聞くだけで、この人の仕事は大丈夫だろうかと心配になります。

 無料の依頼を断り、自分の仕事価格を明示することは、相手に気持ちよくお金を払っていただくための土台にもなります。それは仕事全体の評価にもつながり、報酬も上がります。

ということで、、、

 仕事依頼の価格表を作ることには、もちろんデメリットもあります。それは価格を明示することで、それ以上の高値では依頼されなくなることです。ほーりーも20万円で講演依頼を受けたことはありますが、価格公開してから10万円を超える話はこなくなりました。

 ただ、もともと高額依頼は少数でしたし、やはりプラスの面が大きかったと思います。自分の仕事価格を公開するのは怖いことでもありますが、どこかで割り切りや思い切りも必要です。ご興味ある方いましたら、参考にしてみてくださいね。

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